《《完結》待されてる奴隷を救った、異世界最強の龍騎士》第7話「バケモノの名は、クロエイ」
「倒した。あなたはスゴイ。一撃でクロエイを倒すを持っていた」
「クロエイ? このバケモノのことをクロエイって言うのか?」
「そう」
ゴブリンとか、スライムとかそんな可らしいものじゃない。もっと凄絶なバケモノだった。
「これ、もう起きあがって來たりしないよな?」
って確認したほうが良いだろうか。でも、こんなドロドロしたものには、指一本れたくもない。
「溶けたらもう大丈夫。でも、気をつけなくちゃいけない。一度、クロエイに影を食われたら、食われた人間もクロエイになる」
「ゾンビみたいなことか」
「ゾンビ?」
は首をかしげた。
この世界に、ゾンビの概念は通じないらしい。
「なんでもない」
でも、こんな暗い部屋に、自分の影なんか存在するだろうか――と足元に視線を落としてみた。あった。6つの月が窓辺よりさしこんでいるのだ。
「じゃあ、真っ暗な部屋にいれば良いってことか」
「影を食われない場合は、を食われる。その場合はクロエイになることなく、食われて死ぬ」
「理攻撃もしてくるわけか」
暗闇にいたら、逆に危険だということだ。
「イチバン安全なのは明るい部屋にいること。明かりがあれば、クロエイは近寄って來ないから」
そしてその明かりは、エネルギーを必要とする。この世界では、がエネルギーとして使われる。
「オレが君から、あのチューブを抜いちゃったから、クロエイが來たのか」
「そう」
はうなずいた。
「助けないほうが――良かったのか?」
自分が勝手なことをしたことはわかっている。ただの偽善だと言われれば、たしかにその通りだ。
を見る。
は引きつったような顔をした。
何か失禮なことを言っただろうか。困していると、は指で頬をつりあげて見せた。
「ありがとう。助けてくれたことには、謝してる。上手く笑えなくて、ごめんなさい」
表をうまくかせないということか。
笑顔は手式らしい。
憐憫を覚えた。
「オレの名前は白神龍一郎。君は?」
「ベル」
外から風がり込んできた。
ベルの白銀の髪は、やさしくなびいていていた。
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