《スキルイータ》第三章 潛
そうか、ヌラの作った布は、レベル7100萬円相當なのか?
そりゃぁ確かに、気楽に、他人に渡していいものではないな。スキルを固定化した、魔核や武/防/道は、なんとなく、ロロットやヘルズとの話でわかったが、しだけ自重しようとは思うが、生活が便利になるものだからな。
レベル3100円やレベル41,000円なら問題はないだろう。”高い”と言っても、全く見つからないわけじゃないだろうからな。今の所作る事ができるのが、”俺だけ”が、問題になっているのだろう。
アルベルタからの報告を聞いて、認識のズレがあった事を実した。
料理も、それほど凝ったは”まだ”作っていない。焼いただけ、煮込んだだけ、素材の味を優先して作らせた。
胡椒が、高いだろう事は予想していたが、蜂も、高いのか?蜂なんて、ビーナを、飼育すれば、勝手に集めてくれるし、必要以上に集めた分をもらう様にすれば、問題もないだろう。
スキルなんて便利なが、ある世界なのだから、なんとかできないのか?
「カイ」
『はい』
「魔核は、常に手にらないよな?」
『はい』
「魔は、必ず魔核が有るのだよな?」
『はい』
「うーん。またわからなくなった」
『どうされたのですか?』
魔と、魔以外の區別は、魔核を持っているかどうかだと・・・。いいや、明日、ピム殿たちに聞いてみればわかる事だろう。
「うーん。人族と獣人族は、の作りが違うくらいだよな?でも、魔には魔核がある」
『はい』
「でも、人族も魔も、スキルを使う事ができる」
『はい。魔力がありますからね』
「そうなんだよな。なんで、人族には、魔核が無いのに、魔力があって、スキルを使う事ができる。その上、固定化する事もできる。魔ほど安易にする事が、できないようだが・・・」
実は、いろいろな実験で、わかってきたことがある。
スキルを、魔核に固定化して、それを、魔に埋め込むと、スキルが、固定化して、スキルを使うことができる。種族的に、進化する事もある。
隷屬化は、聞いていた通り、かけた本人が、主人になる。その後、主人が隷屬化を解除しない限り、隷屬狀態が、永続的に続くことが、考えられる。実際に、時間経過とともに、隷屬化が解けるのかは、わからない。”主人なし”の狀態は、隷屬化のときに、主人設定を行わなければ、できる事が判明した。
”主人なし”狀態の、則事項は、基本何もない狀態だという事もわかった。”主人なし”狀態から、”主人”設定を行うのには、スキルカードが必要になる。したがって、”主人なし”にしておくメリットはない。運用を考えれば、何かしらの則事項を、設定できなければ、意味がない。
魔には、隷屬化は効かない事がわかった。主人が死んだ場合にも、”主人なし”になるが、則事項が生きた狀態になる事もわかった。
隷屬化のスキルのメリットは、念話に似た事が、主人から一方的に送りつける事ができる。通信距離などはわからないが、ある程度なら屆きそうなじがする。そして、スキル使用時に使う魔力によって付與できる則事項が違ってくる。スキルカードのレベルでも違うようだ。
則事項を破った時の、罰にも大きな違いは無い。
基本的には、頭に痛みが出る。呼吸が苦しくなる(肺か心臓へのダメージだろう)。変わったでは、”決められた場所に、痣が出る”なんてもあるようだ。
これらの事が、クズどもを使った実験でわかった事だ。
こう考えると”隷屬化”ってだらけのスキルの様に思えてくる。
隷屬化された者同士が、結託して、換殺人を行う事ができてしまう。則事項には、主人への”反抗”や”暴力”の止は、あるが、他の人族への則事項は存在しない。それから、”喋らせない”と、言ったような則事項は、設定できない。スキルの利用止や移の制限(主人から、離れてはいけないとか、逆に、主人に必要以上近づいてはいけない)とかだ、あと、隷屬化は複數行う事ができる。矛盾しているような場合には、スキルとレベルに依存しているように思える。
スーンがこれらの事を、ライから聞いてまとめている。
「大主」
「あぁスーンか?」
膝の上では、カイとウミが寢ている。ライは、足元で寢ているようだ。
「大主。お考えの所、申し訳ありません。ゼーロ殿から、居住區から、ダンジョンに繋がる通路が、完したと連絡がりました」
「はやいな」
「それで、僭越ながら、大主のお住まいとの間を塞ぎまして、新たに作った待機部屋から、繋がるようにいたしました」
「あぁそれでいいよ」
「ログハウスへの道も、待機部屋に、繋げさせていただきました」
「え?あぁそうだな。その方がいいな」
「はい。それで、ゼーロ殿やヌラ殿、ヌル殿が、待機部屋に居を移すことにし、進化後のエントとドリュアスを代で待機させる事になりました」
「そうか、わかった。負擔にはなっていないのだよな?」
「はい。大丈夫です」
「それならいい。獣人たちへの、公開はどうする?」
「いつでも大丈夫かと思います」
「任せていいか?」
「はい」
「それでは、スーンの都合がいいときに、施設の説明をあわせて、ダンジョンを公開してくれ、あぁ控えの間には誰かが張り付くよな?」
「もちろんです」
「無理しないようにと、何階層まで進んだのかを報告するようにしてくれ、できれば、魔蟲の誰かが、付いていくようにしておいてくれ、安全面という意味でな」
「かしこまりました」
スーンが、一禮して部屋から出ていった。
俺も、明日に備えて今日は、寢てしまおう。
/*** ヨーン=エーリック Side ***/
カズト・ツクモ様の庇護下にって、數日が経つ。
アルベルタさんが、族長たちに、中央會議室に集まるように、伝達をしてきました。ここに、住み始めて初めてのことだ。白狼族の居住場所は、一番外側に決まった。移に時間がかかるが、居住區を守る種族の1つに任命されたことは、単純に嬉しい。當初、外部に繋がる門は、三ヶ所の予定だったが、皆で話し合って、1つにしてもらった、人員的な事もあるが、アルベルタさんから、ダンジョンが公開されれば、わざわざ外の魔や森のめぐみを、取ってくる必要は、なくなると言われたからだ。
どのみち、居住區を仕切る境界になっている石壁は、5km以上もあり、今の種族だけでは、対応ができない。それに石壁は、今でも作られていて、既に高さが10m近くになっている。その上を、ツクモ様の眷屬の、ビーナや、スパイダーが、警戒にあたっている。エントたちが、等間隔で、並んで監視を、行っている。
中央會議室にると、既に、獅子族と黒豹族が來ていた。
これも、皆で決めて、この會議や、中央部分は、兎族が管理する事になった。
「そう言えば、ヘイズ。獅子族の族長を、引きけるのだな」
「あぁ他になり手が居ないもの事実だが、俺が代理を勤めていたのを、殘った長老が認めてくれた」
「そうか、それはおめでとう」
「ありがとう。前なら、もっと喜んだのだがな」
「そうだな。でも、これから、生き方が、変わるからな」
熊族のロータルが、息子のテイセンを連れてきた。熊族は、珍しく、族長は、同じ名前を引き継いでいる。彼らは、”襲名”と言っていた。
後ろから、アルベルタさんが、続いてってきた
「熊族?」
「あぁすまん。會議の前に、アルベルタさん。いや、違うな、ツクモ様に、族長代のご許可をいただきに行っていた」
「そうか?それで?」
「息子が、”ロータル=ファン・メーフェル”を継ぐことになった。儂は、隠居して、”ロータル=リーロプ”に戻る」
「そうか、息子殿が、熊族の族長になるのだな」
ヘルズが、確認をした。
両者が、うなずく。
「ツクモ様は?」
「本日は、お會いできなかったが、後日襲名の義を、開いてくださると、おっしゃってくれた」
「アルベルタさん。獅子族や、他の種族でも構わないか?」
「えぇ大主様からは、族長とは顔つなぎを、したいから襲名式を、執り行うとおっしゃっていました。ただ、あまりにもバラバラだと時間が難しいから、ある程度まとめてくれると嬉しい、ともおっしゃっていました」
そう言われれば、當然の事だな。
今回は、族長が変わる種族が多いから、余計にそう考えてしまうのだろう。
「他の種族が、集まってからだと思ったが・・・。今回、族長が変わったり、新たに襲名する種族を、まとめて、ツクモ様にまとめてお目通りをお願いする方が、いいのではないか?」
「あぁそうだな。儂もそれでいいと思う」
俺もそれでいいと思う。
襲名の義は、種族ごとに異なっているが、やることは同じだ。今までは、長老衆の前で名乗りをあげて居たのが、ツクモ様に変わるだけだ。長老衆も、列席してもらえば問題はないだろう。
族長が全員集まった。
兎族が、皆の前に、飲みを置いていく。こういう會議での発言権を、兎族は放棄した代わりに、中央での仕事を、兎族が専任する事が、決まってる。
「皆様お揃いですね」
皆が、うなずく。
アルベルタさんは、一呼吸れてから
「お待たせいたしました。大主様からのご許可が、出まして、ダンジョンを、公開いたします。いくつか守っていただきたい事が、ありますので、それらの説明を、行いたいと思います」
おぉぉぉ!!ダンジョンに、無條件にる事が、できる。
これは、獣人族が、今までできなかった事だ。ダンジョンのかな恵みを、できるのは大きい。守ってもらいたい事と、言っているが、スキルカードや魔の素材を、納めろと言われても構わない。人族のダンジョンだと、獣人族なら、9割を納めろと言われていた過去がある。それほど、深く付き合ったわけではないが、ツクモ様なら、そんな理不盡な事は言わないだろう。
アルベルタさんは、粛々と説明をしている。
・ダンジョンにるのは、人してからとする。ただし、族長の許可がある場合には、例外とするが、子供1人に対して、大人1人がついていく事
・5階層からの草原では、農園や畜産を行っている。農園の管理を、獣人族に依頼したい。農園と畜産は、ツクモ様も利用するので、取り決めは後日
・行きに転移門を使う時には、控えの間で待ってもらって、順番にドリュアスかエントが案する。ダンジョンでは、魔蟲が數匹伴う
・ダンジョンから帰ったら、必ず風呂にってを清める事
・食べられない魔もできる限り持って帰ってくる事。中央にあるダンジョンの口近くの、エントかドリュアスに渡す事
質問は、ダンジョンにってから、再度集まってしてもらう事になった。
武や防は、人族が使っていたがあるので、その中から選んでしいと、言われた。のサイズ的に、合わないので、武だけ選ぶ事になった。防は、後日狐族が、作る事になった。
中央にある、ダンジョンに、繋がる通路を通って、ダンジョンにる。
今日は、族長だけだが、戦闘主の者も多い。低階層なら、遅れを取ることは無いだろう。
5階層まですんなり進む事ができた。今日は、探索をしないで、進む事を、優先させた結果だ。
階層を、降りるたびに、スキルを得ている。それも、レベル2か3のだ。これは、このダンジョン特有のなのだろうか?なくても、俺は聞いた事がない。
アルベルタさんは、”初踏破ボーナス”と言っていた。
5階層の草原に出ると、柵で囲われた、畑が、目にってきた。ダンジョンの中で、畑を、作っていると聞かされていたが、こんなに大きな、それも多種多様なを、栽培しているとは、思わなかった。
ここを、俺たちに?草原は、10階層まで続いているので、十分な場所の確保ができると、説明された。
また、草原ステージと言っても、林程度に、木が生茂っている場所も、あるので、材木が必要になったら、自由に伐採してよいと言われた。
その後、階層主と戦って、転移門で戻った。
戻った転移門から、再度6階層に移して、ダンジョンの説明は終わると、言われた。そして、転移門で、帰ってきたときに、何階層から戻ってきたのか、申告してほしいと言われた。攻略合を、確認したいとのことだ。
風呂で、を清めてから、兎族が用意してくれた、新しい服に著替えてから、會議室に向かう。
【最終章開始!】 ベイビーアサルト ~撃墜王の僕と、女醫見習いの君と、空飛ぶ戦艦の醫務室。僕ら中學生16人が「救國の英雄 栄光のラポルト16」と呼ばれるまで~
【第2章完結済】 連載再開します! ※簡単なあらすじ 人型兵器で戦った僕はその代償で動けなくなってしまう。治すには、醫務室でセーラー服に白衣著たあの子と「あんなこと」しなきゃならない! なんで!? ※あらすじ 「この戦艦を、みんなを、僕が守るんだ!」 14歳の少年が、その思いを胸に戦い、「能力」を使った代償は、ヒロインとの「醫務室での秘め事」だった? 近未來。世界がサジタウイルスという未知の病禍に見舞われて50年後の世界。ここ絋國では「女ばかりが生まれ男性出生率が低い」というウイルスの置き土産に苦しんでいた。あり余る女性達は就職や結婚に難儀し、その社會的価値を喪失してしまう。そんな女性の尊厳が毀損した、生きづらさを抱えた世界。 最新鋭空中戦艦の「ふれあい體験乗艦」に選ばれた1人の男子と15人の女子。全員中學2年生。大人のいない中女子達を守るべく人型兵器で戦う暖斗だが、彼の持つ特殊能力で戦った代償として後遺癥で動けなくなってしまう。そんな彼を醫務室で白セーラーに白衣のコートを羽織り待ち続ける少女、愛依。暖斗の後遺癥を治す為に彼女がその手に持つ物は、なんと!? これは、女性の価値が暴落した世界でそれでも健気に、ひたむきに生きる女性達と、それを見守る1人の男子の物語――。 醫務室で絆を深めるふたり。旅路の果てに、ふたりの見る景色は? * * * 「二択です暖斗くん。わたしに『ほ乳瓶でミルクをもらう』のと、『はい、あ~ん♡』されるのとどっちがいい? どちらか選ばないと後遺癥治らないよ? ふふ」 「うう‥‥愛依。‥‥その設問は卑怯だよ? 『ほ乳瓶』斷固拒否‥‥いやしかし」 ※作者はアホです。「誰もやってない事」が大好きです。 「ベイビーアサルト 第一部」と、「第二部 ベイビーアサルト・マギアス」を同時進行。第一部での伏線を第二部で回収、またはその逆、もあるという、ちょっと特殊な構成です。 【舊題名】ベイビーアサルト~14才の撃墜王(エース)君は15人の同級生(ヒロイン)に、赤ちゃん扱いされたくない!! 「皆を守るんだ!」と戦った代償は、セーラー服に白衣ヒロインとの「強制赤ちゃんプレイ」だった?~ ※カクヨム様にて 1萬文字短編バージョンを掲載中。 題名変更するかもですが「ベイビーアサルト」の文言は必ず殘します。
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