《貴族に転生したけど追放されたのでスローライフを目指して自前のチートで無雙します》中學生の狐月湊⑤
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それでは本編參りましよう!
チャリンチャリン
「キャッ!」
俺は由理を俺の方へ引き寄せた。
直後、「ガッシャャャン!」という音とともに、俺たちにぶつかりかけた自転車がド派手にこけていた。
何があったかというと、學校を出た後由理の家に向かって2人で歩いていると、後ろから猛スピードで自転車が走ってきた。
乗ってたのは男なんだが、スマートフォンを作しながらの運転だったから、俺たちにぶつかりそうになった。
そこで、俺はすぐに由理を寄せたからぶつからなかったものの、片手運転で、バランスを崩した相手がこけたという事だ。
「由理、大丈夫?」
「うん、だけど……自転車の人が……」
自転車の人は痛そうに腰をさすりながら起き上がり、凄い剣幕で俺たちの方に歩いてくる
「おい、クソガキどもが! 危ねぇだろうがよ、余裕持って避けろや!」
「あぁ、ごめんなさい。」
俺は面倒ごとを避けるために素直に謝った。
それを察したのか由理も頭を下げてくる。
こういう所が良いとこだ。
何素直に謝ってんの? ダッサ! とかいう勘違い野郎より何億倍も良い
それは置いといて、どうやらお兄さんはまだご機嫌ななめなようだ。
「おい、謝料払えよクソガキ!」
「ごめんなさい、お金ないです」
「あぁ、なら、で払うか?」
そう言って由理の肩に手を置こうとする
俺はすぐにその男の手首が百合にれる前に摑む
「あの、れないでいただいて良いですか?」
「あぁ? ならお前が金払ってくれんのかぁ?」
この理不盡な要求にしずつイライラしてい俺。つい言い返してしまった
「いや、攜帯いじりながら運転してぶつかりそうになってこけただけですよ? 自業自得でしょ」
「あぁ? 舐めてんのかクソガキ? あんまり大人舐めない方がいいぜ」
そう言ってぐらを摑んでくる。
「離してもらっても?」
「だから舐めんなよって!」
さらにぐらをつかむ手に力がこもる。
俺はその手を摑み、腕を曲がらない方向に曲げながら膝の裏を蹴る
男はバランスを崩してしゃがむ制になり、腕を俺に捻られ拘束されている狀態になった。
「なぁ、これ以上騒いだら警察呼ぶけど?」
「くそッ! 覚えてろ!」
男は全力で走って行く。勿論、サドルの曲がった自分の自転車を持って……
「ありがとう湊君。助かったよ」
「大丈夫だった?」
「うん! さぁ、帰ろ!」
由理は何事も無かったかのように歩き始める。
それから由理と、話しながら家に帰った。
「ただいまぁ」
「お邪魔します」
俺と由理は家にった。
「まぁ、適當にその辺座っててよ」
由理の家は綺麗で、し海外を彷彿させる白を基調としたお灑落な家だ。
俺はソファーに腰掛ける。
制服のいつも緩めて著崩しているネクタイを外し、カバンにしまう
「はいどうぞ」
「ありがとう」
由理がお茶を出してくれた。有り難く一口口に含む。
キンキンに冷えた麥茶は暑い夏で溫まりきったを冷やす。
「由良、今日は俺がご飯作ろっか」
「え! 本當? ありがとう。」
「うん、々使うけどいい?」
「なんでも自由に使って、調味料はそこの棚、フライパンとか包丁はそこね」
丁寧に場所を教えてくれた後、ソファーに座る
「じゃ、テレビ見て待ってる!」
そうあってソファに座る
さて、何作ろっかな
冷蔵庫を開けると牛のミンチとじゃが芋、があった。
俺はそれらを取り出し作り始める。
とパン、微塵切りにした玉ねぎ、その他の調味料をれて混ぜる。
それと並行して皮を剝いたじゃが芋をホクホクになるまでレンジでチンする。
は一口サイズに丸める。
丸め終わった頃にじゃが芋が出來たので、ボールに移し潰していく。
それが終わったら、フライパンに油を敷き、丸めたを焦げないように焼く。
別のフライパンにじゃが芋を牛、バター、塩胡椒をれ、混ぜるように焼く。
お次はソース作り、生クリームにコンソメを水で溶いたものと小麥、調味料をれて火にかける。
俺が作っているのはミートボールだ。
どっかの大型の家とかの店で売っているミートボールを家で作ってみた。勿論、大分前に一度作ったことがあるから、今はレシピを見ていない。
出來上がったものをお皿に盛り付け、炊きたてのご飯をお茶碗にれる。
ふとテレビの方を見ると、ソファーに橫たわって寢ている由理がいた。
「まぁ、疲れたんだろうな。あんだけ泣いてたし」
俺は機に料理とお箸、お茶を置くと由理の方へ向かう
「由理、起きて」
耳元で言うも起きない。
その後もほっぺを突くも起きないのでキスをした。
「んんっ……」
キスをされて呼吸が出來なかった由理が目を覚ます
「み、湊君!」
「おはよ、ご飯できたよ」
「お、おはよ」
顔を真っ赤にしてる由理を見て笑みがこぼれる
「わ、笑わないでよ!」
ぽかぽかとを叩く由理の頭をでおでこにキスをする。
するとまた顔を赤くする。
「も、もぉ! 湊君のばかぁ」
そう言いながらも抱きついてくる由理を可く思う
「由理、そろそろご飯食べよ。冷めちゃうよ」
「うん、いい匂いしてる。味しそう!」
2人とも席に著き「いただきます」をして食べる。
「う〜ん! 味しい。」
「そ? よかった」
「本當に味しいよ! プロみたい」
そんな會話をしながら食べ進め、1時間ほどで食べ終わった。
「ご馳走さま、味しかった!」
「本當? 良かった。」
「後片付けしとくから先にお風呂はいって來なよ! あ、著替えはお父さんのでいい?下著も未使用のあるから」
「うん、ありがと、じゃあお言葉に甘えて」
こうして俺はお風呂にった。
この後、凄いことが起こるなんて知らずに……
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