《ファルダーミール -明日の世界-》第37話 は目に毒です

「おや、起きたようだね。神薙カヤト君」

を著たはダルそうな顔をしながら俺の名前を言ってくる。

「だれだ、おまえは?」

至極當然なぎもんを目の前のに問う。

そうするとは、俺が寢ているベットの橫にあった椅子に座り答える。

「わたしかい?わたしはアムネシア。君たちが倒れているのを見つけて、この地下病院に連れてきたものだ」

「俺以外?──そうだ!西城とあのへんなトイレの花子さんは!?無事なのか?」

カヤトは西城たちがあの和服の攻撃によって瀕死になっていたことを思い出す。

「ああ、彼らは無事だよ。こっちで寢ている」

アムネシアは後ろにあったカーテンを開ける。そこにはベットに橫になりながら、全包帯で巻かれた西城と、お札を張られた花子が寢ていた。

「まぁー、無事と言ってもあくまで命があるだけだからね。まだまだ、危険な狀態さ」

「助かるのか?」

「それはどうかな、まあ、やれる限りの治療はするがね」

「そうか、頼む」

「ああー、任せてくれたまえ」

「それと、気になっていたんだがなんで服を著ていないんだ?」

「うん?あぁ~これかい?ただ単に著るのがめんどくさいだけだよ」

「めんどくさい、そうか。じゃ、これ以上は突っ込まないよ」

というか、花子のやつなんでお札を張られているんだ?

「どうしたんだい?」

「花子のやつにられているお札はなんなんだ?」

「あれかい?あれは、霊力を停止させる札だよ」

「霊力を停止?」

「そうさ、霊力を停止させなければ存在が消えてしまいそうだったのでね。札をることによって、存在が霧散しないようにしているんだ。幽霊は言わば霊力の塊だからね」

「そういうものなのか」

「そういうものなんだよ」

──そういえば、もう一人の俺がニャンと語尾をつける変なだとか言っていたがそんなことはいまのところないな。

「いろいろとありがとう、アムネシア」

「禮なら後でにしてくれるかな?わたしもタダで助けるわけじゃないんだからね」

そんなことだと思った。

「そんなことだと思っていた、で、なんだ要求は?」

「話が早いね。それじゃあ、お話をしようかカヤト君」

急にまじめな目になった。

「単刀直に言うよ、君にはここの地下病院の奧に眠るダンジョンでとある心臓を取ってきてくれるかな?」

「心臓?」

「そう、心臓。何に使うかは聞かないでくれると嬉しいな」

「わかった」

「決斷が早くて助かるよ。さすがにまだ、けがが治っていないからいけないだろうけど、治ったら行ってもらうからね」

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