《スキルイータ》第三十六話
実験を擔當している、エントやドリュアスを呼び集めてもらった。
/// 実験1 50階層で取れた卵を、低階層で育てることができるか?
確保/観察も、50階層で活できる、進化済みのエントが擔當していた。結果は、卵が孵らなかった。同じ時期に、産まれたであろう、卵を階層を変えて、観察してみても、同じ階層以外では、孵らなかったということだ。
有卵でなかった可能も考慮して、何回か実験するように指示を出していたが、同じ結果だ。
紐づけされているのか、それとも何か違う法則があるのかわからないが、孵らないんでは、その後に、育てたりできるか、確認することはできない。
この実験は、これで一旦終了とした。
/// 実験2 50階層で取れる、樹木を低階層で栽培
卵の実験と同時に行っていたが、こちらは功している。
オリーブやカエデが確保できた事を意味する。ダンジョンの外にも、同じがあるが、味は完全にダンジョン産の方が上だ。あとは、収穫時期や収穫量を計算して、どちらを増やすのかを決めればいい。
/// 実験3 味噌の開発
大豆と麥が確保できたので、開発を行っている。
まだ、俺が知っている味噌の味には遠いが、味噌っぽいなにかにはなっている。
もうししたら、米もできるので、米でも味噌の開発を行ってみる。階層ごとに実験を行って、どこが適しているのかを調査させる。
/// 実験4 醤油の開発
魚醤の生には功した。菌やカビは存在しているのかも知れない。階層を変えたり、使う魚を変えたり、塩を巖塩にしてみたり、それらの組み合わせを継続的に実験することにした。
味噌の開発と平行して行っている。まずは、味噌を作ってから、醤油の開発を行うことにする。
/// 実験5 酒類の開発
ワインはすぐにできた。なんとなく、まだ飲んではダメなような気がして、飲んでいない。後數年は我慢することにした。
蒸留酒を作って、寢かすことにした。俺1人では、食べきれなかった作が、全部酒になった。そのままだと悪くなりそうだったので、蒸留酒にしてみた。そのまま、気溫が一定の所で寢かすのが良いと記憶していたので、いろいろな環境で寢かすことにした。
保存も、素焼きで作った陶のれから、オーク材ににたような木材で作った樽を用意した。
これからは、獣人族が、ダンジョンで作った野菜や果を食べるので、酒になる量は減っていくと思うが、そのまま実験は継続する。
/// 実験6 ダンジョン魔を意識をもたせる実験
ダンジョンで確保した魔を、ダンジョン外で飼育できるかの継続実験
意思をもたせることはできなかったが、生存確認できたのは、魔蟲系統だけ。しかし、襲ってくる魔蟲は、ダンジョン外に連れ出すと、子孫を殘すことなく死んでしまった。
ダンジョンの魔のオスと、ダンジョン外の魔とメスを配させて、妊娠中にダンジョン外に連れ出して、産ませた場合のみ。
魔でも、第2世代になった場合には、ダンジョン外でも生息は可能だが、念話が通じることは無い。
卵の実験にも繋がる結果だったが、卵生の魔は該當しなかった。
/// 実験7 種族違いの配実験
魔は進化するのだが、カイやウミのように、進化が飛び抜けてしまった場合に配が可能なのかを、ボア系統で実験。
実験6と平行して行っている。結論として、1段階の進化違いなら配は可能。産まれてくるのは、進化前の個である可能が、9割(母數がないので、違うかもしれない)、進化後の個になる場合は、1割り程度。
/// 実験8 壽命の確認
継続調査中
/// 実験9 スキルの実験
レベル3の(今、取得されている)スキルまで終了報告をけた。17種類。
強化系スキルとして、力/攻撃力/速度/命中が、それぞれ、どのくらいの、強化になるのかを調査。
低下系スキルでも、同じ事を調査。
報告書をけ取る。
///
報告を聞いていると、卵の量産計畫以外はうまくいきそうだな。
一番の問題は、味噌や醤油の味に関して、俺が確認していくしか無いことだ。
ミュルダの街に行けば、なにか解決策を思いつくかも知れないからな。最終的に、俺が味しいとじるにしていけばいいのだろうけど、正直いちいち確認したくない。中間管理職がしい気分だ。一番いいのは、エントやドリュアスが、味を、理解する事なのだけどな。
今は、棚上げだな。
卵系の実験をしていた者を、製品の加工を行ってもらおう。
チーズやバターが安定的にてにはいれば、食生活が一歩前進する。燻製は、料理チームが試行錯誤して、かなりの水準まで來ている。
さて、新たな実験の指示もしたし、ヒルマウンテンを登る準備を始めるとするか!
『あるじ!』
「ライ。どうした?」
『えぇーと、ダンジョンの中にれた人族はどうする?殺して、吸収していいの?』
「偉そうなも居たよな?」
『うーん。司祭とかいう奴と、隊長とか言われていた奴には、何もしてないよ。ね?』
「大主。アトフィア教の司祭と、奴隷商人を護衛していたと思われる人族のリーダーは、全にして、ダンジョンの、安全な場所に、別々に監しております」
「殘りは、15人だったよな?」
『うん!でも、隷屬化のときに、喚いて、柵に頭打ちつけたり、自分の手を食べ始めたりしたから、拘束してあるよ』
「そうか・・・」
どうする?
「スーン。レベル7作は、スキルカードはあるか?」
「はい。2枚あります」
「そうか、2枚か・・・」
俺が固定してもいいけど、あまり使い勝手が良さそうは気がしないよな。
エントかドリュアスにつけて、使うのが良さそうだな。
「遠見は?」
「はい。3枚あります」
「解った、スキルカードを持ってこさせろ。それから、ドリュアスか、エントに、スキルをつけるから、レベル7の魔核を持ってこさせろ」
「かしこまりました」
「それから、スキルをつけるエントかドリュアスを一緒に越させてくれ、実験への協力の報酬は、名前でいいか?」
「十分です。進化前でよろしいですか?」
「あぁそうだな。レベル7の魔核を2つだから、進化済みだと、どうなるかわからないのだろう?」
「そうですね。かしこまりました」
待っている間に、スキルの整理をしておこう。
// 固有スキル:固有化(レベル6)
// 固有スキル:眷屬化(レベル2)
// 固有スキル:創造(レベル2)
// スキル枠:鑑定
// スキル枠:念話
// スキル枠:呼子
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// 力:G
// 魔力:A-
俺は今回はいいかな。固有化のレベルがかなり上がっているな。
// 名前:カイ
// 別:オス
// 種族:イリーガル・デス・ブルー・フォレスト・キャット
// 固有スキル:変
// 固有スキル:即死
// 固有スキル:超向上スキル
// 固有スキル:超低下スキル
// 固有スキル:水系スキル
// 固有スキル:氷系スキル
// スキル枠:念話
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// 力:B
// 魔力:D
種族が変わった事で、固有スキルが増えたのだろう。
魔力がし上がったのかな?
即死スキルはわかる。言葉通りだろう。
いくつかのスキルがまとまっているのか?
/// 超向上スキル
力超強化/攻撃力超向上/速度超向上/命中超向上が使えるのか。理特化ってじだな。
超低下は、逆だな。水系や氷系は、言葉通りなのだろう。水/水弾/水が使えるのだろう。氷も同じようだな。
問題がありそうなのは
/// 変
の大きさを自由に変更できる。
あ!変か、変態かと思った。どっちにしろ、似たようなか・・・。
「カイ」
『はい。主様』
「大きさが変えられるようだけど、小さいと今くらいなのか?」
『いえ、もっと小さくなれます。ただ、戦闘力も落ちます。今のサイズより大きくて、このくらいまでが限界です』
そう言って、カイが、膝の上から降りて、大きくなった。
覚的に、3m近い大きさだ。
「へぇかなり大きくなれるのだな」
『もっと大きくなれるのですが、速度が落ちますし、バランスが悪いのです』
「うん。ありがとう」
『はい』
いつもの大きさに戻って、膝の上に乗ってきた。
// 名前:ウミ
// 別:メス
// 種族:イリーガル・ブルー・スキル・フォレスト・キャット
// 固有スキル:変
// 固有スキル:水系スキル
// 固有スキル:氷系スキル
// 固有スキル:炎系スキル
// 固有スキル:巖系スキル
// 固有スキル:風系スキル
// 固有スキル:雷系スキル
// 固有スキル:異常系スキル
// 固有スキル:半減系スキル
// スキル枠:念話
// スキル枠:治療
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// スキル枠:----
// 力:E
// 魔力:B+
凄まじいな。
攻撃系のスキルはコンプリートだな。異常系は、毒/麻痺/睡眠/拘束/停止/石化のようだな。
// 名前:ライ
// 種族:イリーガル・グレート・キング・スライム
// 固有スキル:巨大化
// 固有スキル:収納
// 固有スキル:融解
// 固有スキル:分裂
// 固有スキル:理攻撃半減
// 固有スキル:スキル攻撃半減
// 固有スキル:狀態異常半減
// スキル枠:念話
// スキル枠:巖弾(酸弾)
// スキル枠:眷屬化
// スキル枠:治療
// スキル枠:呼子
// 力:C
// 魔力:E
ライは、前衛でも後衛でもできそうだな。
固有化が剝がせるようになっているから、とりあえず付けておくって事もできるけど、し考えたほうが良さそうだな。
前衛のカイ。スキル攻撃のウミ。両方を繋ぐライ。
そうなると、俺は、支援系をばしていくのがいいだろう。6人(?)パーティーでは、前衛2・萬能1・攻撃魔法スキル2・回復/支援1が、ベストだと考えている。俺が、支援系になるのがベストなのだろうな。でも、カイとライがある程度持っているのだよな。
そう言えば、眷屬化のレベルが上がっていたな
/// レベル2:眷屬とのネットワーク構築が可能(パーティー化)
ふむぅかなりチート的な匂いがするな。
/// パーティー化
スキルの影響が、全化される。
攻撃スキルをけると、全でけることになる。
ふむぅデメリットもあるというわけだな。支援や回復は、有効な手段になりそうだな。相手が、スキルをつかってきたときに、注意が必要だという事だな。攻撃スキルが分散するのなら、意味がありそうだけどな。実験してみないとわからないけど、軽々しく実験できるはで無いな。
「大主」
「あぁスーン」
後ろに、しが違うドリュアスが控えていた。
今までのドリュアスが、見た目が24-5歳なのに、対して、目の前で跪いているドリュアスは、良くて中學生。12-3歳と言っても信じてしまうだろう。そして、ドリュアスやエントは、どこか、人とは違う雰囲気があったが、連れてこられたドリュアスは、人族ではないが、雰囲気が”人”なのだ。
「この者が是非大主のお役に立ちたいと言っておりまして、今回連れてまいりました」
「へぇー1段階は進化しているの?」
「はい。樹木スキルが固有スキルで出ております」
「へぇ樹木スキルって、エントの固有だよね?」
「そうです。この者の」「あぁ鑑定してみたほうが早い?」「そうしていただけると」
// 名前:
// 種族:ドゥロル・ハーフ・ドリュアス
// 固有スキル:人化
// 固有スキル:樹木
// 固有スキル:清掃
// スキル枠:---
// スキル枠:---
// スキル枠:---
// スキル枠:---
// スキル枠:---
// 力:F
// 魔力:G
「ハーフかぁエントとドリュアスの?ってわけじゃないよな?」
「はい。母は、ドリュアスです。父は、人族になります」
「そうか、大丈夫か?スパイのような事を頼む事になるぞ?」
「もちろんです。母を捨てた、人族になんの・・・いえ、申し訳ありません。人族を滅ぼしたいと思っています」
「あぁそれを抑えろとは言わないが、人族全部が悪いわけでは無いのは、理解しているよな?」
「はい。大丈夫です」
「そうか、頭で解っているだけでも十分だ。スーン。この娘。お前の眷屬ではないよな?」
「はい。珍しい、魔と人族のハーフです」
「居ないわけでは無いのだな?」
「はい。ドリュアスやエントのように、人化する事ができる魔の場合は可能です」
「そうか、まずは、名前と、そうだな。スーンってよりも、俺の眷屬にしておいたほうが良さそうだな」
「はい。エントとドリュアスとは出自が違います」
「わかった。いいか?」
し考えているが
「お願いします。一つだけお願いがあります」
「なんだ?」
「はい。もし、父を見つけた時には、私に殺すチャンスをください」
「あぁわかった」
母親は犯されて、捨てられた、その後で、殺されたって所だろうか?
「よし、それでは、リーリア。リーリア・ファン・デル・ヘイデンを名乗れ」
眷屬化のスキルを発する。
スーンが持っていた2つの魔核に、遠見と作を固定化して、リーリアに融合させる。
ハーフだから、失敗するかと思ったが、魔核が取り込まれていく
// 名前:リーリア・ファン・デル・ヘイデン
// 種族:イリーガル・シェル・デス・ドゥロル・ハーフ・ドリュアス
// 稱號:カズト・ツクモの眷屬
// 固有スキル:人化
// 固有スキル:樹木
// 固有スキル:即死
// 固有スキル:清掃
// 固有スキル:遠見
// 固有スキル:作
// スキル枠:---
// スキル枠:---
// スキル枠:---
// スキル枠:---
// スキル枠:---
// スキル枠:---
// スキル枠:---
// スキル枠:---
// スキル枠:---
// 力:E
// 魔力:C+
無事進化もできたようだ。やってしまったじがあるが、しょうがないだろう。
「ご主人様」
「ん?俺の事?」
「はい。名前をいただき、眷屬にしていただいたのです、ご主人様とお呼びする事をお許しください」
圧力がすごい。
ひざまずかれて、頼まれたら、イヤと言えないだろう。なくても、今の狀況でダメとは言えない。
「わかった。ゆるそう」
「え?それならが、我らも大主様と・・」「スーンたちはダメ。今までどおりで、頼む」「・・・はい」
「それで、ご主人様。私は、何をしたらよろしいのですか?」
「そうだな。スーン。リーリアには、一通りの教育は終わっている?」
「はい。メイドとして最低限の作法は合格しております」
「わかった、それなら、問題ないな?」
「はい」
「リーリア。君には、ダンジョンで捕らえている、人族を作して、アンクラムの街に潛してしい」
「え?あっ」
「そうか、隷屬化も有ったほうがいいだろう。隠蔽と念話は必要だな。影移と隠を付けて、結界、収納をつけよう。あと、2つだな」
「・・・」「大主・・・」
「ん?潛に必要だろう?あぁあと、治療を付けておけばいいか?」
「え?あっはい」
スーンが、スキルカードを持ってきた。
「在庫はまだ有るよな?」
「はい。一番ない治療でも、10枚以上あります」
「わかった。リーリア。スキルを付けるぞ。使い方は、スーンや、エントやドリュアスに聞いてくれ。いいな。スーン」
「え?あっかしこまりました」
「うん。スキルになれるのに、數日必要だろうから、ダンジョンにって、いろいろ試してみてくれ。ライ。眷屬をリーリアにつけてくれ」
『うん。わかった』
カイとウミも起き出した。
「あっカイ様。ウミ様。ライ様。これからよろしくお願いいたします」
『うん。僕に、様付は必要ないよ。同じ、眷屬なのだからね』
「わかりました。カイ兄さん」
『うん。それでいいよ。リーリア』
「はい!それでは、ウミ姉さま。ライ様?」
『ライは、ライでいいよ』
「それでは、ライさん。で、よろしいでしょうか?」
『ううん。”ライ”と呼ぶか、”ライ兄さん”と呼んで』
「はい。わかりました。”ライ兄さん”」
『うん。よろしくね』
「皆様。よろしく願いします」
ライって、男の子だったのね。
別が出てないから、無だと思っていたよ。
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