《一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...》文化祭 11
〈奏太side〉
3曲一気に歌いきった來蘭は、をピンクに染め、汗を滴らせながら、ドラムセット脇にあらかじめ蓋を開けてスタッフが置いておいてくれたミネラルウォーターを照明の落ちた暗闇の中で飲んでいた…汗がる元が、水を飲み込む度にく様がたまらなくエロティックで目が離せなかった…
スタッフが持ってきたギターを抱えると、來蘭はまたマイクスタンドの前へと向かった。
照明が來蘭だけを照らし出すと、來蘭は靜かに語り始めた…
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初めまして『Re Light』です。
わたしたちにとって、今日は2回目のライブになります。
初めてのライブでは、わたしはベースを弾きながら歌ってました。
しかしその初ライブで、ある事故が起こり、わたしは右手に大きな傷を負いました。その怪我によってこの膝から下はかなくなりました。初ライブを最後に、わたしはベースを弾けなくなりました。
正直、突然右手を失ってしまって自暴自棄になりかけました…
 
でもわたしには、ずっと側で支えてくれた人、信じて待っていてくれた人、わたしの意志を継いで緒でベースを猛練習してくれた人が居ました。
この『Re Light』(リライト)というバンド名は、右手を無くしても、再び希のは燈る。
という意味を込めて付けました。
次に歌うのは、わたしの心の炎をまた燈らせてくれた仲間への思いを込めて書いた曲です。
ベースは弾けなくなったけど、このかなくなってしまった右手の親指を使って、ギターを猛特訓しました。上手には弾けませんが、聞いてください。
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ドラムセットに座ったまま、來蘭の背中だけを見ていた。
來蘭が歌う前からもう俺は泣きそうだった。
不用ながらも、優しいギターが鳴り始める…
さっきまでのバンドサウンドに負けないくらいの力強い歌聲と、同一人が歌っているのかと疑いたくなるような來蘭のき通るような歌聲が、優しく耳をでた…
來蘭の歌聲に、優輝も介も加奈も、そしてフロアで聞いている人がみな涙を流していた…
來蘭の歌聲は、誰もがみな持っていて、懸命に隠そうと奧の方にしまっている『弱さ』とか『悲しみ』とかの部分にスっと降りて來る…
ワンコーラスを歌い終え、ツーコーラス目にろうとしたところで、俺はたまらずにそっとリズムを叩き始めた…
すると優輝もピアノを弾き始め、加奈はベースを、介もギターを、まるで來蘭をみんなで包み込むように鳴らし始めた。
驚いた來蘭が、振り返る。
「歌え!來蘭!」
くしゃくしゃの顔して泣き出した來蘭は、必死でギターを弾いて歌い出した。
最後のワンフレーズは、來蘭の右手が鳴らすギターと歌聲だけが靜かに響いた…
深々と頭を下げて一禮する來蘭に、いつまでも拍手は鳴り止まなかった。
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