《蛆神様》第11話《新覚シュークリーム》
あたしの名前は小島ハツナ。
たまには友達と部活帰りに寄り道してご飯を食べることもある高校一年生だ。
「はぁーい! JKのみなさんこんにちわぁ!」
髭を金に染めた胡散臭いコック長が、カウンターに座るあたしとトモミ、ミク、柴田の順番で握手してくる。
駅前にできたという新覚のシュークリーム屋さん。柴田がちょっと寄ろうぜの一言でってみた。
「はぁーい! グッドイブニーング!」
カウンターに座ったまま、あたしたちはずっと黙っている。
「では新作のボトムシュークリームをみなさんにお作りしまーす!」
コックがそういうと、カウンターの上をピンヒールを履いた超ミニスカウエィトレスが歩いてきた。
目の前のカウンターテーブルには、蓋が開いたシュークリームの生地が皿の上に置かれている。
ウェイトレスがその皿の上にり、腰を落としてスカートをまくし上げた。
何をするのか予想がついた。
「あああああううう!」
聲を上げながら、ウェイトレスがから白いクリームを捻り出していく。
くりんっと用に巻いた後、トモミの席に移して同じことを繰り返す。
ウェイトレスは柴田の分までやり終わると、ティッシュでを拭いて颯爽と去っていった。
コックが笑顔でいった。
「蛆神様にお願いして作ったヒューマンボトムシュークリーム! さぁ召し上がれ!」
食えるか。
そう思った。
終
反逆者として王國で処刑された隠れ最強騎士〜心優しき悪役皇女様のために蘇り、人生難易度ベリーハードな帝國ルートで覇道を歩む彼女を幸せにする!〜【書籍化&コミカライズ決定!】
【書籍化&コミカライズ決定!】 引き続きよろしくお願い致します! 発売時期、出版社様、レーベル、イラストレーター様に関しては情報解禁されるまで暫くお待ちください。 「アルディア=グレーツ、反逆罪を認める……ということで良いのだな?」 選択肢なんてものは最初からなかった……。 王國に盡くしてきた騎士の一人、アルディア=グレーツは敵國と通じていたという罪をかけられ、処刑されてしまう。 彼が最後に頭に思い浮かべたのは敵國の優しき皇女の姿であった。 『──私は貴方のことが欲しい』 かつて投げかけられた、あの言葉。 それは敵同士という相容れぬ関係性が邪魔をして、成就することのなかった彼女の願いだった。 ヴァルカン帝國の皇女、 ヴァルトルーネ=フォン=フェルシュドルフ。 生まれ変わったら、また皇女様に會いたい。 そして、もしまた出會えることが出來たら……今度はきっと──あの人の味方であり続けたい。王國のために盡くした一人の騎士はそう力強く願いながら、斷頭臺の上で空を見上げた。 死の間際に唱えた淡く、非現実的な願い。 葉うはずもない願いを唱えた彼は、苦しみながらその生涯に幕を下ろす。 ……はずだった。 しかし、その強い願いはアルディアの消えかけた未來を再び照らす──。 彼の波亂に満ちた人生が再び動き出した。 【2022.4.22-24】 ハイファンタジー日間ランキング1位を獲得致しました。 (日間総合も4日にランクイン!) 総合50000pt達成。 ブックマーク10000達成。 本當にありがとうございます! このまま頑張って參りますので、今後ともよろしくお願い致します。 【ハイファンタジー】 日間1位 週間2位 月間4位 四半期10位 年間64位 【総合】 日間4位 週間6位 月間15位 四半期38位 【4,500,000pv達成!】 【500,000ua達成!】 ※短時間で読みやすいように1話ごとは短め(1000字〜2000字程度)で作っております。ご了承願います。
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