翌日チェスの元へと來ていた

「チェスさんお願いします」

そう言ってスズは頭を下げる

「…………わかった……違う部屋に行くよ……」

チェスはスズを引き連れて隣の部屋へ行った

俺は今レオンと模擬戦をしている

レオンは龍帝に力を認められているのでその力がどれ程のモノか知りたかったのだが…

「いてて…」

俺にぶっ飛ばされ餅をついているレオンがいた

「………お前、本當に龍帝から力を認められたのか？」

「そうみたいですが……ボクもよく分かっていないんです」

レオンは目を伏せる

「レオンは僕に任せてくれるかい？」

シトウが言う

「あぁ、わかった」

今の力だと正直戦力にはなりそうも無いが……何か理由があって言っているんだろう

俺は1人でスキルの使い方を研究し始めた

「…………君は何をむの？」

チェスが聞く

「私は……主人様を守り、足りない所を補佐出來るだけの力がしいです」

私は主人様に救われ、この生涯を捧げると救われた日に誓った

ならば命を賭してでも主人様の力になる道を選ぶ

「…………なら……君はまだ足りない」

相変わらずチェスは橫になってごろんとしている

「力がですか？」

「…………力だ」

半眼で眠たそうに言う

「………君はエクス・マキナだろ？ならば出來るはずだ……自分のやりたい事の為に何をする必要があるのかを……考えろ」

そう言ってチェスは寢た

「私の…やりたい事」

そう呟いて思考を加速させた

「うーん……なんで君が龍帝から認められたか…意味は分かるんだけど実力が追いついていないと思うんだけどなぁ」

シトウは悩んでいた

「ボクの中にある強大な力の存在は分かっています……ですがこの力を解放した瞬間にボク自がどうなるか……まったく予想が出來ません」

レオンは目を伏せ、自信なさげに言った

「そりゃそうだ……僕も最初の頃大分苦労したよ…」

シトウが懐かしげに言う

「シトウさんは……なぜこの力を手にれようと思ったんですか？」

「あぁ、何故かって？そりゃいつの間にか手にれていたからだね……気づいたら僕の1部になっていた」

に手をやって言う

「この力は強大で……コントロールを失ったら待つのは死だけだ…」

「そんな……」

「君は大丈夫だ……僕がどうにかして戻してあげるから…」

シトウは誓った

私は目を開けてチェスを見る

「分かりました……この力は…主人様に悟られちゃ行けないような力ですね……」

チェスは目を開ける

「…………そうだね……だけどいつかは必要になる時があるはずだよ……その力に飲み込まれないようにね」

「分かりました」

スズは自のステータスにスキルが増えていることを確認してステータスを閉じる

「次は何処に行くのがいいのでしょうか？」

チェスに聞いてみる

「…………次は……君の主人様の力をつけるといい……シトウに聞けば分かるはずだ」

それだけ言ってチェスは寢た

「じゃあどうやって戦うのかだけどーーん？あぁ、スズさん無事に力が手にった様だね」

僕は近づいてきたスズさんの力を確認する

「はい、この力があれば主人様を守ることも出來そうです」

「それはよかった…」

「次は主人様の力を付けるために行きたいのですが……心當たりはシトウが知っているとチェスさんが言っていましたよ？」

「ん？次かい？次はドワーフの街へ行くよ」

「ドワーフ？」

《死神》さんがやってくる

さっきまで自主鍛錬していたけどどうだったんだろ？

「うん、《死神》くんの〈武作〉のスキルをもっと良いモノにするためには必要なんだ」

「〈武作〉か……」

「じゃあもう移しようか？」

僕はチェスの家へ歩いていく

「どこに行くんだ？」

「勿論……チェスの力を借りるためだね」

そして家にった

「さて……チェス、ドワーフの國へ送ってくれないか？」

「…………わかった………手を」

僕は全員と手を繋ぎチェスの手を取った

「…………〈瞬間移〉」

一瞬視點が暗くなる

明かりが見えたらそこには工業都市とも言うべき街があった