《と遊ぼうとしたら異世界に飛ばされた件について》57話目 ……くっ、私のことは好きにしろ、その代り村人には手を出すな
それから數日が経過し、現在の狀況に頭を抱えることとなりました。彼らが去り際に殘した言葉は明らかにこちらに対する脅しであり、何らかの危害がこちらに及ぶであろうことは容易に想像でき、事実村人に対する嫌がらせが始まりました。
數で行している村人を狙って暴行が行われたり、留守になっている家が放火されたり、畑にゴミがまき散らされていたりと、命を狙われることはありませんでしたがかなりの被害が出てしまいました。
もちろん私も魔法を使って犯人を拘束したりもしましたが、一日中警戒を続けることは出來ずどうしても隙が出來てしまいます。そうして被害が出続けるに一部の村人に私を差し出してしまえばいい、という意見を持つ人たちが出始めてしまったのです。直接私に向かってそういったことを言う人は今の所いませんが、恐らく時間の問題でしょう。
そしてそう考えている人たちの大部分は後からこの村にやってきた、奴隷になったことがない人たちです。直接人間に追われたことが無く、強化などの魔法をに著けたことで今までにない萬能から『仮に人間たちに襲われても対抗くらいは出來る』と考えているのかもしれません。その証拠に最初からこの村にいる、一度奴隷になったことのある人たちはその意見に反対していました。
人間にとってエルフは資源であり対等な條件など結ぶはずが無く、私を引き渡したとしても大人しく引き下らず、私がいなくなったことを切っ掛けに村に堂々と大勢で襲い掛かってくるだろう、と説得しているそうですが、耳を貸してくれないそうです。
このままでは部分裂を起こしてしまい、人間に対抗するどころではないでしょう。お父さんやお母さん、その他信頼できる人たちと話し合いをした結果、この村を放棄して逃げざるを得ないという結論になりました。
これからようやくということろになって、という思いもありますが仕方がないことだと割り切るしかありません。そして逃げるための時間は……。
「私が大人しく従えば數日は猶予が稼げると思います」
この村全を人質にしているからこそ私は従うのですから、私がこの村から完全に離れるまでは手を出さないはずです。お父さんとお母さんは反対しましたが対案は見つからず、最後まで納得しませんでしたが、彼らに気付かれないように數ずつで出を行い、私が彼らに従って村を出たらすぐに殘りの全員が出を行うこととなりました。
そしてそのことが決まった翌日に村人たちにこのことを伝えたところ、私を引き渡すよう言っていた人たちが反を示しました。
「人間など、魔法を使えば簡単に追い返せる」
「せっかく村を作ったのに、逃げるなど出來るはずがない」
「村を捨てて逃げるなど臆病者のすることだ」
不幸中の幸いと言うべきか、逃げる人たちの邪魔をするつもりは無いようですが、彼らを見捨てるわけにもいきません。出経路などを念のためにと彼らに伝え、出していることがばれない限界まで村人たちを逃がし、私は人間たちの元へと赴きました。
「それでは返事を聞こうではないか」
先日の場所に私が到著して三十分程であの時の男が姿を現しました。村の様子などから私たちがどのような結論を出したのか大よその予想はついているのでしょう、勝ち誇る様な笑みを浮かべながら返事を促します。
正直に言えば、今この場で彼らを倒してしまいたいと考えています。ですがそれをしてしまえばエルフ全が脅威と見られ、より苛烈にエルフが捕らえられる可能があります。師匠であればそれすらも無視して救える手段があるでしょうが、そこまでの力は私にはありません。そしてそうなってしまえば、あれ程に師匠を苦しめてまで、恩を返さないままで森を出た意味が無くなってしまいます。
せっかく村の生活が軌道に乗ってきたというのに、皆が魔法に習してきたというのに、何故今なのか、何故対抗できる程の力を得る前に知られてしまったのか。
様々な思いが、無念が、後悔が中に渦巻き、私の口を閉ざそうとします。しかし、村の人たちを救うためにはこう言うしかありません。
「あなたたちに従います。その代り、村の人たちには手を出さないでください」
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