《ACT(アクト)~俺の婚約者はSな毒舌キャラを演じてる…~》ピンチ! でも、やるしかない……!!
「ま、まぁ、そんな心配する必要ねぇよ。これはあくまで“テスト対策”なんだから。むしろここで課題が見つかって良かったくらいだ。大事なのはその課題をどうやって克服するかだ」
いつもと変わらない聲、口調で勵ましてくれている奏太君。
しかし、それは恐らく私を不安にさせないために頑張ってそういう風に振る舞っているだけで、心の中では焦りまくっているのは一目瞭然。――だって、“腕を組みながら指で貧乏ゆすりをする”という奏太君が焦ったり、テンパッたりしている時の癖がこれでもかという程出まくっているのが分かるから……。
本人は上手くを隠せてると思っているのだろうが、私にはバレバレ。普段ならそんな奏太君を前にすれば思わず吹き出してしまうんだけど、生憎、今はとてもじゃないけどそんな気分にはなれない。
クシャ…
私は“そんな気分”になれない原因を握る手に自然と力がっていることを自覚した。
現代文57點、古文53點、日本史65點、世界史59點、生64點、化學50點、英語リーディング55點、英語(文法)51點…そして、數學Ⅱ33點、數學B32點。70點以上が安全圏だと言われたこの“奏太君手作りのテスト対策プリント”で、まさかの70點以上の科目0…赤點スレスレ30點臺が2科目という結果を叩きだしてしまうなんて……。茫然自失……まさにこの言葉がぴったりの今の私に、笑う余裕なんて微塵もなかった。
「多分、お前は公式の暗記はちゃんとできてる。ただ、それをどの問題で使えばいいのかがイマイチ分かってないだけなんだ」
テスト初日まで殘り2日。他の科目も完璧とは言えない中での30點臺2科目……。
あんなに頑張ったのに……どうして……? ――この狀況の中、頭に浮かんでくるのはこの言葉ばかりだった。
テスト2週間前からのテスト勉強。
休み時間は全て奏太君に勉強を教えてもらう時間に使い、家では一人で復習。私的には今までのテストで一番頑張ったと言っても過言ではなかったし、奏太君にも彼自の時間を犠牲にしてまで勉強を教えてもらった。それなのに、こんな結果しか殘せないなんて……!! 自分自のけなさに、思わず私は俯き、を噛んでいた。
だけど……
「とりあえず次の休み時間からは全科目の大まかな解説が終わったら、數學2科目の公式をもう一回しっかりと説明するつもりだ。家に帰ってからは他の科目の復習。試験日が近い科目優先でやってくれ――できるか?」
今は落ち込んだり嘆いている場合じゃない。落ち込むのはテストが終わった後いくらでもできる。今自分にできることをやらないと……。
「うん! 當然だよ!」
私はショックな気持ちを心の中に封印し、奏太君が説明した今後の方針に笑顔で元気よく答えた。
そして、晝休み。
「この“X2-1=0”みたいに“●x”の部分が無い場合に使うのがこの公式で――」
どういう問題の時にどの公式を使うか――公式の一つ一つを心焦りながらも、懇切丁寧に解説してくれる奏太君の授業が始まった。
本日4度目の奏太先生の授業のおかげで大分理解してきたような気がする! ……でも、それはあくまで分かってきた気がするだけ。良い點を取るためにはまだまだ足りない。このままテストに臨めば"テスト対策プリント"の二の舞になっちゃう。
もっとやるなきゃ……! もっと問題を解かきゃ……!! 何より結果を出さなきゃ……!!! そうじゃなきゃ、私なんかのために、自分の勉強時間を犠牲にしてまで丁寧な説明をしてくれている奏太君に申し訳なさ過ぎる。――と、そんなことを考えていると、
「それで、こういう形の公式はだな――」
彼の解説を聞きながら、私の中の焦りはどんどん増幅していき……。
「自分でもなんとかしなきゃ……テストが終わるまで徹夜でも何でもして……!」
「あ? なんだって?」
「ううん、何でもない」
この日から、私は休憩時間なし、ご飯の時も、お風呂にる時も、さらには極限まで睡眠時間を削って徹底的に勉強し……何とかテスト本番を迎えるたのだが……。
「もう・・・・働きたくないんです」冒険者なんか辭めてやる。今更、待遇を変えるからとお願いされてもお斷りです。僕はぜーったい働きません。【漫畫1巻+書籍2巻】
元E級冒険者のエクス19才。 才能の全てを【効果時間延長】に特化した異才の魔導師は、14才から冒険者になり5年間。真面目に頑張った。 しかしながら、少年は魔導師としては早熟だったが、人生経験は未熟だった。 お人好しの彼は周りの大人達にいいように搾取されていき、年中無休で奴隷のようにこき使われながら、馬鹿にされる日々を過ごす羽目に。 ついに過労で倒れてしまい玄関先で目を覚ましたある日。涙が止まらなくなり、ようやく自分の心と向き合う。 こんな仕事、辭めてやるっ! 初級魔法しか使えないエクスは、便利な奴隷くらいにしか思われていなかったが、エクスの異常に長持ちする初級魔法の効果が一つまた一つと切れてくるにつれ、だんだんと事態が深刻になっていく。 エクスの代わりなど誰もいなかったと慌てふためいた時には、もう遅い。 脅してきても、すがりついてきても、ニッコリ笑って全部お斷り。 僕はもう、ぜーったい働きません!
8 102【WEB版】劣等賢者のケモノ魔法革命〜「獣人は魔法が使えない劣等種だ」と宮廷魔術師から追放されたけど、弟子とFランク冒険者を満喫してたら、いつの間にか最強の魔法學院ができていた〜:書籍化+コミカライズ
第一部完結。 書籍化&コミカライズ決定しました。 「アンジェリカさん、あなたはクビです!」 ここは獣人は魔法を使えないことから、劣等種と呼ばれている世界。 主人公アンジェリカは鍛錬の結果、貓人でありながら強力な魔法を使う賢者である。 一部の人間たちは畏怖と侮蔑の両方を込めて、彼女を【劣等賢者】と呼ぶのだった。 彼女はとある國の宮廷魔術師として迎えられるも、頑張りが正當に認められず解雇される。 しかし、彼女はめげなかった。 無職になった彼女はあることを誓う。 もう一度、Fランク冒険者からやり直すのだ!と。 彼女は魔法學院を追いだされた劣等生の弟子とともにスローな冒険を始める。 しかも、どういうわけか、ことごとく無自覚に巨悪をくじいてしまう。 これはブラック職場から解放された主人公がFランク冒険者として再起し、獣人のための魔法學院を生み出し、奇跡(悪夢?)の魔法革命を起こす物語。 とにかくカワイイ女の子+どうぶつ萬歳の內容です。 基本的に女の子同士がわちゃわちゃして、ドタバタして、なんだかんだで解決します。 登場する獣人のイメージは普通の人間にケモミミと尻尾がついた感じであります。 ところどころ、貓や犬やウサギや動物全般に対する獨斷と偏見がうかがえますので、ご注意を。 女性主人公、戀愛要素なしの、軽い気持ちで読める內容になっています。 拙著「灼熱の魔女様の楽しい溫泉領地経営」と同じように、ギャグベースのお話です。 評価・ブックマーク、ありがとうございます! 誤字脫字報告、感謝しております! ご感想は本當に勵みにしております。
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