《一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...》文化祭

「加奈…ほんとにこれ著なきゃダメ?」

「當たり前でしょ?當日になって何言ってるのよ來蘭!」

文化祭當日の朝、わたしはメイド服を著るのを渋っていた…

なぜならこのメイド服、既製品に加奈がしなくていい手を加えて作ってくれたやつで、大きながより強調されるように、重ね著するビスチェでウエストをぎゅうぎゅうに絞り上げるようになってるし、ミニ丈だし、ほんとにこんなの著て大丈夫?ってやつだからだ。

加奈の方は、高長で細で足長なスタイルが映えるイケメン執事の裝の準備は萬端のようだ。

今回この文化祭は、介くんのクラスはお化け屋敷でゾンビコスプレを、うちのクラスはコスプレカフェでわたしはメイド、加奈は執事、そうちゃんはパイレーツを、優輝くんのクラスは幕末喫茶で沖田総司のコスプレをする。午前中はそれぞれ自分のクラスの仕事、そして午後はいよいよライブ本番!もう分刻みのスケジュールだから、著替えてる暇などないので、ライブはこのそれぞれのコスプレ裝のままやることになってる。コロラドミュージック側も、文化祭ライブっぽくていい!と大賛だったらしい…だからもう一日中このメイド服で居なきゃならない…

「さぁ!もう行くよ來蘭!」

コスプレ裝の大荷を持って、わたしと加奈は家を出た。

さぁ、文化祭の始まりだ!!

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