《ガチャで死したら異世界転移しました》冒険者學校 ⑦ 決闘—意味—
レインが學園に、メア達がギルドへと向かった後、イグラッドは、生き殘った竜族たちを探しに平野の上空を元の姿・・・で飛び回っていた。
そんな事をして街の人間に見つからないのかと思うかもしれないが、何も問題は無い。事前にレインに仲間を探しに行くと話した時、一定時間姿を消すことの出來るアイテムを貰ったのだ。低位のアイテムなのでレベルの高い探知スキル相手には発見されてしまうが、そんなことはイグラッドは知る由もないし、その必要もない。
そんなこんなでイグラッドは、平野で1番大きな林の中に隠れている竜族達を見つけた。
「おぉ、おぉ、お待ちしておりました我等がイグラッド王…いや、王よ。よくぞご無事で」
そう言う老爺は、人の姿に戻ったイグラッドの前で膝をつく。そこにいるのは全員が人化出來る竜族だったのか、本來の姿で居る者は無かった。
「うむ、皆もよく生きていてくれたな。この程度の被害で済んだこと、グレスティアにも謝せねばな」
「・・・そうするべきなのでしょうね。事実、こちらの損害は、前王を除けば20程です。それに・・・まさか狙ったのかは分かりませんが、その全てが完全なる狂化・・・・・・をされたもの達でした。貴方様にそれを既に解かれていた者は、全員が多の負傷はあれど、被害はないと言っても良いほどでしょう」
「・・・どうだろうな」
「・・・と、言いますと?」
「うむ。あやつに限っては、私にも一どこまでの力を持っているのか、皆目検討がつかないのだ。だからだろう、やはり思ってしまうのだ、もうなんでもありなのだと。あやつは文字通り、それ以上に、何でもやってのけてしまう。そんな気がしてならない」
「それほどまでなのですか・・・レイン・グレスティアという人は」
「あぁ、それほどまでのやつだ、あやつは———」
「・・・別にいいですけど、まずは理由を聞いてからですね」
広い闘技場の真ん中で向かい合う相手から、予想していた言葉を言われたレインは、あらかじめ用意していた答えを返す。
「・・・わかりました。しかし、現狀ではすべてを教えることはできませんが、良いですか?」
「それがどの程度なのか、にもよりますけどね」
アリサは一つ頷き、話し出す。
「簡単に言ってしまえば、あなたの実力を調べさせてもらうためです。先ほど宣言した通り、私とグレスティアさんで一対一の試合をする、それだけです」
「・・・なぜ、僕の実力を調べる必要が?」
「・・・ある目的のためです」
「だからそれがわからないと言ってるんですけど?」
「・・・言えない、と言ったら?」
「當然、帰らせてもらいます。僕も暇じゃないので」
よほど言いたくないのか、はたまた言えない事があるのか。アリサはどうやってレインを納得させるかを考えているようだ。
「貴様!アリサ様がご自分の名前に誓って宣言しているのだっ。この意味が分からんのか!?」
後からってきていた二人のうちのどちらかが怒鳴っている。
(そんなに名前が大事なのかね?それに、全力は出さないとはいえ、そう簡単に知らない人に手のを見せるわけがないだろうに・・・)
「ネル!やめなさい。いいのです、申し込んだのは私、諾否を決める権利はグレスティアさんにあります」
「しかし・・・!」
「ネル。お願い」
「・・・わかりました・・・」
主人にこう言われては従うしかないネルは、レインを一瞬睨んでから黙る。
「はぁ・・・気が変わりました。いいですよ、その勝負、けましょう」
(まぁ、後からまたちょっかいをかけられても面倒くさいだけだしな)
「それは、ありがたいです。では——」
「その代わり」
し安心した様子で話すアリサを遮り、レインは続ける。
「その代わり、僕が勝ったら全部聞かせてくださいね」
「・・・わかりました。すべて教えると約束しましょう。得はどうしますか?基本的なものなら、こちらにすべてありますが」
アリサは自の橫にある武立てを指す。
「あぁ、じゃあその木刀で」
それを聞いたレイが、すぐにレインのもとへと持ってくる。
その間にアリサは、鉄製の両刃の剣と丸盾を取っていた。
「この中から其れを選ぶとは・・・なりもですが、不思議な方ですね」
「ふむ。別に刀なんて、EOWでは珍しくもなかったんですけどね」
「えおだ・・・ぶ?・・・まぁいいでしょう。ではレイ、合図をお願い」
そうして、レインがこの世界に來てから何度目かの【戦い】が始まった。
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