《戦力より戦略。》分業の分擔によって生産大きく変わるよね
「なんか思いついたんですか!?」
そんながっつかなくても……。
「これが落ち著いていられますか!?」
あ、それ俺の臺詞だろ。
「そんなのどうでもいいんですよ! どうするんですか!?」
どうでもいい……。
「キラが戻ってきたら言うよ。とりあえずはここで安全に夜を過ごせる環境を作らないとな」
「……釈然としませんが、一理ありますね……」
「というわけだから、ケイン。今日の宿を……」
あれ?
ケインがいない……。
「お? 俺の名前呼んだかー?」
なんか上から聲聞こえる……。
「そんなとこで何してんだー?」
「あ? 今日の宿を作ってるのさー」
草原に生えた木の一本になんか床っぽいのができてる。
「ログハウスでも作るのかー?」
「名前はわからねーけど、下よか安全だろー!」
本能で上だと判斷したのか……。
「それちゃんと安全ですかー?」
レインも興味をそそられたようだ。
「ぐらぐらすっけど、まぁいけるだろー」
「リブレさん、僕は絶対にあっちに登りたくないです」
「同だ」
怖すぎるだろ。
固定できればいいんだろ?
「リヴィ・バインド」
ツタをいっぱい用意する。
「これで結び付けて固定してくれー」
「おぉ? やるなー。お前頭いいなー」
むしろなんで思いつかないんだよ。
「僕たちはどうするんですか?」
「そりゃ、食料調達だろ」
「……こんな奧地で?」
「こんな奧地で」
「嫌なんですけど」
まぁ、いけるだろ。
「で、前回と同じ方法ですか?」
豬に狙いをつけながらレインが聞いてくる。
「まぁ、そうだな」
一応、予備の策もあるけど。
「じゃあ、いきますよ。ウィンド・カッター」
「ウォーター・サプライ」
「リヴィ・バインド」
「ミニマム・ボルト」
慣れた手際で豬を嵌めたとこまでは良かったんだけど……。
「これ、削れませんね……」
レインが絶的な顔で呟く。
俺の呪文できはとれないのだが、いかんせん攻撃力が足りない。
ミニマム・ボルト50回でなんとかってとこだが……。
「もちろんそんなにMPはもちません」
だよなぁ。
「レイン。もっかい水」
「? はい。ウォーター・サプライ」
豬を沈めることにした。
ちなみにステッド・ファストで水が流れ出ていったり、吸収されるのを防いでいる。
「お、やっぱ窒息もダメージはいるのか」
しかしこれは……。
「レイン、見ないほうがいいんじゃないか?」
「……。大丈夫です。見とかなきゃいけないんです」
強いな。
生きが窒息にぐ姿というのは見ていて気持ちの良いものではない。
俺も目をそらしたいくらいだ。
それを「見なきゃいけない」と言えるのは心が強い証拠だ。
自分が奪う命の重みを理解している。
そこで俺は思う。
今はエネミーだからと割り切れているところがある。
でも同様だろう。
しかし、本當にヒトを殺らなきゃいけない場面が來た時、俺は本當にその判斷を下せるのだろうか。
「お、なにしてんだ?」
木を結び終えたケインが近づいてきた。
「なにって……。食料調達」
「これでいいんじゃねーのか?」
ジュッ!!
近くにいた豬の脳天をケインのレーザーが貫く。
あれ?
これキラとこいつに半分ずつ倒してこいって言ったらいいんじゃね?
「リブレさん。こいつどうします?」
「折角だから二人で倒してしまおう。経験値るしな」
2時間かかって倒した豬はレベル23で、俺はレベル4に、レインは10になった。
ちなみには狀態のいいケインが殺った方を食べた。
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