《転生プログラマのゴーレム王朝建國日誌~自重せずにゴーレムを量産していたら大変なことになりました~》27 ミニゴーレム
ちょこまかと登ってくるゴーレムの大きさは30センチほど。頭でっかちな2頭サイズだ。児が粘土をこねくりまわして作ったようなクオリティで、それぞれユニークな形をしている。
そしてこれまた適當に顔に空いている2つのが目になっており、淡く蒼いを宿している。
口は橫一文字に真っ直ぐ引かれており、ちょうど子供向け番組に出てくる人形のようにパカパカと開くようになっている。
短い手には3本の指がついており、簡単なものであれば摑む事ができる。
「ずいぶんおるのう。」
「全部で30ぐらいかな」
「……歩くのが遅いのう。あ、一匹へたりこんで休憩しだしておるぞ」
「坂道が急だから疲れたんだろうねえ」
「…………ゴーレムが疲れるのか?」
「疲れるみたいだねえ」
ミニゴーレムは足が短く力も無いため足が遅い。
しかも、あまり命令に忠実ではないため、疲れるとあのように道路へ短い足を投げ出して休憩し始めてしまうのだ。
「主よ、あれでは戦闘の役にたたんでのではないか?」
「ミニゴーレム達は戦闘用ではないよ。補給係だ」
「補給係?」
「そう。鈴音も知ってると思うが、ゴーレム達の連続稼働時間は24時間が限界だ」
「無論、知っておる。1日経てば命令を遂行出來ていなくとも砂に還るのであろう」
「ただ、例外がある。俺の補助スキル『補充』で直接魔力を送り込めばさらに24時間くようになる」
「ああ、そんな補助スキルを獲得しておったのう。地味だったので忘れておったわ」
「地味で悪かったな! ……それで話は戻るが、補給で継続してかせるとしても、俺が一人で村中を廻るのはとてもじゃないが無理だ」
「ああ、なるほど。それで『補給係』というわけか」
「そう。ミニゴーレムも『補充』が使えるようにしてあるし、魔法量をかなり多めに持てるようになってるんだ」
「ウーム。ミニゴーレムが役にたっている事は分かった。……じゃが、どうしてこうなるんじゃ?」
鈴音に説明している間に、ミニゴーレム達は俺たちの足元に到著していた。
あるミニゴーレムは石ころを積木変わりにして遊んでいるかと思うと、向こうでは蝶々を追いかける三のミニゴーレムがどんどん遠ざかって行く所だ。反対側では転んで足が壊れたのか、他のミニゴーレムに手當てされている。
「こら! こっちに戻ってきなさい! ほらそこ、慌てて転ばないようにっていつも言ってるでしょ! 補給に特化させる為に々と機能を削ったらこうなっちゃったんだよね」
削った機能はの大きさ、造形のクオリティ、強度、命令に対する正確さ等だ。ちょっと削りすぎたと反省しているが、今さら土に還すのもかわいそうなのでそのまま運用している。
「……まるで託児所じゃのう。」
鈴音が心底呆れたように呟いたような気がしたが、俺はミニゴーレム達の対応に追われてそれどころでは無かった。
【書籍化】【SSSランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師】ユグドラシルの呪いにより弱點である魔力不足を克服し世界最強へと至る。
【注意】※完結済みではありますが、こちらは第一部のみの完結となっております。(第二部はスタートしております!) Aランク冒険者パーティー、「グンキノドンワ」に所屬する白魔導師のレイ(16)は、魔力の総量が少なく回復魔法を使うと動けなくなってしまう。 しかし、元奴隷であったレイは、まだ幼い頃に拾ってくれたグンキノドンワのパーティーリーダーのロキに恩を感じ、それに報いる為必死にパーティーのヒーラーをつとめた。 回復魔法を使わずに済むよう、敵の注意を引きパーティーメンバーが攻撃を受けないように立ち回り、様々な資料や學術書を読み、戦闘が早めに終わるよう敵のウィークポイントを調べ、観察眼を養った。 また、それだけではなく、パーティーでの家事をこなし、料理洗濯買い出し、雑用全てをこなしてきた。 朝は皆より早く起き、武具防具の手入れ、朝食の用意。 夜は皆が寢靜まった後も本を読み知識をつけ、戦闘に有用なモノを習得した。 現にレイの努力の甲斐もあり、死傷者が出て當然の冒険者パーティーで、生還率100%を実現していた。 しかし、その努力は彼らの目には映ってはいなかったようで、今僕はヒールの満足に出來ない、役立たずとしてパーティーから追放される事になる。 このSSSランクダンジョン、【ユグドラシルの迷宮】で。 ◆◇◆◇◆◇ ※成り上がり、主人公最強です。 ※ざまあ有ります。タイトルの橫に★があるのがざまあ回です。 ※1話 大體1000~3000文字くらいです。よければ、暇潰しにどうぞ! ☆誤字報告をして下さいました皆様、ありがとうございます、助かりますm(_ _)m 【とっても大切なお願い】 もしよければですが、本編の下の方にある☆☆☆☆☆から評価を入れていただけると嬉しいです。 これにより、ランキングを駆け上がる事が出來、より多くの方に作品を読んでいただく事が出來るので、作者の執筆意欲も更に増大します! 勿論、評価なので皆様の感じたままに、★1でも大丈夫なので、よろしくお願いします! 皆様の応援のお陰で、ハイファンタジーランキング日間、週間、月間1位を頂けました! 本當にありがとうございます! 1000萬PV達成!ありがとうございます! 【書籍化】皆様の応援の力により、書籍化するようです!ありがとうございます!ただいま進行中です!
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