《聲の神に顔はいらない。》70 高いから手をばす……でもきっと同じ場所にはいけない。
「調子良さそうね」
そう言ってきたのは靜川秋華だ。彼は今日も輝いてる。夏が終わり、秋の風がを冷やしてそろそろコートも引っ張り出さないと……と思うこの時期でも夏の様に輝いてる奴である。秋になって太さえもちょっと抑え気味になったというのに、靜川秋華は全然かわらない。
いや……ん?
「私はいつも通りですよ。それよりも……し元気ないですか?」
なんとなくだけど、私はそんな気がした。確かにこいつは今日も輝いてる。その輝きで暗い影に生きてる私の様な奴を浄化しちゃいそうなやつなんだけど、まあ対極にいるからわかったみたいな? なんとなくだけどそんな気がした。
「どうして?」
うっ、なんか普通に返された。勘違い? いや、それなら「どうして?」なんて言わないのではないだろうか? つまりは私の見立ては當たってるからこそ「どうしてそう思ったの?」みたいな返しではないだろうか?
「な、何となく」
私は日和ってそう答えた。頭の中では『そういうって事はズバリ當たってるって事ね』とかドヤ顔で言ってるんだけど、現実ではそんな風にいかない。いくら靜川秋華が私よりも年下だとしても、彼と私の立場は違う。この業界、年ではないのだ。人気である。
今聲優界で一番人気があるのが、この靜川秋華だから、調子乗ったことなんか言えるわけない。靜川秋華は私の事をじっと見てる。今は収録終わりだ。靜川秋華は大人気聲優だから直ぐに次に現場に向かう事が多い。ボケーとしてるのなんて、私の様な売れてない聲優くらいだ。
けど今日は靜川秋華が椅子に座ってた。別にそれは普通だし、椅子に座ってても常に同僚とかに聲かけて、この現場の雰囲気をよくしようとしてた。いつもの事だ。だからいつも通りだと思ってたが、なんとなく違和はあった。
それがまだ殘ってた事で、私の中でそうなのかな? という疑問が強くなったのかもしれない。
「まだ時間ありますか? この後にお仕事とか?」
「私は……今日は! 別になにもないけど」
「ふふ、そうですか。じゃあ付き合ってくれませんか?」
完全に私が見え這ったのバレバレだなこれは。いや見栄なんて張る必要一ミリもなかった訳だけど、最近ちょっとは靜川秋華に近づいたかな? とか変な幻想が私に見栄を張らせたんだ。私だって近づいてるんだぞって、多分この年下のに言いたかったんだと思う。
普通に流されたけどね。私はまだまだ全然靜川秋華に近づいてなんかないってことだろう。今私は聲優として靜川秋華の前に立ってる気だけど、その立ち位置はやっぱりまだまだ全然違う。私はずっとこのを見上げてる。
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