《貴族に転生したけど追放されたのでスローライフを目指して自前のチートで無雙します》期㉕
先ずは父様と陛下に事を説明する必要がある
最初は父様だけでいいかとも思ったのだが、魔國には人間と良好関係にあるフルム魔王國が存在する。
俺が獨斷で魔國の領土に進行し、人間が裏切ったという判斷をされれば全面戦爭になる。
それを防ぐ為に、陛下に報告し何らかの方法でフルム魔王國魔王に一聲掛けてもらいたい
そうと決まれば
「ネメス、スーリヤ、キウン、しここで待機していてくれ。今は、父様と二人で話したい」
「「「意に」」」
3人(2人と1匹)は頭を下げる
俺は部屋を出て父様の居る書斎に足を運ぶ
コンコン
俺は軽く2回ドアをノックする
「何だ」
「失禮します、アルトです」
「れ」
いつもより素っ気ない返事と何処か悲しげな聲に、反魔王國のものに怒りを覚える
「と、父様!」
部屋にった俺はとても驚いた
書類は床にばらまかれ、本棚は倒れ、書斎の椅子は足が折れていて、朝まで綺麗に整っていた髪はぐちゃぐちゃになっている。
「アルト、なんだ?」
「父様大丈夫ですか!」
「私は無事だ、アルトこそ大丈夫か?」
弱々しく言われた無事は無事では無いと思わせるには十分だった
「僕は大丈夫です」
本當は大丈夫なんかじゃない。早くヴィス魔王國を潰したい。
本當はずっと悲しい
でもそうはいかない。今、復讐できるのは俺だけなんだ
「父様、ゆっくり休みましょう。ね?」
「あ、あぁそうだな、そうしよう」
「では父様、また來ますね。」
そう言って俺は部屋を出た
本來の目的を告げずに
ここで告げると絶対に俺のことを止めるだろう。
これ以上を危険に曬したくない
そう思うのは俺だってそうなのだから
「ネメス、スーリヤ、キウン」
俺は廊下を歩きながら言った
その直後、先程まで後ろで控えていたかのような速さで返事が返ってきた
「如何致しましたアルト様」
「今から王都へ行く。陛下にこの事と魔王國への進軍許可を貰うつもりだ。
そこでさっきの軍の説明をまたしてもらいたい。いいな?」
「私は構いません」
「私もいいですよ」
「我もいいですよ」
ネメス、スーリヤ、キウンは言う
「私どもはアルト様の使い魔、ですので用があれば如何なる時も、いかなる事でも致します。」
そう言ったスーリヤはニコッと笑った
「ありがとうみんな」
「いえいえ」
「我もですよ、アルト様」
「私もですアルト様」
キウンもネメスもそう言ってくれる
俺は嬉しかった
「ふふっ、ありがとうみんな! じゃあ王都に行くよ、転移!」
4人を囲むように展開された魔法陣は、白くる。
が病むと、その場には誰もいなかった
一瞬で景が変わる
俺は今、王都の裏路地にいる
門の前に転移すれば貴族証がない今、とても時間がかかる。
かと言って目立つ場所に転移すれば、直ぐに衛兵が掛けてくるだろう
裏路地から出た俺は王城に向かって歩く
幸い王城の近くの裏路地だったのですう1…分で著いた
「止まれ!」
門の前にいる兵士が走ってくる
この景もつい數日前に味わったばかりだ。
「王城に何の用だ! って確か君は辺境伯閣下のご子息では?」
「そうです、クリード辺境伯グラン・フォン・クリードが子息、アルト・フォン・クリードです。」
「なぜ辺境伯閣下のご子息がこちらに? 確か先日お帰りになったばかりでは?」
「それはですね……しここでは言えません。出來れば陛下に直接……」
「それは出來ない!」
もう1人の兵士に即答された
まぁ、想定なんだが……特に策を考えていた訳では無いからどうするかな……
「その子、そこ通していよ」
門の後ろからまだい聞き覚えのある聲が聞こえた
「な、で、殿下!」
「久しぶりだねアルト」
「あぁ、久しぶりガイア」
そう、來たのは陛下の息子ガイアだった
あの日割と仲良くなった俺たちは、先日もし話をした。
「殿下、ですが……」
「僕がいいと言ってるの」
「わ、分かりました。お通り下さい」
「行こ、アルト!」
ガイアは俺の手を引っ張って走り出した
「ありがとうガイア、助かったよ」
「いいよ、だって友達でしょ?」
そう笑いかけたガイア
俺はガイアのおかげで陛下の自室までスムーズに行けた
コンコン
ガイアは陛下の部屋をノックする
「ガイアです。父上にお話のあるお方をお連れしました」
「儂に用事? れ」
「どうも陛下、アルトでございます。」
ちなみにネメス達は今、俺の作した空間にっている。
これは使い魔たちが出る必要があると思えば自分の意思で出ることの出來る特別な空間だ
「アルト……お前は數日前に帰ったばかりのはずだが」
「その件を含めて、々とご報告とお願いが」
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