《神様はチートはくれないけど元々俺のステータスはチートだった》魔法學園編 一章 決闘10
試合開始の合図と共に俺とレグルスはき出した。
レグルスのきは思った以上に早く、あっと言う間に俺とレグルスの剣がわった。
やはり木剣だと直ぐに折れてしまいそうだ。
手に力を込め、そのまま右足でレグルスの足を引っ掛ける。
バランスを崩したレグルスは後ろに倒れるのを何とか堪え、俺の剣を押し返した。
「隙あり!」
今かがチャンスとばかりにレグルスは制を直し左手で俺の腹に一発ぶち込んだ。
「ぐっ!」
唸り聲が出るほどのパンチに俺は吹き飛ばされた。
俺を生徒達は慌ててかわした。
「先生これは私の勝ちですな」
フゥーと息を吐きレグルスはの力をし抜いた。
「隙あり!」
育館中に俺の聲が響き渡った。
バキッ
レグルスの持っていた剣が突如折れた。
「あいつ何かしたのか!」
誰かの聲に生徒達は俺がぶつかったことにより壊れた壁を見た。
「魔法を使ったのか?」
「でも詠唱して無かったぞ」
「誰かがしたのか?」
「隙あり!てんだのはあいつだったぞ」
俺の演技に騙されている生徒達は混した様子でレグルスを見る。
そこにいたのは倒れたレグルスと立っていた俺だった。
「勝ちかな?」
俺はにっこり笑い、シルフィ先生を見る。
「勝者、エイト」
シルフィ先生は顔ひとつ変えず、俺の勝利を告げる。
それに対して生徒達のざわめきは収まる様子はない。
「そういえば、これ勝利したら何があるの?」
「決闘は相手に可能な限りで1つ強要できる」
誰かの聲が育館に響き、生徒達は押し黙った。
その理由は凄い殺気にあった。
學園長
瞬時にその結果にいたり、聲がした方を向く。
「さて、これはターナ君代理のエイト君とガタール君代理のレグルス先生。エイト君どうする?」
漠然とした問い掛けに俺は一瞬唖然とする。
直ぐに理解し、意見を述べる。
「この場合、決定権はターナにあると思う。だからターナ、君がどうしたいかだ」
ターナはおずおずと前に出てくる。
その弱々しい姿に他の生徒達は見惚れたように呆気らかんとしている。
「誰だよあんな可い子に手を出した奴」
「ガタールだってよ。あいつ貴族だからって自慢してたからな」
「本當にガタールって最悪だよなぁ」
「それにしてもターナって子可い過ぎるだろ」
「それな」
下心丸出しの會話に俺は思わずため息を吐く。
「わ、私はガタール君、には、反省してほしくて、だから、その」
ターナの震えた様子に生徒達からガタールに対する不満の聲が出た。
「やっぱりお前何かしたのか!」
ガタールへの不満が発した生徒達は観客に混じるガタールを指差し、聲を上げた。
「ち、ちがうんだ。俺は」
もちをつき、言い訳をするが生徒達からの視線は厳しくなる一方。
ガタール顔を真っ青にし、立ち上がった。
「俺は悪く無いんだ!」
とうとう耐えられなくなったガタールはそう言い殘し走ってその場を立ち去った。
どうも、作者です。
ついに一章終わりました。
次回からは大會編を始めようと思います。
言いたいことは々ありますが、本當にお読みいただきありがとうございます。
今後ともこの作品をよろしくお願い申し上げます。
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