《転生プログラマのゴーレム王朝建國日誌~自重せずにゴーレムを量産していたら大変なことになりました~》93 新たなゴーレム
俺と鈴音は家のリビングにある機に座り、父さんと向かい合う。
ちなみに千春さんは所用を済ませてくるとの事で今はいない。おそらく森にある家か、うっかり魔邸に行ったのだろう。
「それで、今はどんな狀況なんです?」
「ひと言で言えば、良くない。村の中はもちろんだが、東も森や豚狩平原もくまなく探した。だが、何一つ見つからない。今唯一ある手がかりは、乙葉の両親の証言だ。乙葉は魔力が暴発した後、一日中目を覚まさなかった。そして次の日だ。目を覚ましたかと思うと、すぐに家のドアを開け――北の方角へ飛んでいったそうだ」
「……飛んでいった? それはどういう意味です?」
「文字通りの意味だ。信じがたいことにな。 大きな発を起こして飛んでいったそうだ。乙葉ちゃんの家の前には、今もその時に出來たクレーターが殘ってるよ」
空を飛ぶことが可能なのか? サポートゴーレムで飛び上がったことはあるが、あれは凄く高くジャンプしただけだ。
(コン先生、そんなことありえますか?)
《解。彼の魔法量であれば可能です》
(乙葉ちゃんの魔法量であればって……そんなに凄いの乙葉ちゃん?)
《過去の蒼の魔導師と比べても希に見る多さでしょう》
(へえ、歴代最強? もしかして僕より凄いのかな)
《マスターと比較すると23%の魔力量を保持しています》
(え。それしか無いの?)
《十二分に驚異的かと》
そうなんだ。……俺の魔力量っていまどうなってるんだろう。
「どうした巧魔? ぼーっとして」
「ああすみません、ちょっとコン先生に確認を」
「ああ、巧魔の頭の中に住んでる先生ってやつか」
「……そういえばあるじ、そのコンというやつは男か? か?」
「コン先生に別なんてないから……ってか気になるのかそれ」
《……》
「そういうわけで巧魔、今は完全に手詰まりの狀態だ。乙葉ちゃんが森谷村の近くに居るとも限らない。……お前の手を借りたい。お願い出來ないか?」
「お願いされるまでもありませんよ父さん。そのために今こうしてお話を伺ったんですから」
「すまない。それで、なにか手はあるか?」
打つ手か。正直厳しい。俺のゴーレムを魔力ありったけつぎ込んで大量生し捜索隊を組むことは出來る。……だが、捜査範囲が絞れないとなるとそれでは焼け石に水だ。なにか……特別なゴーレムが必要だ。範囲を絞って乙葉ちゃんを見つけられる何か――
その時、不思議な力がわき出るのをじた。これは一度経験がある。赤武者と蒼武者に人工知能を組み込もうとしたときだ。あの時もゴーレムで人工知能を再現するのに限界をじていた時、同じ力をじた。
《マスター、特魔『英霊の箱レプリカント・ボックス』の発を検知しました。実行しますか?》
英霊の箱レプリカント・ボックスは、ある意味賭けだ。
赤武者も蒼武者も、俺の意図とは全く関係の無い進化を遂げた。俺がプログラミングしたのでは無い。彼らには、明確な意思が存在している。
もし、悪意のある意思が発生したら? 別の問題が発生しかねない。
だが、それでも俺は。乙葉を救うみがしでもあるなら、この力にかけよう。
(――イエスだコン先生。このスキルにかけてみよう)
【書籍化・コミカライズ】無自覚な天才少女は気付かない~あらゆる分野で努力しても家族が全く褒めてくれないので、家出して冒険者になりました~
各分野のエキスパートである両親と兄姉5人を持つリリアーヌ・アジェットは幼いころから家族から最高水準の教育を受け続け、15歳になった今ではあらゆる分野で天才と呼ばれている。 しかし家族が全員「この子はこんなに可愛い上に素晴らしい才能もあるのだから、自分くらいは心を鬼にして厳しいことを言わないとわがままに育ってしまうだろう」とそれぞれ思っていたせいで、一度も褒められた事がなかった。 ある日突然遠縁の少女、ニナが事情があって義妹となったのだが、いくら頑張っても自分を認めてくれなかった家族が全員ニナには惜しみなく褒め言葉をかける様子を見て絶望したリリアーヌは書置きを殘して姿を消した。 (ここまでが第8部分) 新天地で身分を偽り名を変えたリリアーヌだが、家族の言う「このくらいできて當然」という言葉を真に受けて成長したため信じられないくらいに自己評価が低い。「このくらいできて當然の最低レベルだと習いましたが……」と、無自覚に周りの心をボキボキに折っていく。 殘された家族は「自分を含めた家族全員が一度もリリアーヌを褒めたことがなかった」とやっと気づくのだが…… 【コミカライズ進行中】
8 170【書籍化】盡くしたがりなうちの嫁についてデレてもいいか?
【書籍発売中&コミカライズ決定!】 「新山湊人くん……! わ、私を……っ、あなたのお嫁さんにしてくれませんか……?」 學園一の美少女・花江りこに逆プロポーズされ、わけのわからないうちに始まった俺の新婚生活。 可愛すぎる嫁は、毎日うれしそうに俺の後をトテトテとついて回り、片時も傍を離れたがらない。 掃除洗濯料理に裁縫、家事全般プロかってぐらい完璧で、嫁スキルもカンストしている。 そのうえ極端な盡くし好き。 「湊人くんが一生遊んで暮らせるように、投資で一財産築いてみたよ。好きに使ってね……!」 こんなふうに行き過ぎたご奉仕も日常茶飯事だ。 しかも俺が一言「すごいな」と褒めるだけで、見えない尻尾をはちきれんばかりに振るのが可愛くてしょうがない。 そう、俺の前でのりこは、飼い主のことが大好きすぎる小型犬のようなのだ。 だけど、うぬぼれてはいけない。 これは契約結婚――。 りこは俺に戀しているわけじゃない。 ――そのはずなのに、「なんでそんな盡くしてくれるんだ」と尋ねたら、彼女はむうっと頬を膨らませて「湊人くん、ニブすぎだよ……」と言ってきた。 え……俺たちがしたのって契約結婚でいいんだよな……? これは交際ゼロ日婚からはじまる、ひたすら幸せなだけの両片思いラブストーリー。 ※現実世界戀愛ジャンルでの日間・週間・月間ランキング1位ありがとうございます!
8 74過去に戻り青春を謳歌することは可能だろうか
夢を見た。どこか懐かしい夢だった。 元スーパー高スペックだった高校二年生 町直斗(まちなおと)はどこか懐かしい夢を見た。初めて見た夢なのに。その夢を見た日を境に直斗の日常は少しずつ変わりはじめていく。 大きく変わったことが二つ。 一つ目は、學校でNo. 1の美少女の先輩が家出を理由に俺の家に泊まることになったこと。 二つ目は、過去に戻った。 この物語はあることをキッカケに自分をガラリと変えてしまった高校2年生とその周りの人間関係を描いたものです。 本當の自分って何なのだろう。 人生とは何か。 過去に囚われながも抗う。 まだ未熟者ですが自分の“書きたい小説を書く”というのをモットーに勵んでいきたいと思います。応援よろしくお願いします。 そして數多ある作品の中でこの作品を見つけ目を通していただいた方に心より感謝いたします。 この作品のイラストは、ひのまるさんのをお借りしています。 https://twitter.com/hinomaru00 プロフィールは 霜山シモンさんのをお借りしています。 ありがとうございます。
8 132突然不死身という最強の能力に目覚めちゃいました
西暦2200年地球には2種類の人間が存在するようになっていた。 1種は昔からいたいたって普通の人間、もう1種は生まれながらにして特殊能力を持った人間つまり超能力者だ。 そして今世界では特殊能力を持った人間を中心とした格差社會が起きていた。通う學校、働ける職場、仕事の基本給、その他etc、全てにおいて超能力者が優遇されていた。 學校に関しては小學校までは同じ學校へ通うが、中學、高校は、舊人と超能力者では通う學校が違く、さらに超能力者に関しては受験を受けなくても能力がと言う理由だけで進學をすることができる。もちろんその先にある就職だって同じようなものだ。その職場に適した能力があれば簡単に入社できる。それだけじゃな給料だって高卒で入っても同じ條件の舊人の倍はもらうことができる。 そんな世界で超能力者 神谷 玲は舊人つまり無能力者として暮らしていた。
8 119比翼の鳥
10年前に鬱病となり社會から転落したおっさん佐藤翼。それでも家族に支えられ、なんとか生き永らえていた。しかし、今度は異世界へと転落する。そこで出會う人々に支えられ、手にした魔法を武器に、今日もなんとか生きていくお話。やや主人公チート・ハーレム気味。基本は人とのふれあいを中心に描きます。 森編終了。人族編執筆中。 ☆翼の章:第三章 【2016年 6月20日 開始】 【2016年10月23日 蜃気樓 終了】 ★2015年12月2日追記★ 今迄年齢制限無しで書いてきましたが、規約変更により 念の為に「R15」を設定いたしました。 あくまで保険なので內容に変更はありません。 ★2016年6月17日追記★ やっと二章が終了致しました。 これも、今迄お読みくださった皆様のお蔭です。 引き続き、不定期にて第三章進めます。 人生、初投稿、処女作にて習作となります。色々、突っ込みどころ、設定の甘さ、文章力の無さ等々あると思いますが、作者がノリと勢いと何だか分からない成分でかろうじて書いています。生暖かい目で見守って頂けると幸いです。 ★2016年10月29日 4,000,000PV達成 500,000 ユニーク達成 読者様の応援に感謝です! いつも本當にありがとうございます!
8 71Umbrella
大丈夫、大丈夫。 僕らはみんな、ひとりじゃない。
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