《Creation World Online》第40話

宿の夕食を食べ終えた俺たちは部屋へと戻っていた。

「それじゃ、明日は目的のクエストを探さないとな」

そう言ってベッドを見る。1つしかない。どう頑張っても1つしかなかった。

俺は溜息を吐くとベッドを指差す。

「ナク、お前がベッドで寢ろ。俺は…床にでも転がって寢る」

そう俺が言うと、ナクは一瞬考えるような素振りを見せた後、ベッドにダイヴする。しかし、1つだけ言いたい。

「なんで、服をいだんだ?」

げばシュウがして襲いかかるはず」

…何を言っているんだこいつは。

つい、俺は頭を抱えてしまう。

「あのな、そんな狀況じゃないだろ?いい加減に_」

「むしろこんな狀況だからする」

そう言うとナクは一糸纏わぬ姿で俺の前に立つ。あの、そんなに近づかれると前がたっちゃうのですが。

「今日」

ポツリとナクが呟く。

「シュウがゴブリンに攻撃された時、すごく怖かった。居なくなるんじゃないかって。この世界では誰がいつ死んでもおかしくない。だから…私に爪痕つめあとを殘して」

そう言ってナクは俺に抱きつく、その肩は震えていた。

俺は押し退けようと考えたが諦めて上げていた両手を使って包み込むようにナクを抱きしめた。

結局ナクとなし崩し的に致してしまった。ナクはアンリとまた違ったじで非常に良かったです。はい。

「ふふっ、これでシュウは私の虜」

「いや、それはな…くもないか…?だが、俺にはアンリが…」

翌朝、によってもたらされる二度寢へのいを理で抑えつけて、起き上がった俺は隣に寢転がり俺の顔を見ていたナクと目があって、頬を染められる。いや、そんな反応されると照れるんですが…

「シュウは私のおっぱいにメロメロ」

「いや、それはない」

「でも、昨日_」

「本當にすいませんでした!大好きなんでそれ以上言わないでください!」

これ以上は男の沽券とか、俺の癖とか諸々に関わってくるので、素直に謝ることにする。

チラリとナクの顔から下に視線を落とす。

今朝もええ山じゃ…

「ここか」

「ここ、多分」

俺たちは周囲の家に比べても、更にボロボロの家の前に立っていた。

宿屋の主人に聞いた話だとここに目的の人がいるという。

今にもが空きそうな扉をノックすると、中から痩せこけたNPCが姿を現した。

「何でしょう…?」

「困ったことがあるって聞いたんだ。何か俺たちに出來ることはないか?」

俺がそう言うとは家の中にるように促す。

家の中には1人の年が薄い布団の上で苦しそうに眠っていた。

「この子を助けてくれませんか?」

がそう言うと目の前に『クエスト:【母の嘆き】を依頼されました。注しますか?』

という、文章が現れたので俺は注を選択する。

するとはぱあっと明るい顔になる。

「ありがとうございます!この子の毒を解除するには東の丘に棲息している蛇の持っている木の実が必要です。どうか息子をお願いします!」

そう言っては頭をさげる。

東の蛇、か。それじゃ、アンリのために頑張るか。

そう決意した俺は東を目指して歩くのだった。          

      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください