《世界一の頭脳を持つ母と世界一力が強い父から生まれた雙子》第46話 宿命の碑
この手順だってそうだ。
ユアンに教えてもらった訳でもないし、宿命の日についての記述書を読んだ訳でもない。
なのに、なぜ出來ているのだろうか。
ズキッ、、、
「っ、、、」
「、、ゴウさん?どうかしましたか?」
「いや、、悪い、なんでもない。」
「そうですか、、?」
頭が傷んだが、それはほんの一瞬のことで瞬きを終えた頃には収まっていた。
清水の影響だろうか?
リンとユアンはなんでもなさそうにしているが、、。
まぁ、、言うほどのことでもないし、、、
大丈夫だろう、、、。
これから、宿命の碑にペンダントを備え、結界をらなければいけないし。
宿命の碑というのは、こういう準備や、明日、ユアンがする魔法がいまいちで、効果を発揮できず、れてしまった災害を封じるための石の塊だ。
だが、宿命の碑に、災害を封じるためには、ペンダントを核とし、結界をはる必要がある。
「ゴウさん、ペンダントを。」
「!ああ。」
俺のがったペンダントをカバンから取り出し、宿命の碑の前にある、小さな平べったい石におく。
「それじゃ、やるよー。
とばっちりくらいたくなかったら、離れて離れてーー」
「ああ」
もちろんとばっちりなんかくいたくないので、即座に離れる。
宿命の碑にそっと手を置き、結界を張るための呪文を唱える。
唱え終わると、ペンダントののった部分を二度叩く。
それで結界を張るのは終了だ。
、、、、、終了のはず、、だった。
「わわっ、、なっなに、これ、、!!ペっペンダントを叩けない、、、!」
そんなことがあるはずがないと思いながらも見てみると、確かにリンがペンダントを叩こうとすると、それに応じて結界が現れている。
「なぜ、、、?ここまでの手順は間違っていない、、!なぜ、??」
「ユアン、、落ち著け。リン。呪文はちゃんと
言ったのか?」
「うん、、言ったよ、ゴウ。
なのに、、どうして、、、、?」
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