《異世界転生者〜バケモノ級ダンジョンの攻略〜》初陣
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最難関ダンジョン『ルシフェル』とは、全100層からなる窟型ダンジョンだ。10階層単位で階層主がいる。人類最高層は、賢王と、剣王が挑み94層だ。勇者は99層らしい。ラスボス (フェンリル)は倒せず逃げたのだ。まだ100層に到達したものは居ない。それが、世間一般での見解だ。これからカレンが挑むのは100層の下、101層より下の層だ。まだ、そのことにカレンは気づいていない。
☆☆☆
「ここが、ルシフェルか〜。どんなダンジョンなんだろうな。楽しみだなぁ」
カレンは今、ダンジョンのり口に立っていた。
「あの〜、ダンジョンにりたいんですけど」
「ダンジョンカードを見せてください」
「はい、どうぞ」
「確認しまた。ダンジョンは危険なところなので、安全第一で挑んでくださいね」
「もちろんです。それでは」
そして、私はダンジョンへ足を踏みれた。私は、1日1日目標を持ってダンジョに挑もうと思っている。今日は、様子見程度で、10層まで、潛るつもりだ。
まだ、カレンは知らなかった。10層まで行くのに、普通はどのくらいの期間を掛けるのかを。
「ふっふふ〜ん」
私は、鼻歌を歌いながらダンジョンを楽しんでいた。ん? 気配探知の中に魔を見つけた。これは......5匹のゴブリンか? よし、戦うか。この一層の魔がどのくらいの強さがわからないからね。
私は、亜空間から二本のダガーを取り出し、逆手に持った。それから、100メートルほど歩くと、いた、奴らは木でできた棒を持っていた。
こちらに気づいたゴブリンたちは、なんの作戦を立てずに、こちらに、突っ込んできた。
「こんなんだったら、あの森の方が手ごたえがあったよ」
そこからは、ちょっとした躙だった。まず、突っ込んできた一目をすれ違いざまに首を切り落とし、その勢いを殺さずに二目を蹴り飛ばし、そいつを三目に當て、そのまま、死んだ。最後に、四目と五目の間を通り抜け、首を落とした。その間、わずか3秒。
「......弱い。はぁ、肩慣らしにもならなかったよ。これって、もしかすると100層以下まであるんじゃない? 流石にそれはないか!」
殘念、その通りである。
そのままの勢いで、カレンは10階層、ボス部屋手前まで來ていた。その間戦った魔は、ゴブリン、スライム、ホーンラビット、オークの四種類だ。そして、10階層のボスには、キングスライムがいる。これは、攻略報が出ているので、簡単に知れる。
「さて、階層主に挑む前に、お晝を食べようかな。ここまで休憩しなかったからな、相手が弱すぎて。ま、いっか。いただきます!」
今日のダンジョン飯は、サンドイッチだ。もぐもぐ、もぐもぐ。うまい! 「ごちそうさま」
「さて、行きますか。確か、10階層の階層主はキングスライムだよね。理を通さないとか、嫌な奴!」
そんなことをぼやきながら、スライムが書かれた扉を開け中にる。
ドスン! なんと、上から降って來たよ。
「さぁ、開戦だよ」
そして、始まった、カレンVSキングスライム。
先制攻撃をしたのは、Gキングスライムだ。Gスライムは、の一部を飛ばして來た。私は、それを難なく避ける。飛んだ箇所は、し溶けた。
「あれって、酸なのか。これは、近づけないな」
私は、今まで使っていたダガーをしまい。魔力を高める。近づけないのなら、遠くから魔法で! だな。そして、無詠唱で、土魔法を放つ。『ロックガン』この魔法は、土を鉄の様なさまで固める。それを回転させながら放ったのだ。スライムは、理には強い耐を持っているが、魔法には耐がない。なので、「ピチュン」終わった。
「あの粘にさえ気をつければ簡単だね。今日はもう帰ろうかな」
階層主がいた部屋には、一階層に帰るための転移魔法陣が設置してある。何故あるかは謎です。そして、自分が何階層まで行ったかは、ダンジョンカードが記録してくれて、次來た時は、り口にある魔法陣に乗れば、前に來た階層までひとっ飛びできる。
そして、それに乗り戻ってきた。まだ、外は日のり前だった。
「ん〜、ギルドに行くか迷う。よし、今日はもう宿に戻って寢ようかな、ギルドは明日だね」
そして、今日のダンジョン攻略は終わった。
☆☆☆
「ただいま〜」
やっと、戻ってきた、貓のまんぷく亭に。
「あっ! お帰りカレンおねいちゃん!」
「あら、お帰りカレンちゃん」
いつのまにか、キャシィさんの、私の呼び方がちゃんづけに変わってしまった。ちょっと恥ずかしい。
「晩飯ってありますか?」
「あるわよ、今用意させるからちょっと待ってて」
「先にお風呂にりたいので、晩飯はその後でいいですか?」
「えぇ、大丈夫ですよ。どのぐらいで上がりますか? 上がった時に用意して起きたので」
「30分ぐらいですね」
「わかったは、ありがとう。お風呂の場所はわかるわよね」
「はい、大丈夫です」
そして、お風呂にもり、ご飯も食べ、寢た。
次の日の朝、私は、ギルドに來ていた。
「おはようございまーす」
「あ、カレンさんおはようございます」
「昨日は、眠くて來れなかったので、朝から來ました」
「初めてのダンジョンですからね、神的に疲労があったのでしょう。そうでした、ギルマスから話があるようなのでこちらに來てください」
「わかりました」
なんの話かな? あれか! ギルドに來た當初の魔のお金、もらってないな。
「著きました。ギルマス。カレンさんを連れて來ましたよ」
「おう、開いてるぞ。れ」
「おはようございます」
「おはようさん。ま、座れ」
「それで、なんで呼ばれたんですか?」
「まずは、これだ」
そう言い、機に置かれたのは、考えてた通り、あの時のお金だ。
「これは、ギルドに初めて來た時の魔のお金、黒金貨2枚、白金貨3枚、金貨20枚、銀貨5枚、合計2320萬5000シルだ」
「まじすか?」
「あぁ、おおまじだ。鑑定に苦労したがな」
「ありがとうございます」
そして私は、億萬長者になった。これで、お金の心配はないね。亜空間にれておけば、盜まれる心配もないしね。
「して、お前は、昨日何階層まで降りたんだ?」
「それ、私も気になります。カレンさん、教えてください」
「良いですけど、そんなに降りてないですよ。10階層までですよ」
そして、時が止まった。
いや〜、暑いですね。夏ですね。こっちは、30℃を超えましたよ。家には、扇風機しかないので、汗かきまくりですよ。そんなことは、いいんですよ。
楽しんで頂けたでしょうか。初めての戦闘描寫ですよ。わかりやすさ重視で、書きました。今は、こんなじですけど、下の層に行けばもっと、ハラハラドキドキした、戦闘になると思うので、お楽しみに。
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