「海斗、大丈夫？」

「うん、大丈夫」

架菜には心配させたな。

「製・解除」

鉄の傘を解除し、中のの子達が怪我をしてないか確かめる。

「大丈夫？怪我はない？」

「はい・・・貴方は？」

「俺は黒羽海斗、君たち名前は？」

「私はセラ、この子達は狐の獣人がリィ、豹の方がシュリです」

魔族のセラはショートヘアの、銀髪にの様に赤い雙眸で、狐の獣人のリィはストレートの金髪に、青い目をしていて、豹の獣人のシュリは、俺と同じ黒髪のツインテールに黃の雙眸で、その目は貓の様な目をしている。

えっと、歳はセラが十三歳、リィとシュリが七歳か。

それにしても服ボロボロだな。どうしてだ？

「あの、何故私達を助けたのですか？」

何故・・・か。何故だろ、義妹達がいるからか？それだけじゃないな・・・の子に手を上げていたからが一番の理由か？

「うーん分かんない、ただ助けたかったそれだけだよ」

うん、噓は言ってない。ただ助けたかったそれだけで十分すぎる位だ。

「そんな・・・理由で・・・私達を・・・」

「そう、そんな理由で、セラたち家はどこ？」

「家は・・・ありません・・・捨てられました・・・」

家がないだって？捨てられた？これはまた家族が増えることになりそうだ。

優さんとか捨て子は全員拾って育てる、とか言ってたし。

「じゃあ一緒に來な、家・・・宿もあるよ」

「えっ、一緒・・・に？」

「うん、セラ達は家族いないんだろ？じゃあ俺らが家族になってやる」

俺を育ててくれた優さんと同じ用に、今度は俺が誰かを救う番だ。

家族がいないなら、家族になってやる。

「・・・すいません、私達は奴隷なので、ここからけないんです、命令を無視するとこの奴隷の首がしまって私達は死ぬんです」

奴隷の首にはそんな効果があるのか、どうしたものか。

でも、服がボロボロの理由は分かった、今度何か買ってあげよう。

ん？ちょっと待て、首を消せばいいのか？

「ちょっと首を見せて？」

「あっ、はい」

セラの首を見せてもらうと、真っ黒な首が付けられている。

これ消滅者ケスモノで消せないか？

やってみるか。

消滅者ケスモノ・発・消滅

消滅者ケスモノを発すると、首は灰となり、消滅する。

「よし、これで大丈夫、リィ達もおいで、首をとってあげるから」

「えっ、噓、どんな能力でも破壊できないはず・・・」

「どんなにも絶対はないよ」

驚いた顔をするセラに返しながら、リィ達の首を消滅させる。

「警備隊の方々ここです、あのガキが私は何もしていないのに、急に暴行を・・・」

なんだ？あいつ、警備隊を呼んできたのか。首謀者のくせに俺に責任を全て押し付けるきだな。

「あいつ・・・ッ」

立ち上がろうとしたが、力がらず、崩れ落ちる。

あれ？どうし・・・たんだ？

「海斗！」

そのまま、意識遠退いていく。

そして、意識は暗転した。

読んでくださった方は想を書いて頂けると有難いです。

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