《異世界スキルガチャラー》「配下」達の語:【傲慢】
最後に、現在の魔王に仕えている7の強力な魔族についても記そうと思う。
これから記す7つの短い「語」は、私がとある場所へと赴いた際に偶然発見したものだ。
とある場所とは、辺境の寂れた図書館である。
その「語」が書かれた本は、図書館の児書の棚に陳列されていた。
本に題名は無く、子供が読むにはどうも妙に分厚いのも私の覚に引っかかった。
中は、何やら話のような書かれ方をした語であった。
しかし、読み終えた後に私は確信した。
これは、誰かが魔王たちに存在が見しないように見た目を偽裝してした「報」なのだと。
これから記すのは、あくまで原本の模寫だというのを理解してしい。
敢えてこの容に関しては私の考察も記さない。読んでいる君たち自で考えてしい。
『容の真意は自分らで考えろ、ねぇ。この作者いったい何考えてんだか』
「とにかく今は容を読み終えることが先決だ。早く続きを読んでくれ」
『了解でーす』
むかーしむかし、とっても昔。
嫌われ者の「魔族」の王様、「魔王」がいました。
魔王と言いましても、統治する國もなく、部下もおらず、守る民すらもいませんでした。
魔王は一人ぼっちでした。でも、そんな魔王にも目標がありました。
それは、自分たちを勝手な偏見で追い出した「ニンゲン」を倒して、魔族の平和な國を作ることです。
でも、1人ではどうにもならないことがあります。なので、魔王はトモダチになってくれる人たちを探しに行くことにしました。
最初に、魔王は船を作って海に出ました。
風のむくまま気のむくまま、魔法を使って船を漕ぎ、魔王は海を進んでいきます。
そうして1週間が経った頃です。
のんびり空を眺めていると、遙か空の上から何かが海に落ちてきました。
水しぶきを立てて沈んでいくその何かを、魔王は急いで引き上げることにしました。
海に潛ってその何かを探してみると、どうやら背の高い男の人のようです。
男の人を抱えて船に上げて魔法で目を覚まさせると、男の人はびっくりして魔王を見つめます。
男の人は、背中に黒い大きな翼が生えていました。でも、片方には大きなが空いていて飛べそうにありません。
魔王は、陸に著くまで船で休んでいいと男の人に言います。
しかし、男の人は怒りをわにしてこう言い放ちました。
「この私が下等種族なぞの施しなどけるか! 今すぐ貴様を海の藻屑にしてくれる!」
その言葉に魔王はほんのしだけ驚きましたが、すぐに男の人は船で眠ることになりました。
魔王が一瞬で男の人を気絶させたからです。
數日後、ようやく目を覚ました男の人は、釣りをしていた魔王に話しかけます。
「貴様、何者だ? 下等種族がこの私に昏倒魔法を一切の抵抗なく掛けられる者などいないはずだぞ……」
魔王は、それは自分の方が強いからだと伝え、証明してしいなら戦おうと言いました。
男の人は迷わず承諾し、船上での戦いが始まりました。
しかし、戦いはたったの數分で魔王の勝利という形で幕を閉じました。
甲板に膝をついて息を切らしている男に、魔王は自分の正を明かしたあと、男に言いました。
「自分は目的を共に遂げるための仲間を探している。どうやら君も行く場所がないようだし、一緒に來ないか」と。
男は魔王を睨みつけながらしばらく考えたあと、ゆっくりと縦に首を振りました。
男は、名前を「ルシファー」と言いました。
魔王は深く聞きませんでしたが、伝説の種族の1人でありながら天界から追放されてしまった「天使」だといいます。
戦っている最中にはよく見ていませんでしたが、彼の顔にもその痕跡と見られる酷い傷跡が殘っていました。
「私はただ、腐り切ってしまった天界を変えたかった。だが、それは自の傲おごり、つまり【傲慢ごうまん】故ゆえだと言われた」
「しかし、それでも私は自分の持った正義を止められなかった。そして現制に不満を持っていた、數だが強力な同士と共に大反を起こした。結果は、大敗だったがな……」
魔王の隣で一緒に釣りをしながら、男は靜かにそう語りました。
魔王は何も言わずにそれを聞いていましたが、突然思い切り釣竿を引っ張りあげて大を釣り上げます。
ビチビチと甲板で跳ねる巨大魚の息のを止めて、笑いながら魔王も言いました。
「お互いこの「世界」を変えたかったのだから、目的は一緒だろう。一時の噓でいいから、私の仲間になってはくれないか」と。
そして、右手をそっと差し出します。
ルシファーは今度は間髪れずに頷き、その手をしっかりと握りました。
魔王はこうも言いました。
「ではまず、翼を隠そう。そして、これからはこう名乗るといい、悪魔族の將しょう【傲慢】のルシファー、と」
「こうなれば、あと6人集める必要があるな。探そうか、【大罪】の名を騙るに相応しい者達を」
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