外伝

真っ暗で冷たくてジメジメしているどこかもうねわからないところで私は鎖に繋がれています。

私は吸鬼なので飲まず食わずでも300年は生きていけます。

今日もこの真っ暗で寂しいところにいなくちゃいけないのかと思いながら私は眠りにつきました。

次に意識が覚醒してくるとどこか暖かいじがしました。

「んっ、うんふ～。あれ？ここは」

眼を覚ますとそこは見たことがない場所で手足には鎖の覚はありませんでした。

「おう、やっと起きたか？」

「ふひゃっ、あ、あなたは？」

急に男の聲が聞こえて私はビックリしてへんな聲が出ました。

「俺はミn…じゃなくてシグルズだ。君は今までのことを覚えてるか？」

シグルズって言うんだ。今までのこと……あんまり覚えてないなぁ。

「ほとんど…覚えてない。今まで暗いとこで…ずっと一人だった」

「たしかに暗かったな。なんせ窟の隠し扉の中だもんな」

なんでそんなこと知ってるんだろう？。

「どうしてわたしはここにいるの？」

これは気になる。あんなところにいて急にこんなところに來たんだもん。

「そんなの決まってるだろ。俺がお前をここに連れてきたんだよ」

連れて來た？。あんなところから？何が目的で？

「どうして連れて來たの？」

「放って置けなかったからだよ」

優しいのかな？でもどうして放って置けなかったんだろう？

「どうして放って置けなかったの？」

「だあぁもう！。そんなことよりさ。ご飯食べない？」

「ご飯？」

もっと気になることはあったけどご飯が食べられるのかな？

そう思ったらお腹が空いてきちゃった。お腹の蟲も鳴いてるし。

「ほら、さっさと作ってやるから大人しくしてるんだぞ」

そう言ってシグルズはどこからともなく鍋を取り出してその中に材をれてあっという間にスープらしきものを作った。

「ほら、食え」

彼はまたどこからともなくお皿を取り出して注ぐったスープを私に手渡した。

「食べて、いいの？」

「ん？あぁ勿論だ。そのために渡したんだからな」

「ありがと」

私は謝の言葉を言ってから料理を口に含んだ。

その料理は今までに食べたことがないくらいに味しくて暖かくて安心していつのまにか私は涙を流していた。

「お、おい。どうしたんだ。泣くほど味しくなかったか」

何か勘違いしているみたいだ。

味しくないわけがないのに。

「ううん。違う。おいしかった、から、こんなに、おいしいりょうり、はじめて、で。うれしく、て」

私は泣きながら弁解した。

すると、彼は安心したのか微笑んだ。

すると、こちらに歩み寄って頭をでながら「そうか…大変だったな」と言ってくれた。

その時、私は思った。

彼についていきたい。

あそこから救ってくれたこの人に。私に優しくしてくれたこの人に。私の全てを捧げてでも彼に恩返しがしたい。彼のために何かしてあげたい。

そう思いながら私はご飯を食べて食べ終わると急に睡魔が襲って來てそれに抗えず私は寢てしまいました。