《規格外の殺し屋は異世界でも最兇!?》魔力捨てます
その日の夜、徹夜明けというのもあって、し早めにベッドにって眠りについた俺は、いつの間にか白い空間に立っていた。そして俺に向き合うように立っていたのは見覚えのある老人─────
「自稱神の....誰だっけ?」
「いやいや、それはないじゃろうが...エレノスじゃよ。つい2日前に會ったばかりではないか...」
「あー、そうだった。うん、覚えてるよ。んで2日前に會ったばかりの神様が俺に何の用だ?」
うん、覚えてる、ただ忘れかけていただけで覚えてはいたんだよ....。
「単刀直に聞こう、お主は今の世界をどう思う?」
なんか急な話題だな...けど、
「どうでもいい」
そもそも俺がどう思っていた所でって話になるしな...
「どうでもいいか...ふむ、それならそれでもいいじゃろう。」
「もったいぶってないでさっさと話してくれ。」
こちとら徹夜明けで早く寢たって言うのにこうも呼び出されて焦らされるのはあまりいい気分ではないのだ。
「お主分かっておるのか…?わしはこれでも神様じゃぞ?」
エレノスは苦笑いをしながら々言ってくるが正直神様だろうと魔王だろうと俺には関係ない、なぜなら...
「その神様よりも凄い人を俺は知ってる。なら、俺はいつも通りやって行くだけだ。」
そう言って俺は元のペンダントにれる。
「まぁいいじゃろう...。話を戻そうかの、お主の今後に関わる事なんじゃが、お主魔力を捨てるつもりは無いか?」
「理由を聞いてもいいか?」
俺は、これまた急な話だなと思いつつ問い返す。
「お主も薄々気づいておると思うが、この世界は魔法が全てと言っても過言ではないほどに魔法というものが強く染み付いている。そしてその魔法を行使する際において最も重視されるのが魔力じゃ。ここまでは分かるな?」
知っている、フィーナさんから見せてもらった歴史の本や資料を見れば嫌でも分かる。
今の世界は魔法という文明が生まれた頃から、魔法が全てと言っても過言ではないほど魔法が力の概念として定著してきた。(主に弱強食という意味が大きいが)
「あぁ、しかしそれと俺が魔力を捨てる事となんの関わりがある?」
「今はそれに関しては何も言えん、わしはネタバレはしない主義でな。ただ、これから先を見據えた時お主が魔力を持っているという事はかなりまずい、要するに老いぼれのお節介じゃよ。」
「なるほどな、詳しいことが話せないならそれでいい。あんたのことも一応信用してるし、いいぜ、その話呑んだ。」
「すまんの...では失禮するぞ。」
そう言って、エレノスは俺のに手を當てた。するとそこから黒いが俺の中からエレノスの掌に集まる。
──────────────────
それからしばらくして、エレノスの手が離れると俺の中から何かが崩れ落ちた覚がした。
「それはゲートの崩壊じゃよ。魔力が無くなれば必然とその扉も存在意義を失って崩壊しやがて消える。」
こいつ、心でも読めんのか?
「當たり前じゃ、これでも神様じゃぞ。」
そうだった....。
「さて、そろそろ時間じゃな、起きたらステータスを確認してみるといい。」
「あぁ、分かった。なんかよく分からんがまた世話になったな。謝する。」
「気にするでない、ほとんどジジイの気まぐれじゃでな。ほな、またの〜」
「あぁ、またな。」
そう言うと同時に俺の意識は暗闇に落ちて行った────────
───────────────────
翌朝、日が昇り始めるし前(おおよそいつも通りの時間)に起きた俺はゲートが崩れ落ちた覚から、あのやり取りが夢でなかったことを確信する。
「ふあ〜〜っと、んじゃ、早速ステータスを確認するか。《ステータス》」
──────────────────
椎名 蒼空しいな そら
職業: 殺し屋
種族: 人族
Lv: 4
HP 4000/4000
MP 0/0
理攻撃 2800
理防 2300
魔法攻撃 0
魔法防 2600
俊敏 2000
《魔法適》
無し
《スキル》
 LvMAX
剣 LvMAX
暗 LvMAX
 LvMAX
銃 LvMAX
投擲 LvMAX
槍 LvMAX
弓 LvMAX
隠 LvMAX
気配察知 LvMAX
暗殺 LvMAX
料理 Lv4
《EXスキル》
・言語理解
・時の支配 Lv1(固有スキルユニークスキル)
・死神 Lv1から(固有スキルユニークスキル)
・創造神の加護
・忌目録インデックス
・????
《稱號》
・異世界人
・創造神に認められし者
・最兇の殺し屋
・死神
──────────────────
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読者の皆様お久ぶりでございます!
久々の投稿でなんとも言えぬ慨にふけっております、くうはくでございます。
実を言うとここ1ヶ月ほど端末を沒収されておりまして(主にテストの點數が悪くて)
る暇がございませんでした。ようやく戻ってきたということで、続きを早速書かせて頂いました次第でございます。ご読下さいます皆様、本當にごめんなさい:(´◦ω◦`):プルプル
そしてこれからも引き続き【規格外の殺し屋は異世界でも最兇!?】を読んでいただければ栄の限りでございます。
それではまた次回お會いしましょう!
じょっぱれアオモリの星 ~「何喋ってらんだがわがんねぇんだよ!」どギルドをぼんだされだ青森出身の魔導士、通訳兼相棒の新米回復術士と一緒ずてツートな無詠唱魔術で最強ば目指す~【角川S文庫より書籍化】
【2022年6月1日 本作が角川スニーカー文庫様より冬頃発売決定です!!】 「オーリン・ジョナゴールド君。悪いんだけど、今日づけでギルドを辭めてほしいの」 「わ――わのどごばまねんだすか!?」 巨大冒険者ギルド『イーストウィンド』の新米お茶汲み冒険者レジーナ・マイルズは、先輩であった中堅魔導士オーリン・ジョナゴールドがクビを言い渡される現場に遭遇する。 原因はオーリンの酷い訛り――何年経っても取れない訛り言葉では他の冒険者と意思疎通が取れず、パーティを危険に曬しかねないとのギルドマスター判斷だった。追放されることとなったオーリンは絶望し、意気消沈してイーストウィンドを出ていく。だがこの突然の追放劇の裏には、美貌のギルドマスター・マティルダの、なにか深い目論見があるようだった。 その後、ギルマス直々にオーリンへの隨行を命じられたレジーナは、クズスキルと言われていた【通訳】のスキルで、王都で唯一オーリンと意思疎通のできる人間となる。追放されたことを恨みに思い、腐って捨て鉢になるオーリンを必死になだめて勵ましているうちに、レジーナたちは同じイーストウィンドに所屬する評判の悪いS級冒険者・ヴァロンに絡まれてしまう。 小競り合いから激昂したヴァロンがレジーナを毆りつけようとした、その瞬間。 「【拒絶(マネ)】――」 オーリンの魔法が発動し、S級冒険者であるヴァロンを圧倒し始める。それは凄まじい研鑽を積んだ大魔導士でなければ扱うことの出來ない絶技・無詠唱魔法だった。何が起こっているの? この人は一體――!? 驚いているレジーナの前で、オーリンの非常識的かつ超人的な魔法が次々と炸裂し始めて――。 「アオモリの星コさなる」と心に決めて仮想世界アオモリから都會に出てきた、ズーズー弁丸出しで何言ってるかわからない田舎者青年魔導士と、クズスキル【通訳】で彼のパートナー兼通訳を務める都會系新米回復術士の、ギルドを追い出されてから始まるノレソレ痛快なみちのく冒険ファンタジー。
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