《と遊ぼうとしたら異世界に飛ばされた件について》37話目 今宵の語はこれにてお終い
とある開拓村からある噂が広まった。
魔が跳梁跋扈する魔の森には恐ろしい魔法使いが住んでいる、と。
魔法使いは優しく、そして強い男だった。魔の森にって來た無謀な冒険者を助け、村を襲おうとした魔の退治も行っていた。彼は何も求めず、ただ命が救われることだけをんでいた。しかし國はその力を手にれんとして軍を集め、恩知らずな冒険者は金に目が眩んで軍と共に森へと攻めった。
彼らの行いに魔法使いは大いに怒り狂った。
何故だ。彼は泣きんだ。
何故だ。彼は剣を振るった。
何故だ。彼は魔法を放った。
誰も彼の剣を止めることは出來ず、誰も彼の魔法を消すことは出來なかった。多くの命が刈り取られ、多くの命が焼き払われ、その様子は戦場から離れた村からでも見えたという。軍も冒険者も、そのほとんどが魔法使いに殺され、深い國は大きく力を減じ、他國から攻められて滅んでしまった。
魔の森には恐ろしい魔法使いが住んでいる。その怒りにれれば誰も帰ってこれず、國すらも滅んでしまう。その怒りに決してれぬよう、戒めを込めて一部の者は魔の森を『帰らずの森』と呼んでいる。
「……ということが昔あったんだよ」
単に寢語を語るつもりが大分だいぶ熱がりすぎてしまい、語らなくてもいいことまで語ってしまった気がする。ふと我に返りシャルの方を見てみると長話を聞いていて眠くなってきたのか、目をトロンとさせてこくりこくりと舟をこいでいる。
話下手な人間に特有な、熱中すると周りが見えなくなる悪癖は厄介である。シャルをこれ以上起きさせておくのは酷というものなので、今夜の寢語はここでおしまいだ。
「それじゃあ、今日のお話はここまでにしようか」
「うん……」
「おやすみ、シャル」
「おやすみなさい、ししょお……」
そう言うや否やシャルの目は完全に閉じてしまい、すうすうと深い寢息を立て始める。こんなに無理させてまで話を聞かせては寢語として本末転倒だったのではなかろうか。
いや、別に男的に意味深なことをしているわけではないので本來的な意味での寢語もなにも無いのだが。
しかしシャルに昔の話をしてみて再度自覚したが、俺は人助けなんてもうしたくない。千年も経てば人も変わっているのかもしれないが、シャルを奴隷にしたあいつらを見れば、むしろ悪化していっているようにも思える。
人を助けても、裏切られるかもしれない。人を助けても、恨まれるかもしれない。だから俺は、もう人助けなんてしたくなかった。誰かが傷つくのをその目で見さえしなければ、助けが要る誰かがいることを知らずに済む。誰かを助けさえしなければ、裏切られて傷つくこともない。
……俺はシャルにどうなってしいのだろうか。
俺が彼を助けたのは、その傷つく誰かを見てしまったから。何も出來ずに泣いている小さな子を見捨てることが出來なかったから。そして無意識のうちに、無力な子供なら俺を裏切れないと思っていたからかもしれない。
俺の生き方は孤獨な生き方だと思う。何だかんだ言って俺は人に飢えていたからこそシャルに癒されていたんだろう。今だって、シャルに昔話をすることで俺を助けてくれた、いかついおっちゃんがどうなってしまったのかどうしようもなく気になってしまっている。
人と関わろうとせず生きることで傷つきはしなかったけど、その分楽しさも減ってしまっていたはずだ。シャルには人助けを、人と関わることを嫌ってほしくない。でも俺はシャルに傷ついてもしくない。
答えの出ない問いが頭の中でぐるぐると回り、やがて俺もまたシャルと同じように眠りにつくのであった。
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