《貴族に転生したけど追放されたのでスローライフを目指して自前のチートで無雙します》閑話 中學生の狐月 湊④
午後の授業、いつも真面目にけているわけではないけど、今日はより頭にらない。
晝休みの事が頭から離れない。
確かに言われてみればそうだ。
の子を可いと思ったことはあるが、楽しいとは思った事がない。
一緒に遊びに行くことも多々あったが、できれば行きたくないし、別に相手が誰でも変わらない。
でも、由理は楽しかった。
何が違うのか、気づけば俺はそんな事をノートに書いていた。
気がきく  気持ち悪くない  優しい  臭くない   可い
気持ち悪くないって部分、語弊がないよに言っとくと、別にの子が魏持ち悪いんじゃない、彼達が俺に発する聲が気持ち悪いんだ。
普通とは違う、貓で聲? みないな、聴いてて不愉快だし、対して可くもない……。
臭くないというのも香水の事だ。
彼は雪や穂乃果と同じ類いで香水はつけていない。でも、俺に近寄るが臭くなかった試しがない。
でも、由理は臭くなかったんだよな
他にも、他のは自分の事しか話さないし、聴いてて疲れる。
その點由理は聞き上手で話上手だし
あれ? 意識して考えれば考えるほどいい點しか出てこない。
それに、また會いたいとも思った。
これって……
キーンコーンカーンコーン
授業が終わった放課後だ。
結局まだ迷ったままだ。
告白するか否か
いや、迷っているのだ。ここまででも大きな進歩だと言えるだろう。
ホームルームが終わってみんなが教室から出る。
俺は日直だったので、日誌を書く。
「えーと、1時間目は……」
「國語だよ」
後ろから強烈な匂いとともにクラスの子がやってきた。
「あ、あぁ、ありがとね」
確か名前は……
「麻里、私の名前、覚えてよね」
そう言いながら腕を絡めてくる。
よくもまぁ、こんな真夏にそんな事ができるものだ。
鬱陶しくて仕方がない
まぁ、言わないけどね
「ねぇねぇ、このあとぉ、私と遊ばない?」
ほら、また來た。
この手のは嫌だ。疲れるし一緒にいて面白くない。これが由理ならな……
あれ? やっぱり由理と比べてしまう。
その時、ガタッ! と音がなって誰かが走って行くのが見えた。
由理だ
俺はの手を振りほどいて追いかける。
「待って、由理!」
俺は追いついた由理の手を摑んでたまたまドアが開いていた近くの使われていない教室にる。
「由理、どうしたの」
「ごめんね、何でもないよ」
泣きながら由理は笑顔で答える。
「何もないわけ無いだろ」
「本當に、何にも……無いからっ!」
俺は由理をこっちに引き寄せキスをしていた。
「由理」
「ごめんね、湊くんがそんな気がないのは知ってるのに、分かってるのにダメみたい。湊くんが他のの子としてるって考えたら……」
俺はまた由理を引き寄せる。
今回はキスでは無く抱き締めただけだ。
「由理だけだよ」
「え?」
「俺がキスしたのも、抱き締めたのも、全部由理が初めて」
「本當?」
「本當」
俺が他のと遊んでるのをみて勝手に泣いてる奴や、キレてくるを何度も見たが、何とも思わなかった。
でも、そんな由理を見ると心が痛い。
チクチクする。
「付き合う気は無い」
そんな事を言ったのは俺だけど……やっぱり撤回だ。
「由理」
「何? 湊くん」
由理が顔を上げる。
上目遣いは反則だろ……//
「由理、付き合う気は無いとか言って悪かった。全部撤回する」
「どういう事?」
し戸ったようにしている由理。
「だから……俺と付き合って。俺、由理のこと好きみたい」
「うっ、グスン、ヒッ」
由理は泣き始める。
「え、由理? 嫌だった?」
「うんうん、嬉しい。喜んで!」
今度は泣きながら、心からの笑顔で俺のに飛び込んで來てくれた。
俺は頭をでる。
しばらくして泣き止んだ由理は顔を上げ俺に聞いてくる
「ねぇ、湊くん、何で急に付き合うとか言ったの?」
「え、それはね……言わなきゃダメ?」
「もちろん」
「ん……他のといた時は楽しくも何とも無いし、何もじなかったけど、由理といる時は楽しいし、々じたから」
「他の?」
「あぁ、ごめんごめん」
俺は顔を近づけキスをする。
なんとか誤魔化せたようで、再び泣くこともなく、キスを続けた。
ブーブー
攜帯が震える。
「由理、攜帯でなくていいの?」
「うん、出る」
俺から離れて言った由理にし寂しさをじながらも、手を繋いだままという暖かさもじていた。
「うん? お母さん? え! 今日みんな家に居ないって? うん、うん、帰ってくるの明後日? そんじゃあねって、ねぇ!」
「由理? どうしたの?」
「えっと……親が急な出張で明後日まで帰ってこないって……」
「じゃあ由理1人?」
「そうなるね……あ、家來る?」
「じゃあ、お邪魔しようかな」
「やったぁ!」
由理は嬉しそうに飛び跳ね俺に抱き付いてくる。
俺はそんな由理をおしくじ頭をで、またキスをした。
俺は彼が苦しそうにしたのを見てを離す。
彼は肩で息をして、目をトロンとさせて居て、どう考えてもってるようにしか見えない。
俺は理を保つ為に攜帯を見た。
ふと目にった時刻は6時を回っていた。
「ねぇ由理、そろそろ帰ろっか。もう6時だよ」
「もうそんな時間! うん、そうだね、帰ろう!」
俺たちは手を繋いで教室を出た。
カバンは教室にあるが、特に中はってないので置いて帰っても支障はない。財布もケータイもポケットにってるので取りに戻る必要もない。
そんな安易な考えでほったらかしにして帰った。
書いてる途中の日誌があるのを忘れ 
て……。
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