《VRMMO生活は思ってたよりもおもしろい》42.マクロ達とダンジョン攻略
ダンジョンのあるエリアからクエスト注場所に移した僕達は、ハヤト,フウキ,ヒカリの三人と僕とモモの二人に分かれて違うクエストをけた。
ハヤト達は、『廃墟ビルが建ち並ぶエリアにてゾンビを100浄化せよ』という最早別ゲーが漂ってるものを注した。
僕達は、クエストというか『強者求む! 現実時間の午前11時までに【始まりの広場】の噴水に來られたし!』という、救援を求めているようなものが有ったので、注して行ってみることにした。
ハヤト達とは、お互い終わったらギルドホームに集合ということにして別れた。
【始まりの広場】へ行ってみると、噴水前に見慣れた四人組が待っていた。
「なんだ、あれ出したのトッププレイヤーのマクロか」
「なんだってなんだ! というか、またそれか! いい加減にしろよ!」
「だって、マクロに最初に會ったらそう言いたくなるんだから、仕方ないだろ」
「完全にからかうためだろ!」
マクロは、ビシッと人差し指で僕を指しながらそうツッコんできた。
確かにその通りだけど、ここは敢えて「さあね」と惚けることにした。
「というか、なんであんなクエストとは言い難いものを発注してたの?」
「ダンジョンの五十階層が中々攻略できないんだよ。だから強い人を募集しようと思ってさ」
「いや、トッププレイヤーのマクロ以上に強い人居ないでしょ」
「なに言ってんだ。お前が居るだろ? だからお前が來たときは、計畫通りって思った」
「他の人が來たらどうしてた?」
「諦めてそのままダンジョンへ行くな」
そんな會話をしつつ、僕達はダンジョンへ向かった。
僕達からしたら、もう一回あのゴーレムと戦わなきゃいけないのか……というのと、結局またダンジョン攻略か……というのが頭に過った。
ダンジョンに著いた後、マクロが疑問をぶつけてきた。
「そう言えば、リュウ達ってどこまで攻略したんだ?」
「今から挑む階層は攻略したよ?」
「マジか!?」
「さすがリュウだな。あのいゴーレムを倒すとは……」
「そうそう、どこかのトッププレイヤーと違ってな」
「そろそろリュウ君にトッププレイヤーの座、譲った方がいいんじゃない?」
「うるせぇよ!」
僕達がそんな會話をしていると、モモがこう言ってきた。
「回復役は任せてください。この子も居ますし」
「そう言やぁリュウ、なんでその子と二人なんだよ」
「もしかして、コレか?」
「表現が古いよ。でもまあ、コレだけど……」
クリア(本名 とおる)が小指を立てながら聞いてきたので、僕も小指を立てながら返した。
「でも、今二人なのは、他の三人がホラー系のクエストに行ってるからなんだよね」
「私が怖いの苦手なので、リュウさんが気を遣って他のクエストをけてくれたんです」
「リュウ、お前、イケメンだわ」
「どっかの誰かさんでは、できない蕓當だな」
「リュウ君って、非の打ち所が無いよね」
「的はできないけどな」
三人が褒めるなか、マクロがボソッとそう呟いた。
しかし、本當にボソッとだったので三人には聞こえなかったようで無視されていた。
そんなやり取りもそこそこに、僕達は五十階層へ向かった。
僕とモモはすでに五十階層は攻略していて、再挑戦を選ぶと五十一階層に行ってしまうので、マクロ達と一緒に一階層から猛スピードで五十階層まで上がった。
道中はすべてシアンに任せたので、ごり押しのようなじだった。
五十階層に辿り著いた僕達は、ゴーレムと対峙した。
マクロ達はドラゴニッククリスタルでできた武を持って構え、ゴーレムに突っ込んでいった。
僕は刀を抜いて構えるも、一回目ゴーレムと戦った時のことを思い出して行くに行けなかった。
だって、あのゴーレム防力が高すぎて攻撃が通らないし、シアンじゃないと勝てなかった相手だもん。
今更思い出したけど、最近自分のステータスって確認してなかったな。
マクロ達が戦っている最中に失禮して僕は自分のステータスを確認した。
―――――――――――――――――――――――
◆プレイヤー名:リュウ Lv89 職業:ソードマン
HP:4675/4675
STR(攻撃力):3446(+20)→3466
VIT(防力):3214(+20)→3234
AGI(回避力):5000(稱號:により+2000)→7000
INT(賢さ):2853
MND(神力):2562
LUK(運):10(※Max:10)
◆スキル(※Max:Lv10)
【気配察知】:Lv1
【鍛治】:Lv1
【生産】:Lv1
【テイム】:Lv10
【料理】:Lv1
【調合】:Lv1
【挑発】:Lv1
【隠】:Lv1
◆所持スキルポイント:20
※1ポイントで1レベルアップ
◆稱號
・ ・
―――――――――――――――――――――――
おっふ……。久し振りに見たら、回避力が凄いことになってる……。元が5000でそこにプラス2000で7000って、何も當たらないんじゃないの?
一人でそんなことを思っていると、マクロに呼ばれた。
「なにやってんだよリュウ! 早く手伝えよ!」
「わかった、今行く!」
返事をした僕は、ステータスを閉じてシアンを連れてゴーレムのところへ走った。
中々苦戦しているようで、ゴーレムのHPはHPバーの1センチメートルしか削れていなかった。
大人數で戦うと、一人でやるよりはHPが減ることはわかった。でも、HPが減る速度はまだまだ遅い。
これ絶対攻略できないでしょ。たとえ回復役が居たとしても、何時間かかることやら……。
まぁ、その點僕にはシアンが居るから勝てた訳だけど、他の人達は居ないからどうやって攻略するれば勝てるんだろうか。
ゴーレムのところに行くと、ちょうどパンチが來たところだった。
「げっ!? そりゃないよ……!」
そんなことを呟きながら、僕は全速力で前方へ走ってゴーレムの足元まで行った。すると、ゴーレムのパンチは後方の地面に當たり、威力がでかかったため地面が抉れた。
當たったら、一発でゲームオーバーになりそう……。
「さすがリュウ、回避力が高いだけあるな」
「それよりさ、リュウはどうやってこのゴーレムを倒したんだ?」
「僕じゃ無理だったから、シアンに任せたよ。そしたら一発で終わった」
「そう言えばその龍って龍王ドラゴンキングだったな。じゃあ、そいつに倒してもらおうぜ」
「そうだな、その方が早いし」
そんなじで、ゴーレムは再びシアンのブレスによって木っ端微塵になったのだった。
五十階層を攻略した後、五十一階層へ行ったところでマクロ達とは別れることになった。
なぜなら、マクロ達はこのまま攻略を続けるそうだけど、僕とモモはハヤト達との合流することになっていて、ギルドホームに行くからだ。
マクロ達に別れの挨拶をしてから、メニューから一時撤退を選択し、ダンジョンを出た後僕とモモはギルドホームへ向かった。
《書籍化&コミカライズ決定!》レベルの概念がない世界で、俺だけが【全自動レベルアップ】スキルで一秒ごとに強くなる 〜今の俺にとっては、一秒前の俺でさえただのザコ〜
【書籍化&コミカライズ決定!!】 アルバート・ヴァレスタインに授けられたのは、世界唯一の【全自動レベルアップ】スキルだった―― それはなにもしなくても自動的に経験値が溜まり、超高速でレベルアップしていく最強スキルである。 だがこの世界において、レベルという概念は存在しない。當の本人はもちろん、周囲の人間にもスキル內容がわからず―― 「使い方もわからない役立たず」という理由から、外れスキル認定されるのだった。 そんなアルバートに襲いかかる、何體もの難敵たち。 だがアルバート自身には戦闘経験がないため、デコピン一発で倒れていく強敵たちを「ただのザコ」としか思えない。 そうして無自覚に無雙を繰り広げながら、なんと王女様をも助け出してしまい――? これは、のんびり気ままに生きていたらいつの間にか世界を救ってしまっていた、ひとりの若者の物語である――!
8 166【書籍化決定】愛読家、日々是好日〜慎ましく、天衣無縫に後宮を駆け抜けます〜
何よりも本を愛する明渓は、後宮で侍女をしていた叔母から、後宮には珍しく本がずらりと並ぶ蔵書宮があると聞く。そして、本を読む為だけに後宮入りを決意する。 しかし、事件に巻きこまれ、好奇心に負け、どんどん本を読む時間は減っていく。 さらに、小柄な醫官見習いの僑月に興味をもたれたり、剣術にも長けている事が皇族の目に留まり、東宮やその弟も何かと関わってくる始末。 持ち前の博識を駆使して、後宮生活を満喫しているだけなのに、何故か理想としていた日々からは遠ざかるばかり。 皇族との三角関係と、様々な謎に、振り回されたり、振り回したりしながら、明渓が望む本に囲まれた生活はやってくるのか。 R15は念のためです。 3/4他複數日、日間推理ランキングで一位になりました!ありがとうございます。 誤字報告ありがとうございます。第10回ネット小説大賞ニ次選考通過しました!
8 58無能力者と神聖欠陥
一度崩壊した世界は生まれ変わり、それから特に成長したのは人類の「脳開発」だった。頚椎にチップが埋め込まれ、脳が発達し、人は超能力を手にするようになり、超能力を扱えるものは「有能」と呼ばれる。しかし、チップを埋め込まれても尚能力を持てない者は多數いた。 「無能」は『石頭』と揶揄され、第二新釜山に住む大學生、ググもまた、『石頭』であった。 ある日、アルバイト先で、一人の奇妙な「有能」の少女と出會ってから、ググの日常はそれまでとは大きく変わってゆく。
8 76スキルが転職と転生?最強じゃないか
これはとある世界から召喚された主人公の物語 主人公の翔は転職と転生というスキルを手に入れたが…? 翔はこのスキルを使い、最強に駆け上がる!
8 167俺の大好きなアイドルが妹だった?!(仮)
ストック準備中 日本、いや世界中に愛されるアイドルがいた。その名もMain。リーダーのあいを含む3人ユニット。 そんな人気アイドルのあいが何と俺の妹だった?! ただのメガネ妹が自分の大好きなアイドルだと知った主人公、坴(りく)の日常ストーリー。
8 136サウスベリィの下で
罪深いほどに赤く染まった果実の下、人生に背を向けて破滅へと向かう青年小説家と彼の最愛の”姉”は再會する。古び、色褪せた裏庭にて語られる過去の忌々しい事件と、その赤色の記憶。封じられた蔵書の內奧より拾い上げた、心地よく秘密めいた悪夢幻想の手記。
8 62