《戦力より戦略。》気絶するほどの労働ってよっぽどだよね
「明日の晝だと!?」
ならこの作戦使えるの今日の夜しかないじゃん!!
「ケイン、くれぐれも丁寧に。ただし、最速で作ってくれ」
「いやー、俺こんなのしたことないからな。どんくらいで作れるか見當もつかん」
「夜になったら一発は暴れさせてやるから。間に合わなかったら無しな」
「よっしゃ任せろ! 是が非でも間に合わせてやる!」
「ミスっても無しにするからな?」
まぁ、どうにかするだろ。
「レイン、ハンネ。予定が繰り上がった。今日の夜にはこれやらないとやばい」
二人のとこに戻って説明する。
「まぁ、所詮リブレさんの作戦なんてそんなもんですよね」
所詮ってなんだよ!
「どうせそんなことになると思ってハンネさんには準備を急いでもらってます」
「そうみたいだな」
ハンネが集中しきってて聲をかけられる雰囲気ですらない。
「なら俺もとりかかるか……」
「なにするんですか?」
暇なレインもついてくる。
ちなみにキラは周囲の警戒。
「え? 弾」
「弾ってなんですか?」
あ、知らないのか。
「要するに、発するやつ」
「発好きすぎません!?」
いや、つっこむとこそこ?
「てかそんなもの使ったらそれこそ死人がでますよ!?」
「大丈夫だって。今回は攻撃目當てじゃないから」
たぶん。
いける。
「どうやって作るんですか?」
「この前話題になった硝石ってのがあるだろ?」
「話題になったんじゃなくて騒になったんだと思うんですけど……」
「あれと、ハンネにもらった硫黃、でレインが今から作る木炭だ」
「へー。材料自はそんなに多くないんですねー」
「でも純度が高くないとダメなんだぞ?」
ハンネに鑑定してもらってそこはクリアしてる。
「っていや、そうじゃなくて! 今から材料作るんですか?」
「しょうがないだろ。急ぎなんだから」
普通、木炭っていったらじっくりと作っていくもんなんだけど。
レインの火魔法の火力にかけるしかない。
「わかりましたよ……」
手短にレインに指示をだして、俺は硫黃と硝石をすりつぶしていく。
思ったより重労働だな、これ。
「レインさん! 起きてください!」
「ゲフッ!!」
な、なんか暴な起こし方された……。
すりつぶし終わって暇になったから寢たんだった。
「僕が頑張ってる間になにしてるんですか!?」
「俺の分は終わったから休憩してたんだって! お前俺どうやって起こした?」
「え。まさか揺すっても起きないからみぞおち蹴ったりなんてしてませんよ?」
みぞおち蹴ったの!?
どうりで痛いと思ったよ!
「ゲフッ」とか言った気がするし!
HP何割か減ってるし!!
「木炭できましたよ!」
ま、まぁいいや。
早く作らなきゃ。
日も暮れてきてるし。
「リブレさんが寢てたからです」
木炭をすりつぶし、硫黃と混ぜる。
その後、硝石からとれた硝酸カリウムと水を加える。
もう一度よくすりつぶして、ステッド・ファストを応用して圧。
今回は速さが命だからできるだけ細かく分けて、レインの風魔法で乾燥させる。
「もうMPなくなるんですけど……」
「大丈夫! それ終わったらレインの出番終わりだから」
「リブレくーん」
ぼろぼろのハンネがふらふらしながら近づいてくる。
「できたよー。あとよろしくー」
そう言って倒れた。
慌てて駆け寄ったら息はしてた。
気絶ってこんなじなのか。
初めて見た。
「こっちもできたぞ!」
振り返るとケインが自分の背丈よりはるかに大きな巖製のアンテナ持って立ってた。
おぅ……。
「ケインのその怪力は二つ名ダブルによるものじゃないんだよな?」
「おう。これは正真正銘俺の努力の結晶だ!!」
にしても異常だろ……。
まぁゲームフィクションだしってことにしとこう。
怖いし。
「こっちもそろそろいいんじゃないんですかー?」
MP殘りないレインも聲をかけてくる。
「おーい、ハンネ。一瞬だけ起きてくれ。あれの構分で水どんくらいだ?」
「ぇ、0.93パーセントだよ……」
また気絶した。
よく今だけは起きれたな。
これを竹筒に詰めて、圧。
「リブレ君、いいとこ見つけたよ。こちら側には木があるし、もってこいだと思う」
「よし、そこまで移だ」
ケインの持っているアンテナにハンネを放り込んで移する。
さて、上手くいくといいが……。
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