《戦力より戦略。》子供諜報員は強い

「ご主人様、きがございました」

「おし、どうなってる?」

押しかけて來たやつの妹が押しかけてきてから2日後。

見張りを付けていた兄の方にきがあったらしい。

「ちなみにこの報は子どもたちからもたらされたものです」

「……どういうことだ?」

し前から稽古をつけているのはご存じかとは思いますが」

「……まさか」

「はい、諜報活などに関しても一定の訓練を行っております。今回は大丈夫と判斷した者のみ派遣しましたのでご安心を」

なんか知らんうちに従業員がスパイ活していた。

子供の姿なら油斷するだろうし、子供である期間が長いこの世界では通用する期間が長いよな。

「だが、あいつらはを守る力がしいと考えていただけだった気がするが?」

諜報活はそれこそ別に必要ない気がする。

「何をおっしゃいますか。報収集がしっかりと行えていれば戦闘にすら持ち込まなくて済む可能が高いではありませんか。むしろ、ご主人様の手法を真似したつもりだったのですが」

「なるほど?」

そうか。

そりゃ戦わないに越したことはないんだった。

こっちの人の価値観がリオンに左右されてるから、みんな戦いたいもんだと思ってた。

道場やぶりも來たことだし。

ここ道場じゃないけど。

「で、何があった?」

「孤児院の周りに拠點を作ったそうです。それも、うちが最初に関わったところですね」

未亡人(仮)のところか。

あそこの周りには特に何も無かったはずだが。

「ですので、し奧の森にテントを張っているようで」

馬鹿か?

もうここを狙いますって言ってるようなもんじゃん。

「どうしたらいいと思う?」

「! 珍しいですね。私たちに意見を求めるだなんて」

「そうか?」

確かに戦闘面に関しては指示を出してばっかだったかもしれん。

「別に俺が出れば、というかリオンが出れば何の問題もないと思うんだ」

「ボコボコにしてあげるよー」

「でも、それじゃあ結局引きずり出されただけになってしまうだろ?」

向こうの目的は俺と戦う事、もしくはリオンと戦う事だろう。

ということは、俺たちが出た時點で向こうの目的は達されてしまう。

「では、私たちに任せてはいただけませんでしょうか」

「それは俺も考えたが……、大丈夫か?」

わざわざ戦いに來るくらいには自分の実力に自がある奴だ。

メイドたちは戦えると言ってもそれがメインじゃない。

「ですので、子供たちもえて人數有利なうえで戦ってみたいと思います」

「勝算は?」

「十分にあるかと」

強がりでもなく、3人の目には{自信}が視てとれる。

それ程言うのなら、任せてもいいか。

「よし、任せる。だが、上から見ていてヤバそうだと思ったら介するぞ」

「それで十分でございます。ご主人様のお手を煩わせることがないように頑張ります」

そろって深々とお辭儀をする3人。

子供たちは訓練していると言ってもまだ始めたばっかりだ。

メインはこの3人になるだろうが、さてどうなるだろうな。

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