《神に拾われた俺は神の為に頑張ろうと思う》第32話 仙人流剣とチャラ男
師匠ヘリオドールとの修行試合が終わりシトネルのいる観客席に戻ってきた
「おかえりなさいシロさん」
「キュピ!」
「速すぎて何やってるのか分からなかったんですけど…勝ったんですよね…?」
「勝つには勝ったぞ」
俺はシトネルに師匠との修行について話した
ヘリオドールが仙人だって事と魔王と勇者の知り合い、魔王が父親じゃなくて母親だったって事、仙人流の剣、格闘、魔の事を話した
「報が多すぎて頭が追いついてないんですけど簡単に言うと試合に勝ったし更にシロさんが飛躍的に強くなったって事ですね??」
「まぁ、そうなるな」
あと殘りの試合は2試合か…折角だから師匠に教わった剣で戦ってみるか、実踐で使えなきゃ意味が無いしな…
俺達はその後の試合も一通り見た予選の決勝で戦う相手が後ろ4人の誰かと戦う事になるからしっかり見ておく
「あの魔師強いですね」
「確かにな、一瞬で終わってたな」
4試合目の赤いローブを著ている魔師が決勝の相手になるのではと思う程強かった
「楽しみだな」
「シロさんそろそろチャラ男との試合の時間ですよ!」
「ありがとシトネル、行ってくる」
笑顔で言うとシトネルも笑顔で頷いてくれた
うん、可い
舞臺下の準備場所でいつものように木刀を選び準備運をしているとチャラ男から聲を掛けてきた
「やあ、シロくん僕はスミノと言う者だよろしく頼むよ」
見た目とは違い全然チャラく無かった…なんかごめん、人を見かけで判斷するのは良くなかった…
「こちらこそよろしくスミノ」
お互いに握手をした
すぐに審判に呼ばれ舞臺の上に上がる
準決とあってか観客席に結構人が居る
師匠との修行のおか張しなくなっている
けど張しないのも良くない、しは張しないとな
「「お互いに準備はいいかな?」」
「僕はいつでも」
「俺もいつでも大丈夫だ」
「「始め!!!」」
まずはお互いに距離を取る、チャr…スミノも木刀を使っていて明らかに突撃して來る構えをしている
なんて分かり安い構えなんだ!
けど仙人流の剣を使うには丁度良いかもしれない、
(仙人流剣守の型"流")
これは師匠に最初に教わった剣の1つで攻撃をけ流す技だ師匠の技の名前は皆カッコイイからめちゃめちゃ好きである
「行くよシロくん!」
スミノが突っ込んで來る
思った通り突きが飛んできた、それを流でけ流す、左にけ流してスミノに足を掛ける
スミノは勢いに負けて転ぶ
なかなかの勢いで転んだから聲を掛けてしまった
「お、おい、大丈夫か?」
「凄いね、シロくん!流石だよ」
またお互いにし距離をとった
次は俺から行こう
(仙人流剣攻の型"牙")
仙人流の剣は守式と攻式の2つに別れている、狀況に応じて使い分ける、牙は利き手と逆に持ち下から斜め上に斬りかかる、師匠いわく大は後ろに避けるから斬りかかった後に利き手の拳で剣を撃ち込む技だ、これがめちゃめちゃ難しい、下から斬りあげるのは簡単だがその後の利き手で毆って撃ち出すが難しいがやるしかない
「次はこっちから行くよ」
「いつでもいいですよ!」
じゃ遠慮なく!
木刀を左手で持ってスミノの目の前まで全力で移して斬りあげる
「はやっ…!」
スミノが辛うじて後ろに飛んで避けた、ホントに後ろに避けたな、よしこのまま撃ち込む!
木刀をスミノのの高さ辺まで持ってきて撃ち込んだ、スミノは避けきれず直撃して後ろに吹っ飛ぶ
「これ木刀じゃなかったら即死じゃないか…?」
なかなかえげつない技を教えてくれたもんだ師匠は…
スミノが心配になり聲をかけた
「大丈夫か?」
「ゲホッゲホッ…だ、大丈夫です…強いですね、シロくん勝てるイメージが湧かないや」
「なら、降參するか?」
「いえ、次の攻撃がダメなら諦めます」
「そうか、全力でやるぞ?」
「もちろんです!」
またまた距離を取る、スミノは何か呟いた、すると木刀が赤くなっていた
何の技だか分からないけど多分行けるだろ
「これで決める」
(仙人流剣守攻しゅこうの型"剎那")
師匠から教わった回避を合わせた技だ敵の攻撃を完全に見切り、ギリギリで躱して後ろに回り込み斬り付ける
師匠が良くやる回避だ
カウンター技だがロマンがあって仙人流の中だと1番好きだ、だから1番練習した技だ
スミノが近付いてきて、斬ってくる
木刀が地面をかすっただけでし地面がえぐれていた
想像よりヤバいやつじゃねぇかしかも連撃できやがる!
だけど師匠の剣ほど速くないから簡単に見切れる、全てギリギリで躱してスミノの呼吸がズレた瞬間を逃さずに後ろに回り込み斬り付けた
結構力込めて斬りつけてしまったからスミノがし吹っ飛んでかない
「流石に死んでないよね?大丈夫だよね…?」
審判がスミノに駆け寄り安否を確認した
「「勝者シロ!!」」
「「おおおおおおぉぉ!!!!!」」
歓聲が上がるとホッとした
とりあえずスミノは無事だった
「「おめでとうシロ、決勝も頑張りなさい」」
審判のライナさんが言ってきた、凄く嬉しかった
「ありがとうございます!」
擔架で運ばれるスミノが橫を通った
「流石シロくん、手も足も出なかったよ、是非優勝してくれ」
「おう、あたりまえよ!」
スミノが笑顔で頷いてくれた
凄い良い人だったなぁ、ごめんチャラ男なんて言って
俺はシトネルとヒスイの待つ観客席に帰って行った
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