《拝啓、世界の神々。俺達は変わらず異世界で最強無敵に暮らしてます。》拝啓、神様?いったい何してるんです?
「えーと、グラハムさんから教えてもらったのはここら辺だったと思うんだけど…?」
異人族の雙剣使いに會いに中庭から出てきたのは良かったのだが、俺は今………広い城で絶賛迷子になっていた。
(ど、どうしよう………?)
すると、遠くから剣戟の音が聞こえてくる。クラスメイト達がいる中庭の方ではない。俺は音が聞こえてきた方へ向かう事にした。向かった先にあったのはシンプルな造りの落ち著いた建だった。
(ここかな?修練場)
修練場らしき場所の中を覗くと………
行われていたのは、とてもしい剣戟だった。
二人の剣士が剣を振っている。片方は男の片手剣使い。もう片方はの雙剣使いだ。
両者まったく無駄のないき。魔法などは使わないし、きのスピードも人の範疇だ。俺が異世界に求めていた魔法を連発する魔法戦のような華々しさもない。
しかし目の前の二人の剣士が繰り広げる近接戦闘は靜かな、しかしそれでいてどこか熱的な不思議な雰囲気を纏っていた。
どちらも相手のきを読み、即座に戦を組み立て実行する、このきを何度も繰り返しているのだろう。
ただ極められた剣を無闇に振り回しているのではなく、どのように、いかにして、今持っている手札で勝利するかを常に考え二人は戦っている。
華々しさはないが、その空間には圧倒的なまでの人の“武„の結晶がしく、そして気高く存在していた。
二人の戦いが終わった後、俺はその剣士二人に近づいていた。俺は剣を教わるのならこの人達以外いないと心に決めていた。
「あの!俺に戦い方を、剣の扱い方を教えてください!」
俺は頭を下げて二人に懇願した。
この世界の爭いを止めるためにはこの人達の剣技が必要だと思った。でもそれよりも、ぜひこの人達のレベルに立ってみたいと思った。
「頭を上げてください。彼方」
(ん?なんで俺の名前を知ってるんだ?というかこの聲………)
頭を上げて相手の顔を見ると銀髪のがいた。さっきは剣技に見とれていて気付かなかったが、やっぱりこの人………
「イル・リアス様……忙しくなるってそういうことですか……」
と、俺が呆気にとられていると彼は
「はい!驚きました?」
と屈託のない無邪気で明るい笑顔を浮かべた。
どうやら神様は俺に剣を教える為だけに現世に降りてきてくれたらしい。わざわざ戦の神様ソラ・ベルム様を連れて。
「しっかし、まさか神様が天界から降りて來るなんて予想がつきませんでしたよ。でも、いいんですか?神々は現世に干渉できないんじゃあ………」
「ああ、その規則の事ですか。何も我々神々も天界から人々の様子を見ているだけじゃありませんよ。時々、こうして神としての力を封じて現世に降りてきて視察するのですよ。そうした方が現世に生きる子達の事も理解できますから。そして今我々はその制度をつかって現世であなたに剣を教えにきたのですよ」
「へー。そんな規則があるんですね。ちなみに他の神様はなんて?」
「皆、“まあ、世界救えるならいいんじゃね?„ってじで、簡単に承諾をくれました!」
(え、神々軽くない!?)
「でも、なんでイル・リアス様まで?ソラ・ベルム様は戦の神様だから分かるんですけど…?」
と、そこでソラ・ベルム様が口を開く。
「おいおい、彼方。お前さっきの模擬戦見てたんだろ?俺とリアスが互角の戦いをしてた所を。リアスほど雙剣を使いこなせる奴も他に居ねぇよ。まさに神業ってやつだ」
「そ、そうなんですか」
「私達が現世にいられるのはおよそ1ヶ月間…あなたのクラスメイトが訓練を行う期間と同じです。あなたには、例えあなたの❬能力❭が消えたとしてもこの世界で戦い抜けるくらいの力をつけてもらいます。そのために、あなたは1ヶ月間に私からは今披した私の剣技をけ継ぎ、ベルムからはその他の武の扱い方を教えてもらってください」
(……あの技を、1ヶ月間で?…ムリだろ)
俺が途方にくれているとイル・リアス様が
「1ヶ月間、一緒に頑張りましょうね!彼方!」
とまたもや神にふさわしい純粋な笑みを浮かべたのだった。
そこからの1ヶ月間、俺はろくにクラスメイト達と話をせずにただひたすらに神様の技を継承していったのだった………
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