《これが純粋種である人間の力………ってこんなの僕のぞんでないよぉ(泣》年と晝休憩①-③
「番號札181番、182番、183番でお待ちの方、け取りカウンターまでお越しください」
僕たち(主に僕とミラとミナだが)でおしゃべりをしていると、ミラとミナがよばれた五分後くらいに、僕たちもよばれた。
「お、よばれたみたいだな……それじゃあ行ってくるよ。行こう?サラ、レイトさん」
「えぇ、行きましょうか」
「う…ん、行こ…う」
僕たちは席を立ちあがる。
「いってらっしゃいませ、にいさま」
「いってらっしゃいませ、あにさま」
「うん。いってくるよ」
二人のそう聲をかけると、僕はサラとレイトさんと一緒に、け取りカウンターに向かった。
・・・
・・
・
「すいません、181番なんですが……」
「私は182番です」
「183…番」
「はーい、ちょっと待ってね?今持ってくるからねぇ」
僕たちが自分の番號をけ取りカウンターのお姉さんに伝えると、し待つように言われた。
「はい、わかりました」
「はーい」
「わか…った」
僕たちは素直に待つことにする。
「三人ともAランチでいいのよね?はいどうぞ、持って行って?」
「ありがとうございます」
「どうもでーす」
「どう…も、です」
僕たちはAランチをけ取ると、席に戻った。
・・・
・・
・
「おかえりなさいませ、にいさま」
「おかえりなさいませ、あにさま」
「無事にけ取れたようですね……」
「よかったです。待たされなかったようで……」
「うん。そんなに待たなかったよ」
「そうね、すぐに出てきたわ」
「はやか…った」
「それはよかったです」
「それはよかったです」
「それではにいさま?」
「それではあにさま?」
「いただきましょう?」
「いただきませんか?」
「そうだね。それじゃあ、いただきます」
「「「「いただきます」」」」
僕たちは全員、いただきますと言ってから食べ始める。
「ミラ、ミナ?冷めちゃってない?大丈夫?」
「大丈夫です、にいさま」
「大丈夫です、あにさま」
「保溫の魔法を使いました」
「溫かいまま保たれています」
「そうなんだ」
「はい、にいさま」
「はい、あにさま」
「でも、許可なく魔法を使ってはいけないんだよ?」
「大丈夫です、にいさま」
「大丈夫です、あにさま」
「ミラは特別許可証ライセンスを持っているのです」
「ミナは特別許可証ライセンスを持っているのです」
「そいうえばそうだったね。でも、特別許可証ライセンスを悪用してはいけないよ?」
「大丈夫です、にいさま」
「大丈夫です、あにさま」
「ミラは悪いことなどしません」
「ミナは悪いことなどいたしません」
「にいさまに嫌われたくないのです」
「あにさまに嫌われたくないのです」
「ははは、大丈夫だよ。悪いことをしたって、怒りはしても嫌いにはならないさ」
「本當ですか?にいさま」
「本當ですか?あにさま」
「あぁ、もちろんだよ」
「よかったです……ミラは安心しました」
「うれしいです……ミナは安心しました」
「それじゃあさ?おしゃべりもいいけど、早く食べてしまおう?晝休憩は、有限なんだから」
「わかりました、にいさま」
「わかりました、あにさま」
「うん。それじゃあ食べるのに集中しよう?」
「はい、にいさま」
「はい、あにさま」
僕たちはAランチをおいしくいただいた。
貓《キャット》と呼ばれた男 【書籍化】
マート、貓《キャット》という異名を持つ彼は剣の腕はたいしたことがないものの、貓のような目と、身軽な體軀という冒険者として恵まれた特徴を持っていた。 それを生かして、冒険者として楽しく暮らしていた彼は、冒険者ギルドで入手したステータスカードで前世の記憶とそれに伴う驚愕の事実を知る。 これは人間ではない能力を得た男が様々な騒動に巻き込まれていく話。 2021年8月3日 一迅社さんより刊行されました。 お買い上げいただいた皆様、ありがとうございます。 最寄りの書店で見つからなかった方はアマゾンなど複數のサイトでも販売されておりますので、お手數ですがよろしくお願いします。 貓と呼ばれた男で検索していただければ出てくるかと思います。 書評家になろうチャンネル occchi様が本作の書評動畫を作ってくださっています。 https://youtube.com/watch?v=Nm8RsR2DsBE ありがとうございます。 わー照れちゃいますね。
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