《名無しの英雄》47話
今日はダンジョンへ向かっている
「スズは魔法帝から何か聞いてるか?どのダンジョンがいいとか」
「聞いてるよ!このダンジョンがいいって言ってた!」
スズはあるダンジョンを指さす
「……このダンジョンか」
「うん、間違いないよ」
スズが指さしたダンジョンは世界でも有數の踏破が難しいとされているダンジョンの1つ〈龍帝の城〉だった
ダンジョンの前までやってくる
ちなみにスズは子供なのでバレたら他の冒険者に絡まる可能が高い
なので黒いマントを著てもらっている
俺達が歩くと人々は不審者を見るような目で見てくる……
まぁ黒いマントを顔を隠す様に被っている2人がいたら疑うよな……
「本當に大丈夫なのか?」
「うん、試しに行ってみよう」
スズは平気な顔して言う
「はぁ……わかったよ」
さて、今俺達は如何にもボスですよ!というじの扉の前にいる
俺達は一切傷を負うことなくここまで來ている
ここは本當の高難易度ダンジョンだ。勿論俺達ごときがったら一瞬で殺られる
だが魔法帝から教えて貰った方法を使えばここまでは無傷で來れるのだ
その方法は〈気配遮斷〉をかけて歩くこと
そんな簡単な方法で踏破できるのかと俺も最初疑ったが魔法帝からの説明を聞くと納得出來るものだった
本來〈気配遮斷〉は戦闘向けのスキルでは無い
斥候のスキルだ
それ故に〈気配遮斷〉を極める者がないのだ
俺は戦う手段が他に無いため頑張って極めたが極めていない者は匂い、足音いずれかが疎かになり魔にバレてしまう
しかも〈気配遮斷〉は特上唱えた人にれるとその人にもスキルが適応される
だがそれを維持することはとても難しい
ちなみに武の強化に必要な鉱石は道中で手にれた
そんな訳で簡単にボス前までは來れたのだが問題はボスはスルー出來ない所だ
ボスはダンジョンの名前から察するに龍帝だろう
強いだろうな……
そう思いながら扉を開けた
扉を開けるとホールの様な場所となっていた
その中心には俺達がフラ鉱山で対峙した竜よりも3倍ほど大きく、覇気を纏っている龍がいた
「……我に何かようか?」
龍帝が聞いてくる
「あぁ、俺達はダンジョンを踏破しに來た」
「ならば我と戦うのか?貴様らが勝てる様な相手では我は無いぞ?」
「そんな事はわかっている」
そして俺はスズのマントをとる
「この子はエクス・マキナだ」
そう告げる
「おお!エクス・マキナか!大分前に會ったのが最後かのぉ」
龍帝は懐かしむ様な顔で言う
「だったら目的は……封印の解放か?」
「あぁ、そうだ」
俺は頷く
「なら良い。エクス・マキナには世話になったからな……ここを通してやる」
龍帝が道を譲ってくれる
「ありがとう」
「その前に1ついいか?」
龍帝が問いかける
「?」
「100年前ぐらいかの……魔法が得意だったエクス・マキナがここに來たことがあるんじゃが…元気か?」
「……あぁ、元気だよ。今じゃギルドで偉い人になってるよ」
「そうかそうか!なら良い。通れ」
今度こそ俺は最深部にる扉を開けた
そこにると寶箱が4つほど置いてあった
「どれか1つを選んで持って帰って良いぞ」
龍帝が言う
「……スズが選ぶといい」
「………いいの?」
俺は頷く
「じゃあこれ!」
スズが選んだのは1番右の寶箱だった
スズは寶箱を開ける
中には小さなビンがっていた
それを手に持つと同時にスズがり輝く
「!?」
が収まる
「なんだったんだ?」
「ほう……」
目を開けると龍帝が心したような聲を出してスズを見る
「封印は解かれたぞ」
スズは自分の力を確かめるように手を開いたり閉じたりする
「うん…力が漲ってくる」
「それは良かったのぉ!ちなみにそのエクス・マキナが持っているビンは〈不老の薬〉じゃな」
「〈不老の薬〉?」
「あぁ、それは1人だけじゃが歳をとらなくなる。勿論不老と言うだけで殺されれば死ねがな」
スズは近寄ってきて薬を渡す
「これ、主人様が使って」
「………あぁ」
俺は頷く
「じゃあ地上へ送り屆けるがいいか?」
「お願いする」
「じゃあまた遊びに來なされ」
龍帝が呪文を唱えると瞬きし、目を開けた時には地上にいた
「さて、宿屋に帰ろうか」
「うん」
俺達は宿屋に帰った
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