《異世界転移するような人が平凡な高校生だと思った?》26話 レベル上げ(命懸け) II
「──そいつァ俺の獲だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
バッファローは1回突進すれば進路変更は難しい。そしてそれを狙い俺はバッファローに橫からタックルをかましてやった。
「ブルァッ!?」
俺のタックルをもろにけたブァッファローは、蹌踉めきながら進路を変えさせられて頭から壁に激突した。
「しゃおらぁ!」
そしてそれを橫から見ていたミスラは....
「えぇー.......」
裕のキャラのブレ方についていけないようだった。
でかいネズミに関してはもう何が何だか分からなくて失神したようだ。
「おいおい、今ので死なないのか。」
壁に突っ込んだバッファローは制を立て直し標的を俺に変えたようだ。
目は赤く染まり完全に怒ってるって雰囲気を全開に醸し出している。
そしてバッファローが地面を蹴って次は俺を仕留めるための突進をしてきた。
これではさっきの様に橫から、とはいかないだろう。ジャンプしても多分飛び越えられない。そして橫に避けるのも無理がある。それなら───
「幻刀!」
オークと戦った時に使ったと思えるスキルに賭ける事にした。
スキルが発現した途端。俺の隣にもう1人の俺が現れた。
あまり分析する余裕もないのでイチかバチか俺は右に、分が左に避けた。バッファローは戸いながらもどちから一方に狙いを定め──
左の分の方に突進した。
取り敢えず賭けに勝った俺は分に指示を飛ばした。すると分はバッファローに背を向けてある方へ走った。
背を向けた事によりこっちが本だとじたのか、バッファローは迷いなく突進を続けた。
そしてバッファローの角が俺の分に刺さると同時に分は消える。
驚きながらも突進の勢いが収まらないバッファローはそのまま前へ──
黒く濁った泉の方へ突っ込んだ。
「ブギャァァァ」
泉の真ん中まで盛大に突っ込んだバッファローは泉から出ようともがきながら陸に上がろうと試みる。 
すると次の瞬間。
ボキッ。とバッファローの足が折れた。
「うわぁ....」
ったら溶けそうだなとか思ってたけど本當に溶けるとは....しかもどんどんが爛れてきてすごくグロテスクなじになってる。
そしてついには骨だけになり、その骨も次第に溶けて無くなった。
「...さてと、」
俺は泉から失神してるようで死んでるフリをしてるネズミに視線を移す。
「まぁそうしてくれてた方がやりやすいな。」
「キュィ!」
死の危険をじたのかネズミはガバッと起きて逃げようとするがネズミの周りには生憎壁しかない。逃げるなら俺の橫を通らなければ無理だ。
そして堂々とそんなことをしてくるものなら容赦なく首を折ってやるという雰囲気の俺を察してネズミはけない。
「.....待ってください。」
「なんだミスラ、今このダンジョンを出出來るかを決める戦いをしてるんだ。出來れば聲を掛けないでくれ。」
「...なんでバッファローと戦ってた時より張してるんですか......変な人ですね。
それで?その魔はなんですか?」
話し掛けないでと言ったのに全く聞かないな....
「経験値がめちゃくちゃ貰える魔だよ。通常サイズはこんな大きくなくてもっと普通のネズミのサイズなんだけどね。多分こいつは今日まで奇跡的に生き延びて長したんだと思う。」
「ふむ、それで?」
「.....馬鹿にならないほどの経験値を持ってるはずだ。だからコイツだけは逃せない。」
「......そうですか。」
やっと説明も終わり俺は仕留めに掛かろうとする、だが。
「ですが経験値が多く貰えるという理由だけで殺されるというのは流石にあんまりではありませんか?」
何故かミスラは話を続けてきた。そしてその意味を俺は今の言葉で分かってしまった。
「ミスラ、こいつは魔だ。確かに見た目は可いと思うミスラの気持ちも分かる。だけどここは弱強食なんだ。」
「べ、別に可いとか思ってませんし、勘違いしないでください。」
なんてベタな....
「じゃあほいっと」
コキッ  という音とともにネズミは絶命した。
「ああああああ!!!」
「うぉ!?」
急に真後ろで大聲で絶したため驚いてしまった。
っというかそんなにショックだったのか....
し涙目だし。
「貴方に人間の心はないんですか!」
「ミスラ、1つ提案があるんだ。」
「....なんですか....」
「もしもまたこのネズミが現れてまた俺が倒すとするだろ?その時に同じショックをけたのなら俺を煮るなり焼くなり好きにしてくれて構わない。だから今は取り敢えずその俺に向けている手を退けようか。」
「それになんの意味があるんです?」
キッと睨んでくる。
いつもよりがかだな〜.....
「まぁし壽命を延ばしたいだけだよ。」
本當のことを言ったら多分上手くいかないだろうからここは誤魔化す。
「.....いいでしょう。いつか罰はけてもらいますからね。」
こうして取り敢えずは落ち著いたミスラであった。
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