俺はを発させてダルのステータスをみた。

名前:ダル･バックル 種族:混魔族ディーマン　別:男

レベル:73

職業:魔師

稱號:魔の子/マナの恩恵者/半魔/魔にされし者

攻撃:9480 防:9050 魔力:━━━

魔攻撃:56540 魔防:━━━

敏捷:9190 力:7680 魅力:2300

運:850

狀態:なし

流派:なし

スキル:みきり/瞑想

固有スキル:超自然回復

耐スキル:衝撃耐/魔反耐

魔法:魔屬魔法«超級»/闇屬魔法«超級»/火屬魔法«超級»/水屬魔法«上級»

裝備:暗黒のマント/飛翔の靴/制裁の杖

所持金:12570z

思った以上にステ値が高いな…。

てか、こいつの魔力…いや、今はそんな事はいい。

さっきの傷の治りが以上に早かったのはこのの効果か。

スキル…生命が活をしている間いくらでも傷を癒す。負傷時自発。

このスキルしいんだけど俺のじゃ固有スキルは習得できないんだよなぁ。

『スキルを習得しました』

いつも聞いていたけどどこか懐かしい聲が頭の中に響いて俺はを習得した。

スキル…魔法使用後のインターバルを短。魔法の度及び威力向上。魔法使用時自発。

魔法を打つと次の魔法までにインターバルを置く必要があるのは知っていた。このスキルはthe魔法使いに結構有利なスキルのようだ。

ひと通り効果等を確認してからダルにお禮を言ってを解いた。

俺の確認が終わったという知らせを聞きダルが驚いたように聞いてきた。

｢え、もう終わったのか…？｣

｢おう、終わったぜ｣

｢になんの反応もないなんて、どんなスキル使ったんだよ…｣

｢……まぁ気にすんな｣

確かだと固有スキルは反応しなかったよな？

｢気になるわ！教えてくれ！｣

そう言って俺に前のめりに問いただしてくるダルを押さえて仕方がないから教える事にした。

｢そんな固有スキルがあったなんてな、初めて聞いたぜ…｣

｢それはこっちのセリフだ。とか羨ましすぎるわ｣

俺の固有スキルをふむふむと納得しているダルにツッコミをれてから話を戻す事にした。

｢それで？なんの話してたっけ？｣

俺がそうみんなに聞くとベルとスサラが同時に聲をあげた。

｢｢アオイ(さん)と結婚するのは私です！｣｣

｢お前ら本當は仲いいんだろ！｣

あまりに息がぴったりに主張してきたから思わずそうツッコんでしまった。

｢言っておくけど、俺はまだ誰とも結婚するつもりはないぞ｣

この世界に來てからまだ日が淺すぎる。

まだまだ分からない事も多いしそれに今はベルをエルフの國におくるのが目的だ。

俺の気持ちでベルをこれ以上このままにしておく訳にはいかない。

俺の言葉を聞くと2人ともしゅんとした顔になり落ち著いた。

｢スサラ､まず俺と結婚しないといけない理由を教えてくれ｣

いくら強いと言ってもただ強い事だけを知っている見ず知らずの俺に結婚を申し込むのはありえない。

結婚しないといけないまた違う理由があるはずだ。

俺の質問を聞いたスサラは先程まででは考えられない程真剣な顔になって話し始めた。

｢はい、単刀直に申しますと━━｣

｢｢｢………(ゴクリ)｣｣｣

全員が息を呑んだ後スサラが深々と頭を下げて言った。

｢━━この國を、救って下さい…｣