《極限まで進化した頂點者の異世界生活》三十六話家族

結果から言おう。

架菜と沙奈両方とも加護持ちだった。

架菜は

稱號・世界樹木の加護

この世界における唯一の能力を持つ者。

天使のを引く者。

天使エンジェル

だった。

紗奈は

稱號・世界樹木の加護

この世界における唯一の能力を持つ者。

時間を超越する者。

時空渡りエターナル

だった。

「よかった、皆さん加護持ちで、これで殺される事はないでしょう」

「どうしてだ?」

「加護は人族、我々人間に害を及ぼす者にはないんです」

人間に害をなす者には加護が付かないのか、凄いな。

人を殺してるけど俺は加護持ちなのか。なんでだ?

「俺は加護を持ってるが人を殺してるぞ?」

「人族って言ったけど人族にるのは他にもセラさん達と同じ魔族や亜人デミ・ヒューマン、知能を持つ者はほとんど人族に部類されるんだ。勇者様とかは魔族や魔王、消滅の使徒を殺したりする。殺したりする事じたいは加護に支障はきたさないんだ、それに元々加護持ちはないからね」

勇者か、會ってみたいな。

加護を持っている、ナウロスさんが王都に行く前に殘してくれた最高の報。架菜達が殺される可能がグンッと低くなったし、とてもありがたい。

でも、ナウロスさんはやっぱり殺されるんだろう。どうにか阻止したいものだ。

その後、俺達はセラ達と合流し、久しぶりに優さん達と會った。

「海斗!架菜!」

俺達に気づくと同時に優さんはそのまま走ってくる。

「うぐっ!優さん、久しぶりに會ってすぐにタックル並みの勢いで抱きつかないでください」

さんが抱きつくときは毎回こうだ、がたいが良いわけではないのに何故かダメージが大きい。

小學生の時は死にかけた気がする。

「今まで何処にいたの!心配したじゃない!」

「いやいや、こっちも大変だったんだよ?」

「知ってるよ、だからよけいに心配したよ!なんか國の方々がきて事を話してくれたんだよ。ナウロスさん、だったかな。その方が教えてくれたんだよ」

そうか、ナウロスさんが・・・何から何まで。

「この町を離れるんでしょう?聞いたよ、架菜達も怪我したって言われたけど跡も、殘ってなさそうだけど殘ってない?」

「大丈夫だよ、この世界は魔法とかあるから」

「そう、よかった」

確かに、見てなかったな架菜達の怪我。

ナイフとか投げられたから怪我はしてたはずだ、もっと心配してあげないといけなかったな。

「海斗、大変だったな」

「広さん・・・」

「心配はしなくていい。義弟おとうと達の事は任せてくれ。大丈夫だ、この能力ってやつも理解してスキルも使えるようになったからな」

そうなのか、會わない間に広さんもスキル使えるようになったのか。

「聖父ファザー、お前の義弟おとうと達を守る為の能力らしい。安心して行ってこい俺も自分だけじゃなく父親として息子達を守るし、海斗、お前のように一人前になったやつを見送るのも仕事だからな」

「本當に大丈夫?」

そんなこと言われても心配しかない。

広さんヒョロヒョロだし。

「なんだ俺が信用ならんのか?」

「うん」

「ハハッ、即答か。でも、俺はそのなに弱いつもりもないし、弱いままなつもりもない」

「知ってるよ」

広さん負けず嫌いだし。

俺等の為ならなんでもしてくれるからね。

「海斗くん、明日出発だからそれまでは自由にしていいよ。宿は海斗くんが取った宿のままにしてるから。義弟おとうとくん達もそこにいるよ。後、言ってなかったけど今回の事は公になってるけど記憶の改竄かいざんが行われてるらしい。だから町の人間は今回の事を知らないから安心して」

「誰が記憶の改竄かいざんを?」

「王都の王だよ。能力の範囲がこの世界全てだからこの町をピンポイントで改竄かいざんしたそうだよ。そう報告が來た」

「分かりました。では殘りの時間は家族と過ごします」

「うん、そうしてくれ」

ナウロスさんと別れ、久々に町を歩く。

町を歩いても誰もこっちを見ていないので、記憶の改竄かいざんは本當なんだろう。

王都の王か、どんな能力か分からないが強力な能力なのは確かだな。

「なんだか不思議だね。この中に私達を殺そうとした人もいるかもしれないのに誰も覚えてないなんて」

「だな」

「海斗も架菜も、あんな事されたのに誰も覚えてないのか、くそみたいだな」

広夜さんが人の悪口を言うの久々に見たな。

俺達に悪影響になるからか悪口言わないんだよな広夜さん。

そのまま宿まで一直線に行き、部屋に戻る。

一回義弟おとうと達に會うために義弟おとうと達がいる部屋に向かう。

「「「海斗兄ちゃん!架菜姉ちゃん!」」」

「おぐっ!」

部屋にった瞬間気づいた義弟おとうと達にタックル・・・もとい抱きつかれる。

「お前ら優さんの真似はしないでくれ。一人ならまだしも全員けるとキツイ」

「「「はーい」」」

本當に分かってるのか?

まぁ、そんな事はどうでもいいか。後ししか一緒にいれないんだから。

「あ、そうだ、紗奈」

「「「紗奈姉ちゃんが大きくなったぁぁぁ!!」」」

紗奈が部屋にって來た瞬間に紗奈だと分かったんだろう義弟おとうと達は目をあらんかぎりに開いて、紗奈を見る。

おぉ・・・予想よりもリアクションがデカイ。

「ビックリした?」

「「「うん!」」」

「でしょー?」

紗奈はそんな事を気にしないようにニコニコしながら義弟おとうと達と會話を弾ませている。

適応力が凄いな・・・

「皆、聞いてね。今日で海斗と架菜、紗奈とはお別れです」

「え・・・なんで?」

急に告げた優さんに義弟おとうと達は疑問を浮かべる。

さんは大事な事は先に言うからこの事も帰って來てからすぐに言ったんだろう。

「ずっと會えない訳じゃないから安心して。でも明日から海斗達はいかないと行けない所があるのよ」

「うーん」

まだ義弟おとうと達はい、きちんと理解出來ない。

俺達が抜けたら最年長は九歳の舞だ。

舞はしっかりしてるから大丈夫だし、多分優さんが言った事も理解してるだろう。

「ごめんな、舞」

「うんうん、大丈夫だよ。でも、ちゃんと帰って來てね。この世界は死ぬ事は珍しい事じゃないらしいから」

「うん、ごめんな」

舞は心配そうな顔をしながらもここから離れる事に異論はないようだ。

し、無理をさせてしまうな。

そんな事を思いながら舞の頭をでる。

「優さん、あとはお願いします」

「はい、任されました。安心して行きなさい、大丈夫ナウロスさんがこの世界の事は教えてもらってるから」

「うん、ありがとう」

話が一段落したので、義弟おとうと達とは離れ、部屋に架菜達と戻る。

そのまま、ゆっくりと時間は過ぎ、宿で出た食事を食べた。

異世界での食事は々ありながらも初めてで、気後れしたが、なかなかに味しかった。

明日、家族と離れると分かっていたからかベッドってもなかなか寢つけなかったが、レトが睡魔を作れると言ったので、睡魔を作ってもらうとすぐに眠気がしてゆっくりと意識は闇に飲まれた。

読んでくださった方は想を書いて頂けると有難いです。

誤字等があればコメントで言っていただけるとありがたいです。

今だ學生の分の為更新が遅れてしまいました。申し訳ありません。

そのため、今回は三話分の三千文字です。

更新が滯っているなかも読んでくれた方々、ありがとうございます。

今後も不定期にですが頑張って更新して參ります。

余談ですが、最近Twitterを始めました。

ボツになった作品や、主人公達の裏設定などをツイートしていく予定なので、そちらの方もよろしくお願いいたします。

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