《転生屋の珍客共〜最強の吸鬼が死に場所を求めて異世界にて働きます〜》第83話 天使共に報復を
天使。
神の手下という印象があり、それは転生屋に來るまでに何かと「神のために~」と宣言されて襲われたせいだろう。実際、天使は神のために盡くす存在らしく今回のような反は片手で數える程度しかなかったという。
これが初めてではないということは天使も人間と同じようににまみれた存在だということだ。
そう考えるとし親近が湧いてくるが仲間が攫われているとなると慈悲も容赦もない。
幸いにも敵のきはセリエが把握していてくれたのですぐに反撃の準備ができ、敵地に潛り込むことに功した。
「それではここで予定通り別れて行しましょう。最優先は囚われたネルさんの保護です。天使は神になれませんので儀式が終わるまで奪還に功すれば計畫を阻むことができます」
天使共を殲滅できても彼を神にされては負けたも同然だ。だからまずネルの安全を確保してから各個撃破するというのが今回の作戦だ。
「バルドルは何をしている? 俺たちが死地に赴いているというのに奴は傍観する気か?」
「バルドル様はこの件でやるべきことがあると天界へと赴いています。あの方は戦闘力はないのでこの場にいても邪魔にしかならないのでその方が適切だと私は思いますが」
「辛辣だな。まあ、援軍など気はしていないがな」
俺たちに頼んでいる段階で天界側は相當追い詰められているということ。ここにいる者で解決するしかないだろう。
「それであんたの能力であの子が何処にいるのか分からないの?」
「探しているが場所のせいか見つからないな。まるで何かに妨害されているみたいだが」
「ここは今回のターゲットである天使たちが創り出した空間なのでそのせいもしれません。ですが狹いですし、ちょうど道が三つしかないのでこの先に行けばおのずと見つかります」
辺り一面は汚れのない白の空間。
ここに天使たちが逃げ込み、ここでネルを神に仕立て上げようのしているらしいが……。
「それもそうだな。ここで考えていても仕方ないし作戦通りに行こうか。だが勝てない戦いはするなよ。時間さえ稼いでくれれば俺がすぐに駆け付ける」
「いえいえ。私も一応神ですから師匠の手を煩わせることもなくやっつけてみせますよ」
「わ、私も……頑張ります」
転生屋で戦力になるのはルインの他には死神であるアズリエと魔界で新たな力を得たベルしかいない。本來なら自分が全ての天使を相手にして一掃したいところだが、ネルの安全を確保できていないのに暴れるのは愚の骨頂だ。
それにまた力が暴走してあの竜の世界のようなことになっては取り返しがつかない。
「何よ、そんな暗い顔して。あんたは私の用心棒なんだから堂々としてれば良いのよ」
どうやら二人を戦わせなくてはいけないという狀況に自然と気負いしていることをリルフィーに悟られ、いつものように挑発をするかのように檄を飛ばされる。
「ああ、言われなくてもそうするさ。神の手下などに手間取る俺ではない。早々に済ませてバルドルに文句でも言ってやろうか」
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