《異世界チートで友達づくり(仮)》バケモノ②
気を取り直して俺はベアウルフが落としたであろうアイテムの回収に向かった。
ドロップアイテムとかほんとまんまゲームの世界だな…。
まず手に取ったのはアメリカンサイズの骨付きだ。俺の顔くらい大きかった。デカすぎる…。
とりあえずを発させる。
«ベアウルフの»…筋繊維が多くとてもじゃないが食べられない。主にモンスターの食用として用いられる。
マジか!?食えないのか!??ショックだわ〜…。
こんなサイズの小さい頃から一度食べてみたかったんだけどなぁ〜…。
次は様々な形や大きさの骨だ。長いものは俺の腰辺りまであった。
«ベアウルフの骨[大][小]»…ベアウルフのを支えるための骨。度は平均的に鉄以上ともいわれている。
ッッ!!!!鉄以上ってヤバすぎだろ!!
まぁあの巨を支えるための骨だから當然か。
他は皮のようなものとツルツルの皮のようなものが落ちていた。
«ベアウルフの皮»…ベアウルフの皮。皮は厚くてく、は防火に優れている。防の一級素材のひとつ。
«ベアウルフの薄皮»…ベアウルフの薄皮。表面がツルツルしていてり止めになると同時に破れにくいことから皮袋としても使用できる。道の一級素材のひとつ。
超いい素材じゃんよ!!!
一級素材はちょっとわかんないけど相當レア素材って事だろ!?
チートすぎる…いや、チートは俺か…。
あと殘っているアイテムは皮袋と小さい寶箱が落ちていた。
まず皮袋を手に取り中を確認する。
中には4種類ほどのいびつな円形狀の貨が大量にっていた。
この世界の通貨だろうか。価値がまったくわからないが……まぁ時期わかるだろう。
最後は寶箱だ。
ゲームの醍醐味だいごみである寶箱をこの手で開けられるということに激していた。
……ミミックでした〜ってオチじゃないよな…
ふと呪葉の呪いの事が頭をよぎる…。フラグじゃないだろうか…。
とりあえずで寶箱の中を見る。
木をかした時よりもまるでピントがあっていないようにぼやけて見えた。中にはなにやら指のようなものがっていた。
安全を確認して寶箱を開ける。寶箱の表面に鍵があったが鍵はかかっていなかった。
中の指を取り出す。指は全的に金でできておりルビーのような小さな寶石がうめこまれていた。
とりあえず見てみるか…。
«炎火えんかの指»…一級裝備品。火屬のスキル・魔法の威力を最大限まで上昇させる事が可能になる指。
これすげぇ使えるじゃん!!
まぁさっきみたいなバカみたいな威力はいらないけど…。
しっかりと加減しないといずれ魔王にでもなりかねんぞ…。
そう思いながらドロップアイテムをすべてアイテムポーチにしまう。実際に手に持ってなくとも手の屆く範囲のものはしまえるらしい。便利だ実に便利だ。
«炎火の指»は右手の人差し指につける。はめると同時に指が俺の指にぴったりのサイズへと変化した。
『大量の経験値を取得した事によりレベルアップを行います。レベルが30に到達した事により能力値がそれぞれ1000アップします。レベルが60に到達した事により能力値がそれぞれ2000アップします』
脳に聲が響いた。
なにやらレベルアップした事によって能力値がそれぞれ上昇したみたいだ。
どうやらこの世界のレベルは30レベルずつで區切られるらしい。
確認も踏まえてステータスを見ることにした。
名前:アオイ 種族:人間? 別:男
レベル:82
職業:森の主
稱號:怖い人/森の支配者/自重知らず/災悪
攻撃:9910 防:9280 魔力:6360
魔攻撃:7460 魔防:7260
敏捷びんしょう:11660 力:8660 魅力:200
運:-500
狀態:呪い
流派:自己流派
スキル: 威圧/未來予知/ルート分析/罠捜索/文章理解/全記憶/視/千里眼/幻/神速/索敵/咆哮/フレアドライブ
固有スキル:神眼
耐スキル:衝撃耐/苦痛耐/毒耐
魔法:火屬魔法«中級»
裝備:炎火の指
所持金:18640z
いろいろツッコミたい…。
種族が人間かどうかも危うくなってるじゃねぇか…。まぁあの威力の魔法打ったからなぁ。
レベルも一気に上がりすぎだけど120のモンスター倒したから當然か…。
職業:森の主ってなんだよ!!?俺がこの森で最強になっちまったんか…?
稱號もなんかいろいろ増えてるなぁ…ひとつひとつ見てみよう。
稱號…森の生態系の頂點になった者におくられる稱號。
やばっ俺!!!!強すぎだろ!!!!!!!!
森の生態系崩しちゃったよ…大丈夫なのか…?
稱號…自重を知らない者におくられる稱號。自重してくださいお願いします。
なんか説明文にお願いされたんだけど…。まぁいわれないでもするつもりだったから別にいいけど。
稱號…その気になったら地球の危機にも繋がる力を持った者におくられる稱號。マジ勘弁してください…。
俺地球にも避けられてる!!!??
これじゃ友達できるかマジで不安になってきたんだけど…。
ステータスもすごいことなってるなぁ。
初期値+ベアウルフ+レベルアップっていったところか。
   運と魅力はレベルアップじゃ上がらないのか…。
次は耐スキルってやつだな。
こんなの前までなかったけど耐つけたから解放された項目なのかな。
耐スキル…ありとあらゆる衝撃ショックを無効にする。
耐スキル…ありとあらゆる苦痛によるダメージを無効にする。
耐スキル…ありとあらゆる毒を無効にする。
どれもそのままだな…まぁこれが普通か。
他にも裝備とか魔法とかの項目が増えてるな。覚えた事に比例して増えていくっていうじか…。
   その時視界の右上の方にレーダーのようなものが現れた。
10個ほどの白い點が中心に近づいてくる。
おそらく中心が俺を表しているのだろう。
俺の魔法の発音で群れで向かってる敵だったらピンチだな…それにさっきみたいな強さのモンスターならさすがに太刀打ちできない。でも俺多分チート級の強さだから大丈夫かもな…。
「よし………………隠れよ」
だって死にたくないもん。
そして俺は近くの木の影に隠れた。
【書籍化&コミカライズ】私が大聖女ですが、本當に追い出しても後悔しませんか? 姉に全てを奪われたので第二の人生は隣國の王子と幸せになります(原題『追放された聖女は、捨てられた森で訳アリ美青年を拾う~』
☆2022/11/4 スターツ出版様 ベリーズファンタジーより発売予定です☆ 改題「私が大聖女ですが、本當に追い出しても後悔しませんか? 姉に全てを奪われたので第二の人生は隣國の王子と幸せになります」 ☆2022/6/12 白泉社マンガpark様にてコミカライズです☆ 原題「聖女は、捨てられた森で訳アリ美青年を拾う~今の生活が楽しいので、迎えに來られても帰りたくありません!~」でコミカライズ中です。 リアは九歳のとき、十二歳になる姉プリシラについて神殿に行く。そこで、姉妹ともども聖女と認定されてしまう。 この國ではひと家庭で二人以上聖女認定された場合、一人を差し出さなければならない。両親は聡明で美しく魔法を使えるプリシラを手放すのが嫌で、迷わず妹のリアを差し出した。 神殿に召し上げられたリアは聖女候補として厳しい修行を積み、六年後晴れて聖女となる。神殿の聖女の中でも、最も強い神聖力をもつリアは、神託により王太子の婚約者となった。 リアは金髪で美しく優しい王太子に淡い戀心を抱く。しかし、順風満帆に見えた將來に陰りが生じはじめた。 アリエデ王國の最北にある黒の森で魔物が大量発生したのだ。リアはこの國の聖女として討伐隊に參加しなければならない。王都と愛しい王太子に別れを告げ討伐隊とともに旅立った。 そして二年にわたる戦いののち、魔物の封印をなしとげ、王都に凱旋するはずだった。 だが王都に帰ったリアを待ち受けていたのは同僚聖女と戦友のうらぎり。 王太子との婚約もいつの間にか破棄されていて、新たに姉のプリシラが護國聖女の名を冠し、王太子の婚約者におさまっていた。 魔物討伐を長引かせた責をおわされ、役立たずの聖女として國を追放されたリアは、西側の隣國との緩衝地帯である惑い森へ捨てられる。そこにたくさんの魔物が巣食っていて……。 森をさまよううちに彼女は、魔獣に襲われた瀕死の金髪美青年を拾う。 ≪全51話予約投稿済み! 毎日18時ごろ更新予定≫ 流行りの追放聖女テンプレのつもり。聖女は無自覚でざまぁ(予定)します。題そのものがあらすじです。足の不自由な人が出てきます。タグ注意、地雷のある方はお逃げください。 誤字脫字報告ありがとうございます!!
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