《異世界生活語》懲りないヤツ
「誰が親だと?私は待てと言ったはずだ。私の命を無視して勝手に戦列をしたのは、お前達だ。そんな勝手をした者が”寄り子〟を名乗る事が許されると思っているのか?」
「そ・・・」
ごにょごにょと、多分言い訳を言っているのだろうが、俺にはそんな事はどうでも良い、それより誰だっけな~、どこで見かけたんだろうな~?記憶の片隅に追いやらてなかなか出て來ない彼らの顔、それを俺は一生懸命思い出す事に忙しかった。
その間にもファリアさんからの叱責は続いていたのだが、言い訳をしても段々と死の足音が聞こえ出したのか、青くなる者赤くなる者反応はさまざまなのだった。
男達の中で一番口達者な者がファリアと言い合いをしている中、ここで言い負かさねばと思ったのか、男二人が達者者の応援でもするかのようにファリアを口撃する。それとは反対の反応を見せる者も居る。気の弱そうな方の男はポロポロ涙を流し、膝を抱えて「助けて」とブツブツ懇願しているのだ。
その景に見かねたのだろう牢番の兵士が近づきダァンと大きな音を立てて牢を蹴りつけた上で一喝する。
「黙れ。ファリア殿も、あまりこの者たちを刺激するのは辭めて頂きたい」
確かに考え事をする上に置いても言い合いは邪魔でしかない、良い仕事をしているよ牢番さん。
「思い出した~」
靜かにはなったが、殺伐とした空気の中で、子供の素っ頓狂な聲が木霊した。
なんとも、素っ頓狂の言葉が合う現場なのだろうか、國會で野黨が熱弁を繰り広げている中、ババンバ、バン、バン、バンっとお湯の著メロを流したら、同じ空気が流れるかもしれない。
「屋のおっちゃんに絡んでたお兄さん達だ」
「あん、何だこのガキは?」
おお威勢が良いね~。若い者はこのくらい威勢が良くないと。
「エドワード君、コイツらを知っているのか?」
「前に近くの屋さんで一回。抜きして無いを持って來て、買い取れって騒いでいた人です」
「そうか。君には何度も迷を掛けていたのだな。すまない」
「ぬぁ、おいガキ、余計な事言ってんじゃねえ、ファリアさんコイツの言う事なんか・・・」
もしかしたら一人二人はダメかこれは?何度もやらかしているようなら流石に救えない、同じパーティーなので全員救ってあげたいが・・・
そんな事を考えている中ファリアさんの眼が鋭くなった。戦闘時はこんな顔をしているのだろうな、その顔を見た3人は威圧されたように黙り込む。
「口の利き方には気を付ける事だな、お前達をここで処分しても良いのだぞ!」
「ファリアさん処分したらダメです。皆さん始めまして、僕はエドワードと言います」
6/15発売【書籍化】番外編2本完結「わたしと隣の和菓子さま」(舊「和菓子さま 剣士さま」)
「わたしと隣の和菓子さま」は、アルファポリスさま主催、第三回青春小説大賞の読者賞受賞作品「和菓子さま 剣士さま」を改題した作品です。 2022年6月15日(偶然にも6/16の「和菓子の日」の前日)に、KADOKAWA富士見L文庫さまより刊行されました。書籍版は、戀愛風味を足して大幅に加筆修正を行いました。 書籍発行記念で番外編を2本掲載します。 1本目「青い柿、青い心」(3話完結) 2本目「嵐を呼ぶ水無月」(全7話完結) ♢♢♢ 高三でようやく青春することができた慶子さんと和菓子屋の若旦那(?)との未知との遭遇な物語。 物語は三月から始まり、ひと月ごとの読み切りで進んで行きます。 和菓子に魅せられた女の子の目を通して、季節の和菓子(上生菓子)も出てきます。 また、剣道部での様子や、そこでの仲間とのあれこれも展開していきます。 番外編の主人公は、慶子とその周りの人たちです。 ※2021年4月 「前に進む、鈴木學君の三月」(鈴木學) ※2021年5月 「ハザクラ、ハザクラ、桜餅」(柏木伸二郎 慶子父) ※2021年5月 「餡子嫌いの若鮎」(田中那美 學の実母) ※2021年6月 「青い柿 青い心」(呉田充 學と因縁のある剣道部の先輩) ※2021年6月「嵐を呼ぶ水無月」(慶子の大學生編& 學のミニミニ京都レポート)
8 193《書籍化&コミカライズ決定!》レベルの概念がない世界で、俺だけが【全自動レベルアップ】スキルで一秒ごとに強くなる 〜今の俺にとっては、一秒前の俺でさえただのザコ〜
【書籍化&コミカライズ決定!!】 アルバート・ヴァレスタインに授けられたのは、世界唯一の【全自動レベルアップ】スキルだった―― それはなにもしなくても自動的に経験値が溜まり、超高速でレベルアップしていく最強スキルである。 だがこの世界において、レベルという概念は存在しない。當の本人はもちろん、周囲の人間にもスキル內容がわからず―― 「使い方もわからない役立たず」という理由から、外れスキル認定されるのだった。 そんなアルバートに襲いかかる、何體もの難敵たち。 だがアルバート自身には戦闘経験がないため、デコピン一発で倒れていく強敵たちを「ただのザコ」としか思えない。 そうして無自覚に無雙を繰り広げながら、なんと王女様をも助け出してしまい――? これは、のんびり気ままに生きていたらいつの間にか世界を救ってしまっていた、ひとりの若者の物語である――!
8 166嫌われ者金田
こんな人いたら嫌だって人を書きます! これ実話です!というか現在進行形です! 是非共感してください! なろうとアルファポリスでも投稿してます! 是非読みに來てください
8 133アサシン
俺の名は加藤真司、表向きはどこにでもいる普通のサラリーマンだが裏の顔は腕利きの殺し屋だった。
8 168異世界に転生したので楽しく過ごすようです
俺は死んだらしい。女神にそう告げられた。しかしその死は神の手違いによるものだと言われ、さらに生き返らせてあげるとも言われた。 俺は、元いた世界ではなく、楽しく生きたい為だけに剣と魔法の世界を望む。すると何を思ったのか女神は、面倒なスキルと稱號を俺に渡して、転生させた。 あの女神は絶対に許さん!いつか毆ってやる! 俺はそう心に誓い、旅を始める。 これは、剣も魔法も有る世界に転生した男の苦労と苦悩と沢山楽しむ話である。 ※主人公の名前は出てきません。お話の最後あたりに出る予定です。 小説家になろう様でも投稿をしています。そちらもよろしくお願いします。 ※追記 第186話にて主人公の名前を出しました。
8 101異世界に食事の文化が無かったので料理を作って成り上がる
趣味が料理の23才坂井明弘。彼の家の玄関が、ある日突然異世界へと繋がった。 その世界はまさかの食事そのものの文化が存在せず、三食タブレットと呼ばれる錠剤を食べて生きているというあまりにも無茶苦茶な世界だった。 そんな世界で出會った戦闘力最強の女の子、リーナを弟子に向かえながら、リーナと共に異世界人に料理を振舞いながら成り上がっていく。 異世界料理系です。普通にご飯作ってるだけで成り上がっていきます。 ほのぼのストレスフリーです。
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