こうして俺たちは同率1位となり表彰された

「《戦乙》と《死神》を今大會の優勝者とする。賞品はヒヒイロカネだ。優勝おめでとう！」

俺たちが賞品を貰うと周りから拍手が起こる

一禮して會場から出ていった

宿に戻ってきて教皇から貰ったアダマンタイトとアレキサンドライト、それに優勝賞品であるヒヒイロカネを使って武を作しようと思っていた

「さて、スズ。今回の試合を通して武に足りない所はあったか？」

「うーんと…もっと重い方がいいと思ったよ！」

「………」

これ以上重くするのか…

まぁこれが片手で持てるんだしな…

そう思いながら大きな剣を見る

「わかった…じゃあ重くするよ。他には？」

「えーと、長さが足りないの」

「長さ？剣の長さか？」

「うん」

「………」

今でも相當長いぞこれ……

「どのくらいがいいんだ？」

「えーとね、武帝の人の武よりし長いぐらいがいいの」

「…………」

武帝ってあの武帝か？

武帝の武は2mぐらいある刀だったよな…

「わかった……他にはないか？」

「うん、大丈夫！」

凄い笑顔で言われてしまった

「じゃ、作るから下がってろ」

そう言うとスズは下がる

まず、アダマンタイトの特として凄まじくいと言うのがあるこれとフラ鉱山にいたドラゴンの皮を混ぜる

そうすると……

「ふぅ…」

くて魔力が良く浸する合金が出來る

次に合金とヒヒイロカネを混ぜていく

ヒヒイロカネは滅多に手にらない金屬で帝の武にはこれが使われている

何故かと言うとヒヒイロカネ自はそこまでくは無いものの合金にする事でアダマンタイトよりもくなる

これでインゴットが完した

「次は形だな……要とかあるか？」

「んーとね、武帝の人の武が使いやすいかなって思ったんだけど……ダメ？」

スズは上目遣いでうるうるした目でり寄ってくる

こんなん拒否権なくね？

「わかった、刀だな」

「うん」

俺は武帝の刀を思い浮かべる

2m以上の刀に片刃の剣

インゴットに手を置き、作っていく

目を開けるとそこには3mほどの長い刀があった

刀は真っ白でガラスのようだけて見える

とてもしい刀だ

「盾はどうする？」

「……あんまり使わないから要らないかも」

「そうか…なら副武として作り替えるか」

スキルを使って盾をインゴットにする

こちらはミスリルだけだ

スズが使えそうなモノを考えながら作っていく

目を開けると2mほどの群青の刀があった

「………」

何故刀が2本出來た？

てか、作り直しだろこれ

俺はそう思い刀に手をばすと

「ぉぉおお！」

すごい勢いでスズがこちらへ寄ってきた

「主人様！これ凄い綺麗だね！」

「………作り直そうと思ったんだが」

「へ？いいよこれで」

キョトンとして首を傾げる

「いやいや、刀2本て使えないだろ？」

「なんで？使えるよ？」

「………へ？」

俺は3mの方の刀は両手で使うモノだと考えていたんだが……

「その刀を片手で持てるのか？」

そう言って指さす

「持てるよ？」

スズはそう言って片手で軽々と持ち上げる

「………」

どれだけ力を持ってるんだ？スズは…

「ま、まぁいいか。銘を決めないとな」

「銘？」

「あぁ、もの凄くいい武だからな。つけてやらないと可哀想だろ？」

スズは頷く

「じゃあその白い刀は……【トア】だ。その群青の刀は……【リヒト】だ」

「【トア】と【リヒト】……いい名前！」

どうやらスズも気にったようだ

「2つの銘の語源って何なの？」

「銘の語源か？2つとも【】が語源だ」

「……【】か…うん！いいと思う！」

著の湧く武になってしいとスズの顔を見て俺は思った