あ、あぁ。來てくれた。あいつが！

「誰だ貴様！くな、撃つぞ！」

M16を構えたまま怒りをあらわにしながらぶ。

「そんな騒なものを向けられたら抵抗のしようがない。おい。やめてくれよ？俺もまだやりたいことがある。」

黒いコートにサングラス。黒のマスク黒の帽子。全が黒の男はふざけたじで言う。

「調子にのると痛い目を見るぞ。このようにな！」

そう言って撃とうとした瞬間、ここのクラスと反対方向のクラスから音が響いた。

「なっ...」

驚きのあまり銃を落とす。その瞬間を逃さず黒にを包んだ男は突進した。

犯人は倒れ黒男に銃を取られる。すると二度目の音がし、同時に全學年が我先にと玄関に走り出す。ヒロトのクラスも同じで一斉にクラスから出て行く。まるでアメに群がるアリだ。

しかしヒロトは違った。その場に殘ったのだ。

朝彼のお話を持ちかけてきた友達が「おい、早く逃げるぞ！死ぬぞ！」とんでいる。

こういうときは人間、落ち著いてられずに真っ先に逃げようとする。冷靜になれば安全なこともあるのに冷靜になれず暴れ馬のごとく暴れまわる。

「冷靜に考えろ！発が2回もおきてるんだ！まだ他にも弾があるんじゃないのか！かえって危険だ！」

そうんだが悲鳴と走る音でかき消されてしまう。

「ヒロト君。君の判斷は正しい。今行くと返って危険だ。」

黒男は何もなかったのかのように落ち著いていた。犯人はいつの間にか縛り付けてあった。

「へっ...し、早かったが、もうじき次の発が起こる...はぁ、はぁ。場所は......２階のどこかだ...場所まではしらねぇ...」

犯人は呼吸を荒くしながら言った。おそらく他にも犯人がいる。

「おい、どうするんだ黒男！みんなが、死ぬかもしれないんだぞ！」

「まあまあ。落ち著け。」

「落ち著いていられるか！」

くそ！ただ見てることしかできない自分たちが腹立たしい。

後の仕事はすべてSMUがやることなのだが見てるだけというのも糞悪い。

「おい、沖田。お前はこのまま見てられるか？」

囁くように言った。

「見てられませんが、今僕たちが行っても何も出來ません。なので僕たちに出來ることをやりましょう！逃げてきた人の保護とか！」

「バカが。それもSMUがやる。俺らが出來ることなんてな、通規制とかぐらいしかねんだよっ！」

「しかしそれは通警察がやることで僕たちの役ではありません...」

「くそっ！」

地面を蹴った。

「ぼ、僕の妹がいるのに..」

「なっ、なぜそれを早く言わない！」

「違うと思ってたんですけどまさかのです。」

沖田は相當つらいだろうな。まさか妹の高校で発が起きるとは思ってもいなかっただろう。

そうしていると、3度目の発が起きたー

3度目の発が起きた。ものすごい音とともに悲鳴があがり様々なが渦巻く混沌とした狀況になった。

「手遅れか...」

「噓だろ...」

発でどれだけの犠牲者が出ただろうか。そう考えただけで頭痛がする。

「いくぞ！」

黒男は全速力で教室をでる。「まて！」ヒロトは後を追いかけた。

黒男は華麗なのこなしで次々と人ごみをすり抜けていく。

「おい、待てって！」

ヒロトは必死に走るもたくさんの人に阻まれ進めない。

「ヒロト君！私はおそらく職質される。職員室へいけ！」

怪しいって言う自覚があるなら怪しくないようにしろ！

なんていう暇は無い。職員室へ抜けて抜けて頑張って行く。

すると職員用エレベーターを使って逃げようと考えた人たちで溢れかえっていた。

職員室にるか。そう思いろうとしたその瞬間。

ー何かに躓いて転んだー

「くそっ！黒男！何すればいいんだ！」

何に躓いたのか。見てみるとそこにはー

典型的な時限弾があった