《異世界はガチャで最強に!〜気づいたらハーレムできてました〜》( ´ ▽ ` )ノ王との謁見II
19話
みんなが退出したあと、俺だけ殘されて國王の前にいる。
「それで、さっきの言葉に噓偽りはないな」
「ああ、まぁな」
「わかった。ありがとう。そのような考えを持っていてくれて」
そう言って國王は俺に頭を下げた。
「えっ、おいよせよ。頭を上げてくれ」
「私は、先代の國王が犯した罪を全てなしにしようとは思っていないしなしになるとも思ってない。だが、罪を償ってでも他國との易を復活させたいんだ」
この國王が何言ってるのかわからないと思うから簡単に歴史を説明すると、この國の十年ほど前の先代國王はさっきのあいつらと同じような思考の持ち主で全種族を敵に回してたらしい。その時の罪をなんでもして償うからどうか易をしてくださいと言うわけだ。
「まぁそれぐらいはわかるよ。だが、どうやって易を回復させようとしてるんだ?」
「考えは一応あるんだが無謀だったんだ。それが今解決した」
「おい、それってまさか……」
「たぶん考えてくれている通りだと思う。今はとりあえずエルフと魔族とで易を回復させたいんだがその國の間には高ランクの魔が出る森が広がっているからどうしても行けなかったんだ」
「はぁ、そうだろうよ。で、俺がそこを抜けて2つの國に行き、易を回復するように説得するってことか」
「その通りだ。理解が早くて助かる。もちろん報酬も用意する。何がいい?」
「俺どうせ國王になるんだろ?」
「確かにそうだな。でもそれは今から3年後ぐらいだぞ」
「まだお前若そうだもんな」
そうなのだ。國王は実はまだまだ若いのだ。見た目だけでも40ぐらいなのにそれで57ときたもんだからな。それにまだまだ元気そうだ。
「しいもんもないからなぁ。うーんじゃあとりあえず俺の家の土地の拡大とお金かな。ほかにいるもんもないし」
「わかった。この件が終わり次第渡そう」
「ああ、よろしく頼む」
「それで、いつ行ける?」
「別に明日からでいいぞ」
「ほんとか!。なら頼む。魔王の中で話が分かるのはサタン、アシュタロス、バール、ナヘマーだと思う。ここからだとサタンが近いと思うから、あとは頼んだぞ」
やっぱり魔王は逆カバラのレシピらしいな。それじゃあ正カバラのレシピもいるのかな?。まぁいいや。
「わかった」
そうして俺たちは別れ、俺は馬車に乗り(今度はちゃんと工夫して風魔法でし中に浮いた狀態で)家に帰ってきた。
この時の時間は18刻だった。
今更だが、この國の時間の表し方は、1日24時間で1時間を刻(こく)と言い一週間が6日で一か月30日で一年は12か月だ。因みに一週間の曜日は最初から火炎曜日、水氷曜日、風雷曜日、地土曜日、聖曜日、黒闇曜日となっていて日本のように四季が存在している。
「ただいまぁ」
「「「お帰り」」」
その日は家に戻りみんなと食事をし風呂にって早々に寢た。
翌日、俺は王様に言われた通りにサタンがいると思われる場所に歩くことになった。なぜ歩きかというと、馬車の者さんたちみんなが魔王がいるとこには行きたくないというもんだからお願いしても誰もけてくれなかったのだ。
「まぁ行きたくないのも分かるがせめて途中まででも送ってくれる奴がいてもいいだろ……」
俺はそんな愚癡をこぼしながら目的地に向かった。
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