《められていた僕は召喚された世界で奈落に落ちて、力を持った俺は地上に返り咲く》第33話 帰宅
マリオルを倒した神夜は《異界結界》を解いた。
結界が解けたあとには倒れている過激派の魔族達とボロボロになりながらもなんとか武を杖にしているヴァーミリアン達だった。
「よお、無事だったか?」
「え、ええ。なんとか。それよりもあのフードの男は魔神だと聞きました。大丈夫だったのですか?」
「まあ、神と戦うのは初めてだったけど力の1割も出てないからな」
実際には5パーセントも出していないのだが
「な、なんと。神を倒すのに1割も力を出していないとは。驚きですぞ」
「まあ、今回は下級神程度だったからな。上級神達やその上が出てきたらもうし手こずるだろうけど」
「下級神だとしても神であることは変わらないのに・・・・・・」
「まあ、それは置いといて、とりあえず回復させるぞ《生命の源》」
魔法を使うと神夜の周りから金にが広がっていき、ヴァーミリアン達やヴァイロス達を包み込んだ。
するとみるみるうちに傷がいえていき直ぐに元気になった。
「さてとこれからのこともあるしとりあえず帰るぞぉ……」
と言って神夜は歩き始めた。
ヴァーミリアン達もヴァイロス達を運びながら魔王城に帰った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
魔王城に帰った神夜達はヴァイオス達を醫務室に寢かせ部下を見張りにつけて會議室にやってきた。
「さて、俺は用事も済んだし他にやることもあるからもう帰る。」
「神夜殿。今回の協力、本當に謝します。神夜殿の協力がなかったらかなり厳しい戦いになっていたでしょう。」
「気にするな。目的が一致しただけだ。それじゃあな」
「待ってください。これを第1王子に渡しては頂けませんか?」
と言ってヴァーミリアンは一通の手紙を渡してきた。
「これは?」
「現狀、我々魔國は國が纏まっておらずしばらくは自分達のことをやらなくてはいけませんが、戦が終わって第1王子が國王になった時はぜひ會談をしたいという手紙です。々やって貰ったばっかりなのに言うのもなんですがどうかお願いしたい。」
「…………俺がこの手紙をけ取る必要も無いし義理もない。」
「・・・・・・」
神夜の突き放すような言葉にヴァーミリアンは辛い顔をする。しかし……
「・・・・・・けどまぁ、暇な時にでも話してみるよ」
その言葉を聞いたヴァーミリアンはパッと笑顔になった。
「ありがとうございます!」
「気にするな。じゃあな」
神夜は転移してその場から去った。
ステラsideーー
「本當に上から目線ね。けど、いいんじゃない。それじゃあ、王都に戻るね。頑張って《優しい復讐者》さん」
私は神夜にそう言うと王都に向かって飛行魔法で飛んだ。
「うふふ、神夜のあの顔。可い」
しばらくして人が誰もいない所まで來ると次は空間魔法を使って王都近くの森まで転移した。
「さてと、確かこの手紙を城にいるアリスとかいうメイドに渡せばいいのよね。」
魔の侵攻スタンピートを処理してから隨分と時間が経ってもう門は空いていない。
「さてと、こんな時はどうしたらいいのかしら?」
そう思い選択肢を頭の中に浮かべてみる。
1、門を破壊して王都にる。
2、王都の城壁を超えて王都にる。
3、朝になるのを待って開いたら王都にる。
まず1はありえない。騒ぎになるだけだからめんどくさい。
2は城壁の上にも衛兵はいるし王都の上空には結界がって合ってったら気づかれる。3はベットの中で寢たいからやだ。
「仕方がない。転移ゲートを繋ぐか」
出てきた選択肢が変なものばっかりなので魔法で王都の誰もいないようなところにゲートを繋いでそこから侵することにした。
「よし出來た。それじゃあ、王都ただいまぁ」
と言ってゲートをくぐり王都にる。
「さてと、周りには誰もいないわね。さすがにこの時間だとみんな寢てるかしら。とりあえず、1度宿に戻って著替えて城に行きましょうかね。」
ステラは宿に戻って著替えてからこっそりと出てきた。
「今は夜だから城の西側にある使用人用の宿舎に居るんだったわよね。それじゃあ、侵しますか。」
隠服の能は既に調べており、部屋の中で驚いたあとだ。
ステラは誰にも悟られず城の門をって侵して行った。
アリスsideーー
「はぁ、今日の仕事疲れたぁ」
私はメイド服から著替えて私服に著替える。
「神夜様…………ああぁ!本人の前であんなことを言っちゃった!!!恥ずかしい!」
と、1人でベットの上で悶えるアリス。
「けど、本當に生きていてくれて嬉しい。今度の計畫のために手紙をくれるって言ってたけどいつくれるのかしら。」
まさか本日中にしかも別のが渡してくるなんて想像もしていなかったアリスは期待にを膨らませながら眠りについた。
そして深夜日がまだ出てきていない時刻…………
「へぇ、ここがメイドの部屋ね。じゃあ、この子がアリスかしら?」
突如聞こえた聲にアリスは驚いて目を覚ました。を起こし聲のした方を見ると腰まであるピンクの髪を持ち紅い目を持つがいた。
「だ、だれ?!」
「あなたがアリス?」
「どうして私の名前を?」
「私の名前はステラ。神夜から話を聞いていなかったかしら?」
「神夜様?・・・・・・そう言えばもう1人仲間がいると話していました。」
「多分それよ」
「けど、証拠がありません」
「隨分疑い深いわね。じゃあこれでどう?」
そう言うとステラは懐から封筒を取り出す。
「これは神夜からの手紙よ」
「神夜様から?!」
バッとステラから封筒をもぎ取り中を開ける。
「どう?神夜からでしょ?」
「・・・はい。確かに神夜様からでした。」
「もう1枚手紙がっていて第一王子宛のはずよ?」
「・・・はい。確かに2枚あります。じゃあ、私はこれで帰るわ。ちゃんと渡しておいてね。」
「あの?!」
帰ろうとしたステラをアリスは呼び止める。
「えっと、その・・・ステラさんは神夜様とはどのような関係で?」
「…………なるほど。」
帰ろうとした姿勢から考えるようなポーズをとり何かひらめいたようなポーズをとるステラ。
「あなた、神夜のこと好きなの?」
「ふぇっ!そ、そんなことはありませんよ!私は神夜様専屬のメイドなだけです!」
「ほんとかしらぁ?」
「ほ、ほんとです!」
「じぃーーーー」
「・・・・・・・・・」
「正直に言ってみなさい?別に怒りはしないわ」
「うっ、た、確かに好意を抱いてしまっているかもしれません…………」
顔を真っ赤に染めながらいうアリス。
「そぉ〜〜〜」(ニヤニヤ)
「な!なんですか!」
「べっつにィ〜〜〜」
「う〜〜〜〜〜」
「まあいいわ。神夜には言わないでおく。じゃあ失禮するわ」
「あ!あの!神夜様はどこにいらっしゃいますか?」
「え?神夜?うーん、今頃魔王と神殺しでもしているかもしれないわね」
「へ?魔王?神殺し?」
「まあ、気にしなくていいわ。それじゃあね」
ステラはその場から転移して宿に帰った。
「な、なんだったのかしら。それにしてもあんなに可い子が神夜様のそばに居るなんて・・・・・・諦めた方がいいかな…………あ、それよりも手紙!」
ステラから渡された封筒を開けて手紙を取り出す。
「えっと、アリスへ。王子への手紙よろしく。神夜より…………」
たった1行の容に呆然とするアリス。
「え?これだけ?」
もう1枚は王子宛ての手紙でアリスが勝手に覗くのはよしておいた方がいいと思うアリス。
「結局は連絡役か・・・・・・寢よ」
深夜に起こされたアリスは寢ることにした。
神夜sideーー
神夜は既に朝になっているため魔王城から直接宿の部屋に転移するのではなくステラと同じように森の中に転移した。
「ふぅ、ステラに手紙を頼んだが大丈夫かな?」
森を抜けて街道を歩いきながらこれからの事を考え始める。
「まずは帰って寢るか。そのあとはえっーとアルステッド辺境伯だったか?の所に行って手紙を渡して・・・・・・あ、またアレクの所に行かなきゃいけねぇのか。全くヴァーミリアンのやつもめんどくせぇ。そのあとはそうだな。そのアルステッドとか言うやつに任せていいんだったら旅にでも出るか?いや、さすがに原因を作らせておいて放ったらかしはないか。まあ、その時はその時だな。」
などとボソボソ呟きながら歩いていると王都の城壁が見えてきて既に列を作って王都りをしている人がいた。
神夜はその列に並んで自分の番を待った。
そして直ぐに神夜の番が來る。
「分を証明できるものを出してください」
今神夜が分を証明できるものはギルドカードだけだ。いや、勇者の頃の証明書も無くはないのだが、神夜の黒歴史と神夜が生きていることがバレてしまう上にあらぬ疑いをかけられそうなのでギルドカードだけだ。
「く、黒!ということはSランクですか?」
「ん?ああ、そうだな。それがどうかしたか?」
「いえ!検問は以上です!ありがとうございました!」
冒険者の中でもSランクからは人外と呼べる力を持っているとされる。
まあ、神夜は人外と呼べる領域をいくつも超越してしまっているが。
「とりあえず宿に戻るか…………あ、そう言えばギルドの金のけ取り今日だったか?報屋の紹介も今日だったけ?この三日間濃い日常を送りすぎだろ。はぁ、明日でいっか。」
宿に戻ると既にステラがベットの上でゴロゴロとしていた。
「ただいま。」
「あ、おかえり。どうだった?」
「やっぱり神がいたよ。殺してきたけど」
「へぇ、どんな神だった?」
「・・・魔神だったよ。傀儡神とか言ってたな。知ってるか?」
「傀儡神・・・傀儡神・・・・・・あ、そんなのもいた気がする。」
「ゾルーダのことなんやら言ってたから殺しといたよ。」
「どうせなら私が殺したかったな。まあ、いいや。そう言えばアリスの所へ行ってきたわよ」
「ん?どうだった?」
「……いや?特に何も無かったわ。・・・ねぇ、あの子どうするつもりなの?」
「そうだな。今は特に考えてない。」
「……そう。」
「何かあったのか?」
「いえ、特に何も無いわ。それよりもこれからどうするの?」
「とりあえず寢る。またアレクの所に行かなきゃいけねぇし他の人ところにも行く用事があるから晝前に起こしてくれ」
「わかったわ」
神夜は魔法で瞬時に著替えベットに寢っ転がる。
「ああぁぁぁ、つっかれた!」
「お疲れ様。」
「おやすみ」
神夜の意識はしずつ沈んで行った。
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