《(ドラゴン)メイド喫茶にようこそ! ~異世界メイド喫茶、ボルケイノの一日~》甘いものには福がある?・中編
「……さて、何をして遊ぶ?」
鬼の姉妹は遊び盛りだ。何せ人間に換算して十歳かそこらの神らしい。鬼の価値観は良く知らないけれど、でもまあ、長生きな種族ということは聞いた。そして、壽命が長い種族は大抵背格好の変化も緩やかなものになるらしい。
とどのつまり、シュテンとウラは、実際なら俺よりも全然年上、ということなのだ。
「ボール。ボールで遊ぼう!」
「えー。シュテンはいつもそればかりね。たまには違う遊びをしようとは思わない?」
「何があるの? 鬼同士なら、まあ、々と考えられるけれど……」
何か言いたげな表を浮かべて、こちらを見つめるシュテン。
まあ、伽噺でもあるように、鬼というのはやはり能力が高いらしい。だから人間には到底できっこないことだって、鬼ならば可能だということ。
それどころか、大抵の種族は鬼に劣るというのだから、鬼の能力の高さを窺い知ることが出來るだろう。
「……なんなら二人で遊んでもらっても構わないよ? だって俺がいるメインの理由は、はっきり言って『お守り』だからな」
そう。
鬼は確かに能力が高い種族だ。
しかし、それ故に鬼の子供は闇の市場で高く売り買いされるらしい。メリューさんから聞いた話だけれど、ボルケイノの閉鎖空間でも油斷は出來ない。鬼の子供は、一欠片だけでも金貨數枚に換できる程の価値があるというのだ。ということは鬼の子供は差し詰め『生きる金脈』と言って差し支えないだろう。
「……そう。なら、二人で遊ぼうよ。ウラ」
「うん。言葉に甘えることにしようか。シュテン」
そうして二人は仲良く手を繋いでボルケイノの庭へと走っていった。
深い溜息を一つ吐いて、俺は考える。
ボルケイノはこれからもこの空間に在り続けるだろう。それはメリューさんの『呪い』にも関わる重要な事項である。
しかし、それが永遠であるという保証は、無い。
メリューさんの呪い。それは人々を笑顔にすること。はっきり言って數値化の出來ない曖昧な目標を、果たしてどういう尺度で解釈すれば良いのだろう?
一人を幸せにするのなら、メリューさんはとうのとっくに実現しているはずだ。何せメリューさんはあんなにも味しい料理を瞬時に作り出せるというのだから。
しかし、今は違う。今もなお、メリューさんはボルケイノという呪いに縛られ続けている。
では、永遠に存在できるのかといわれると、そうでも無いはずだ。ドラゴンは長命の種族とはいえ、いつかは壽命がやってくる。……まさか、壽命が來るまで永遠にここに囚われ続けるというのだろうか。
メリューさんは明るく振る舞っているけれど、いつかは元の姿に戻りたいと……たぶん、願っているのだと思う。本人からは、はっきりと聞けていないけれど、それを実現出來るならば実現させてあげたい。
でも、同時にやって來るのは、ボルケイノの終焉だ。
メリューさん、メリアにシュテンにウラ……いいや、それだけじゃない。このボルケイノにやって來る多くのお客さんとも會えなくなる。そしてお客さんはボルケイノが閉店したことについて、多かれなかれ悲しい思いを抱くのだろう。
だとしたら、どうすればいいのか。
ハッピーエンドに向かうためには、どういう決斷をすれば良いのか。
いつやって來るかも分からない決斷の時に向けて、俺は、なくとも俺だけでも、覚悟を決めておかねばならないと、そう思っていた。
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