《貴族に転生したけど追放されたのでスローライフを目指して自前のチートで無雙します》期⑲
部屋に戻った俺はお風呂の準備が整うまでし本を読もうと、この間父様から借りていた本を手に取った。
【世界の十英傑とえいけつ】
これはこの世界に伝わる10人の優れた人間の英雄譚のようなものだ。
これはほとんどのものが知っているほど有名な書で
一部のものは彼らは存在すると
一部のものは彼らは神話の存在だと
そう言う
俺が本を読みたいと父様に言ったら勧められた本だ。
俺は読もうと一ページ目を開いた途端、激しい頭痛に襲われた
「ウゥッ!」
本を閉じ、機に肘をつき頭を抱える
頭がゴーンゴーンと、響くように痛い
そして
プツン……
俺の意識は途絶えた
目を開くとどこか見たことのある景だった
「ホホホ、やっときたか」
「ぜ、絶対神様!」
「様はよせ、お主はここの誰よりも強い存在なのだから」
そう言って近くにあった椅子に座る
「お主も座れ」
「はい」
俺も椅子に腰掛ける
「して、読んだ理由なんだがな
お主にし話しておきたい事と別の力を授けようと思ってな」
「力! もうありますよ……後話したい事って?」
力なんてこれ以上いるのかな?
「話はな……私達が捕獲して投獄していた罪神ざいしんが牢から逃げ出してしもうた。
わし以外ここにおらんのも、その時の戦闘での傷を癒すのに時間がかかっておるからなんだ」
かなり深刻そうな顔をして頭を抱えている神に、俺はそれほどのことなのかと思っていた考えを訂正した
因みにだが、罪神とは元は神だったものがその名前を失い、罪を犯した神としてそう呼ばれている。
「で、俺にその罪神とやらを討伐しろって事ですか?」
「そうなるな、だからその為にし別の力を與えようと思ってな」
「その力とは?」
「魔眼だ」
 それは目に宿った様々な力
一つ目
絶の眼
効果は眼を合わせればそのものが自分より格下である場合に恐怖を抱かせる。
二つ目
魅了の眼
効果は眼を合わせれば格下の相手に自信を主人と認識させ、絶対の服従を誓わせる。
三つ目
予知の眼
3秒先の未來が見える(発回數は、自の魔力量に比例する)
四つ目
時の眼
2秒間、相手のきを止める(発回數は、自の魔力量に比例する)
これらの能力を総稱して魔眼と呼んでいる。
魔眼をもって生まれる者はなく、さらにどの能力かは完全に運である。
これらの知識は全て、本で読んだだ。
「で、どの魔眼を?」
「全てだ。そもそも魔眼に種類など1つしかないわい
人々が勝手に名前をつけているだけで、魔眼持ちは全ての能力を支える。」
「なら、何故みんな一つなんだ?」
「それは魔力容量が常人では1つ分の能力ほどしか耐えられないのだ。
だがお主は全てに耐えられる。存分に使え」
「ありがとうござ……」
禮を言い終わる前に俺の意識はシャットアウトされた。
毎度毎度俺は思うのだが
意識を飛ばす時はなくとも一聲何かかけてほしい者だと……
アルトが去った後神界では
「今回逃げ出した罪神の力はワシと同等、それよりし上かもしれん。
重荷を押しつけるようだ……って確かあやつ、ワシら全員の力の2倍をもってるんだっけか?」
だとしたら魔眼なんて……
與えてから気づく神は、どこかし抜けているようだ
俺の意識が戻るとお風呂の用意が終わっていた。
寢ていたと勘違いしていたのであろうミルは俺なブランケットをかけてくれていた
機の上には著替えとメモに
「お風呂のご用意が出來ました。いつでもれるのでお待ちしてます」
と書いてあった
俺は著替えを持ってキウンを抱いて浴室へ行くのであった
【書籍発売中】【完結】生贄第二皇女の困惑〜敵國に人質として嫁いだら不思議と大歓迎されています〜
【書籍版】2巻11月16日発売中! 7月15日アース・スターノベル様より発売中! ※WEB版と書籍版では內容に相違があります(加筆修正しております)。大筋は同じですので、WEB版と書籍版のどちらも楽しんでいただけると幸いです。 クレア・フェイトナム第二皇女は、愛想が無く、知恵者ではあるが要領の悪い姫だ。 先般の戦で負けたばかりの敗戦國の姫であり、今まさに敵國であるバラトニア王國に輿入れしている所だ。 これは政略結婚であり、人質であり、生贄でもある。嫁いですぐに殺されても仕方がない、と生きるのを諦めながら隣國に嫁ぐ。姉も妹も器量も愛想も要領もいい、自分が嫁がされるのは分かっていたことだ。 しかし、待っていたのは予想外の反応で……? 「よくきてくれたね! これからはここが君の國で君の家だ。欲しいものがあったら何でも言ってくれ」 アグリア王太子はもちろん、使用人から官僚から國王陛下に至るまで、大歓迎をされて戸惑うクレア。 クレアはバラトニア王國ではこう呼ばれていた。——生ける知識の人、と。 ※【書籍化】決定しました!ありがとうございます!(2/19) ※日間総合1位ありがとうございます!(12/30) ※アルファポリス様HOT1位ありがとうございます!(12/22 21:00) ※感想の取り扱いについては活動報告を參照してください。 ※カクヨム様でも連載しています。 ※アルファポリス様でも別名義で掲載していました。
8 73シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜
世に100の神ゲーあれば、世に1000のクソゲーが存在する。 バグ、エラー、テクスチャ崩壊、矛盾シナリオ………大衆に忌避と後悔を刻み込むゲームというカテゴリにおける影。 そんなクソゲーをこよなく愛する少年が、ちょっとしたきっかけから大衆が認めた神ゲーに挑む。 それによって少年を中心にゲームも、リアルも変化し始める。だが少年は今日も神ゲーのスペックに恐れおののく。 「特定の挙動でゲームが強制終了しない……!!」 週刊少年マガジンでコミカライズが連載中です。 なんとアニメ化します。 さらに言うとゲーム化もします。
8 72【書籍版8/2発売】S級學園の自稱「普通」、可愛すぎる彼女たちにグイグイ來られてバレバレです。
【講談社ラノベ文庫より8/2刊行予定】 権力者の孫娘にして超人気聲優アイドル・瑠亜の下僕みたいな立場に甘んじていた俺。 「アタシと幼なじみなこと、光栄に思いなさい! ッシャッシャ!」 しかし、しかし……。 彼女がやった「あること」がきっかけで、俺はぶち切れた。 お前とはこれまでだ、さらばブタ女。 これまでずっと陰に徹して、ブタの引き立て役だった俺。 ようやく普通に生きられると思っていたが、「普通」はなかなか難しい。 天才が集うS級學園の特待生美少女たちに、何故か次々とモテてしまって――。 これは、隠れハイスペックの主人公がヒロインとの「絶縁」をきっかけにモテまくり、本人の意志と関係なく「さすがお前だ」「さすおま」されてしまう物語。 ※ジャンル別日間・週間・月間・四半期1位獲得 ※カクヨムにも投稿
8 60【書籍化】絶滅したはずの希少種エルフが奴隷として売られていたので、娘にすることにした。【コミカライズ】
【書籍化&コミカライズが決定しました】 10年前、帝都の魔法學校を首席で卒業した【帝都で最も優れた魔法使い】ヴァイス・フレンベルグは卒業と同時に帝都を飛び出し、消息を絶った。 ヴァイスはある日、悪人しか住んでいないという【悪人の街ゼニス】で絶滅したはずの希少種【ハイエルフ】の少女が奴隷として売られているのを目撃する。 ヴァイスはその少女にリリィと名付け、娘にすることにした。 リリィを育てていくうちに、ヴァイスはリリィ大好き無自覚バカ親になっていた。 こうして自分を悪人だと思い込んでいるヴァイスの溺愛育児生活が始まった。 ■カクヨムで総合日間1位、週間1位になりました!■
8 63【電子書籍化】婚約破棄のため冷酷騎士に決闘を挑んでみましたが、溺愛されるとか誰か予想できました?
ミーティアノベルス様より9月15日電子書籍配信。読みやすく加筆修正して、電子書籍限定番外編も3本書きました。 年頃になり、私、リアスティアにも婚約者が決まった。親が決めた婚約者、お相手は貧乏伯爵家の私には不釣り合いな、侯爵家次男の若き騎士。親には決して逃すなと厳命されている優良物件だ。 しかし、現在私は友人たちに憐れみの目を向けられている。婚約者は、冷酷騎士として名を馳せるお方なのだ。 もう、何回かお會いしたけれど、婚約者のお茶會ですら、私のことを冷たく見據えるばかりで一向に距離が縮まる様子なし。 「あっ、あの。ゼフィー様?」 「……なんだ」 わぁ。やっぱり無理ぃ……。鋼メンタルとか言われる私ですら、會話が続かない。 こうなったら、嫌われて婚約破棄してもらおう! 私は、そんな安易な考えで冷酷騎士に決闘を挑むのだった。 ◇ 電子書籍配信記念SS投稿しました
8 57破滅の未來を知ってしまった悪役令嬢は必死に回避しようと奮闘するが、なんか破滅が先制攻撃してくる……
突如襲い掛かる衝撃に私は前世の記憶を思い出して、今いる世界が『戀愛は破滅の後で』というゲームの世界であることを知る。 しかもそのゲームは悪役令嬢を500人破滅に追いやらないと攻略対象と結ばれないという乙女ゲームとは名ばかりのバカゲーだった。 悪役令嬢とはいったい……。 そんなゲームのラスボス的悪役令嬢のヘンリーである私は、前世の記憶を頼りに破滅を全力で回避しようと奮闘する。 が、原作ゲームをプレイしたことがないのでゲーム知識に頼って破滅回避することはできない。 でもまあ、破滅イベントまで時間はたっぷりあるんだからしっかり準備しておけば大丈夫。 そう思っていた矢先に起こった事件。その犯人に仕立て上げられてしまった。 しかも濡れ衣を晴らさなければ破滅の運命が待ち構えている。 ちょっと待ってっ! ゲームの破滅イベントが起こる前に破滅イベントが起こったんですけどっ。 ヘンリーは次々に襲い掛かる破滅イベントを乗り越えて、幸せな未來をつかみ取ることができるのか。 これは破滅回避に奮闘する悪役令嬢の物語。
8 83