《強大すぎる死神は靜かに暮らしたい》小さな箱
「おい、ライト! おめぇ、アリスに告白するってまじか? だはははは。頑張れよ、まぁ、お前なら頑張らなくても大丈夫だろ。かかか」
そう、僕は今日の夜にアリスに想いを伝えるんだ。その為に僕のお金を全部使って赤い寶石の付いた指を買ったんだ。
「あの……ライトさん……。あの…アリスさんに告白するって本當ですか? 私もガリウに告白……いやいや、まだそんな仲でもないのに……何言ってるんですかね、あはは……。あの…頑張ってくださいね!」
大切な仲間に応援されて僕は決意を固めた。
「ライト様? こんな夜にどうしました?」
拳を握り、を一つ鳴らして勇気を振り絞る。
「アリス、僕は君の事が…」
「それ以上は言ってはいけません! 私は、出來ません、選ぶ自由がありません…、だから選ばせるような事言わないでください!」
その言葉に僕は何も言えなくなってしまう。
でも
「アリス…僕は君の事が好きだ! 僕と同じ気持ちならどうか、この指をけ取ってほしい!」
「ライト様……ふふふ、とっても嬉しいです。こんなに幸せでいいのかって思うくらい……。指を私の指に付けてくれますか? こういうの憧れてたんです。ふふふ、子供みたいに」
「この指はアリスと同じ紅い寶石にしたんだ。あと魔法の抵抗効果が付いてるんだ」
「綺麗ですね、とっても嬉しいです」
「あ、あのさ……ぼ、僕は君を自由にさせる気なんて無いからさ。え、選ばなくていい、僕に付いてきてくれ!」
きっと僕の顔は真っ赤になっているだろう。
「ええ、かしこまりました。勇者、ライト様」
「お、そういや、アリス。お前は魔王との戦いにもライトから貰った指を付けていくのか?」
「ええ、魔法への抵抗効果があるそうです」
「かかか、ならライトに守られてるわけだな」
「ほ、ほら! ガリウ! 戦いの前に何ふざけているのさ! 最後の戦いなんだから、気を引き締めていこう」
「かかか、わーってるよ」
「わ、私はちゃんと気張ってましたよ…」
「ええ、ライト様。勝ちましょう?」
「さあ、いこう!」
紅い眼は幸せを寫すも小さな箱も最終回っぽく書かせてもらいました!
最終回書くの楽しいです!また短編になってしまいましたが……( ゚∀゚)・;’.、
これにて「強大すぎる死神は靜かに暮らしたい」お終いです!(・ω・ノノ゛☆パチパチ(獨り拍手)
々不安定なまま、気分と妄想で書いてましたが星が七十超えててビックリしました。
皆様ありがとうございました!
また、何か書きたくなる時までお疲れ様した!
小説家になろうはスマホだと書きづらいですな…ノベルバの方が書きやすい……
【電子書籍化決定】わたしの婚約者の瞳に映るのはわたしではないということ
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