《天才と煩悩》進化をやめた天才-はじまりのとき③
その數分後。警察が要求していたものを渡し、人質は開放された。紅葉が病院に行くあいだに俺は事を警察に話すと同時にこんなことを聞いた。
「このような時の対処にくのはどのような部署か」と。そして刑事さんは答えてくれた。
「特殊急襲部隊だ」
と。・・・
事を話し終えた俺は紅葉の元へ向かった。そんな移中ふと頭に浮かんだ。
                    
                    あの時俺が銃を奪いに行けば紅葉が傷つくことはなかった
と。その瞬間、送ってくれていた刑事さんに言った。
「特殊急襲部隊には俺でも今すぐにれますか」
「すぐには無理だろ。歳の事もあるし隊試験は超難関だぞ」
俺はすぐに言い返すかのように言った。
「歳のことはおそらくどうにかなります。それくらい自信もあります。俺の名前は泉信也です。調べてもらえばどういうことかは分かります」
「そんなに自信があるなら一応上に掛け合ってみるよ」
そう答えてくれた。やさしい刑事さんで良かった。
病院についたら正面玄関に紅葉がいた。テニスが出來るまでの回復は全治3週間。オレは紅葉に特殊急襲部隊を目指すこと。あの時俺が行けなかったことへの謝罪を伝えた。紅葉は許してくれた。けれど俺の気持ちは収まっていなかった。木下への復讐を心に決めた。もちろん殺すことではない。逮捕する。それが木下への俺の復讐だ。そう理解していた。
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最近は朝起きるのがつらくなりました。
みなさんはどうですか?
次回の更新予定は11月18日です。
次回は2話分更新予定です
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