《ランダムビジョンオンライン》楽しいスライム狩り?

「ラン様!?」「「あっ、ラン君だ~!」」「主様!」

桜狐いもうとと一緒に広場に行くと、4人が待っていた。

「お待たせっ! 無事に桜狐いもうとと従者サーヴァントの契約を結べたよ」

「お待たせしましたっ! 昨日はありがとうございます。お兄ちゃんをお返しします!」

とりあえず、俺から報告を行う。

「お待ちしておりました、ラン様……。無事に遂げられたようでなによりです」

「「譲ったかいがあったってもんだね~」」

「うむ。息災なようじゃの……」

俺が報告すると、4人とも笑顔を見せてくれる。

全員でしばらく前には著いていたようで、俺たちのことを待っていてくれたようだった。

「さてと……合流できたことだし、どうしよっか? スライムでも狩る?」

明日の午後の予定は決まっているが、それまでの予定は未定である。

俺は桜狐いもうとのレベル上げのためにも、モンスターとの戦闘を行おうと思っていた。

「うん。良いと思うよっ。早速行こうよ!」

朝食の席で確認したところ、桜狐いもうともレベルは1に戻っていた。

そして、スキルなどはすべてポイントに変わっており、もう一度ステータス含めて振り直しだと嘆いていた。

「ヒカリ達もそれで良いかな? まぁ……ヒカリ達には意味はないんだけど、今後は桜狐こいつも一緒だからさ? 連攜の確認とかにはちょうど良いんじゃないかな……」

俺のステータスと一緒に確認した事だが、ヒカリ達はレベルも含めて何も変化はなかった。

俺自は、ステータスやスキルなども含めてすべてがそのままだった。

ポイントも変化はなく、桜狐いもうとのように振り直す手間は省けた。

「良いと思います。今後のためにも、連攜の確認は重要だと思います」

ヒカリは乗り気であり、ギュッと拳を握ってやる気満々のようだ。

「う~ん、しめんどくさいかな~?」

「私らが參加すると、一瞬で終わっちゃう……みたいな?」

クーとキッカは消極的で、スライムと戦うのはめんどくさいようだった。

「主殿の言うこと連攜を高めるのはもっともだとは思うのじゃが、スライムではいささか足りんと言えるじゃろうて……。いっそのことゴブリンかオークあたりではどうじゃろうか?」

ハクはスライム狩りには乗り気ではないようだが、敵となりうる相手との戦闘ならウエルカムなようだ。

「私としては、安全マージンが取れるスライムが良いんだけど……」

桜狐いもうとは確実に倒せるスライムが良いようだ。

俺としても、最初はスライムが良いと思うのだが……うーん。

「現狀どの程度けるのかの確認はスライムを相手にして行い、その後にゴブリンやオークでの連攜確認を行えば良いのではないでしょうか?」

おっ、ヒカリからナイスアイデアが出たな。

「それで行こうか。みんなの意見を取りれてもいるし……ヒカリ達がいれば、オークレベルなら數撃だろうしね」

俺はヒカリの意見を採用し、みんなに確認をとる。

「「それならオッケ~」」

「うむ。さすがはヒカリなのじゃ」

「私も……それならいい、かな」

4人とも賛のようだった。

「それじゃあ、外に行こうか? 近くは混んでるかもしれないから、し遠くまで行こう。どうせ先の方まで進むんだしね」

行くぞ! と聲をかけて、俺たちは外に向かって歩きだした。

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