俺の名前は佐藤篤樹(サトウアツキ)。

見た目は子供、頭脳は大人の6歳児(神年齢26)の保育園児である。

晝食が終わり、し時間が経ち、暖かな大気に包まれた中庭へと園児たちが外へと駆け出していく頃。俺も一緒に外へと飛び出して、

俺は今、ある作戦のために必死に準備を整えている。

俺の掲げる目標というのは、輝く俺自から見てみれば、この日本の現代社會の救世主となりうる行為である。

なのだが、凡庸な人々から見たら、俺が今しようとしていることはとても下らないように見えてしまうであろう……

俺は、をみんな俺のものにしたい。

可い妻たちに囲まれて、人生を謳歌したい。

そんな俺のがきっと日本の社會を大改革する。

そんな日がいつかきっとくると俺はおもっている。

今の日本では子高齢化がかなりの速度で進んでいるわけだが、そんな狀況を打開する一つの妙案を思いついた。

俺がたくさんの嫁を娶り、たくさんの子供を作れば良い！

それが可能にできるのはきっとこの日本の中に俺くらいしかいないだろう。

俺はここ日本で新たな歴史を創り出す！

俺は新日本を創り出す立役者となるのだ！

そんな大きな目標の前に、俺には今やらなければならないことがある。

それは黒髪ツインテール、真紅の瞳。純白のパンツのの攻略である。

何をし遂げるにせよ、まずは小さい事の積み重ねが大切だと俺は思うよ。まぁ、そんなことは置いといて……

このは何かにつけ、俺をいじめてきたわけだが、將來かなりのになることを知ったために、野放しにしてはおけない。

＝俺のもの　という方程式が俺の脳で構築されているために俺はこのを攻略するための準備に時間を費やす。

【親度鑑定】によって彼の嫌いなことが明らかとなった。彼の嫌いなことというのは、"一人でいること"である。

彼は強い気の持ち主のくせに、かなりの寂しがり屋さんらしい。

意外と可いところもあるんだなぁ……

人はやっぱり相手の意外な一面をみて興味を持つものだよね……そんなことも置いといて……

嫌いなこと"一人でいること"を利用して、俺はいじめっ子の心をもつかんでやる。

俺が考えた作戦はこうである。

何とかして、いじめっ子を一人の空間へと追い込み、閉じ込める、まぁ幽閉するわけだ。

そこで彼は一人の寂しさに恐怖をじ悲嘆にくれる。

そんな彼の下に、俺が颯爽と現れて彼に優しく手を差しべる。

そして、いじめっ子の俺に対する親度が上がる。

そして、彼の親度が80%を超えたときに強引にでも彼のを奪う。

これが俺の考えた作戦である。

おい！　そこのきみ！　犯罪者とか思わないでくれよ？　これは現代日本のためであって、俺個人のだけじゃないんだからな！　まぁ、しは俺のもあるが、勘違いはしてしくないなぁ……そう！　これは新世界のため！

『HAHAHAHA』

乾いた神の笑い聲が脳響き渡った。

よし、じゃあ作戦を始めようか。

まず、重要なのは彼をどこに幽閉するのか、そしてどんな風にその場にい込むかである。

彼の気を惹きつける方法。

それが今回の最大のポイントである。

彼を惹きつけるエサは何かないか……

とそこに、彼の【好きなもの】が表示された。

そう。それは、俺をいじめること。

何がそんなに面白いんだろうか……

好きなことにいじめることがってるなんて、こいつの人生相當つまんないんじゃないか？　まぁ、そんなことは置いといて……

俺をいじめることが大好きな彼は、きっと俺をかなりの頻度で眺めているはずである。

そんなときに俺が不自然な行をしていたら、きっと俺のことが気になって仕方ないことだろう。

自意識過剰なんじゃないのか、って？

そりゃ、そうかもしれないけど、ある程度はいいよね？

よし、自分のを張って彼をある場所へい込もう。

そして、い込んだ彼を幽閉。

時間を開けて解放、救出。

そんな作戦が実行できるのはお晝を食べた後、1時間の間でしかできないだろう。

そうして、俺はお晝を食べた後、いつも通りに外遊びのために外へと駆け出してあったのである。

そんな俺に彼も隠れながらもしっかりとついてきている。

よし、完全に準備は整った。

俺が今いる、保育園の中庭にはたくさんの遊が存在している。

上り棒に、鉄棒、そして、アスレチック、小さな小山、砂場。

遊の整備はしっかりとなされていて、安心して子供達も遊ぶことができる。

俺は他の子供各々が好きな遊に向かう中、俺は遊とは逆方向の建裏にむけて歩き出していった。

建の裏には木が鬱蒼と立ち並んでいてそこにはポツンと置の倉庫があった。

その倉庫の扉はスライド式ではないドアノブ式の扉でかなり腐朽したものだった。

建て付けが悪く、開閉するのにはかなりの力がいる。

この倉庫こそが今回彼を幽閉する場所である。

俺はそこの中へと彼をい込むために、いろいろ小細工をしておいた。

決戦の相手はたかが、6歳の保育園児。

どれだけ荒削りな作戦でもきっと通用すると考えた俺は、扉の中に俺がっていったように見せかけるために、扉を開けっぱなしにして、彼がっていくのをった。

俺は建裏へと行く際に彼が俺の後ろから來るのを確認していたので、偽裝工作を済ませた後、彼に見つからないように鬱蒼と茂る木に紛れて、姿をかくした。

俺がしたことは倉庫の扉をあけて、隠れる。そんなけのことだ。

彼は俺の思通り、周りを見渡した後、開いたドアの倉庫へと注意を向け、元気よく駆け出して中へとっていった。

うん！　やっぱり、保育園児はちょろいな……

よし！　ここまでは順調だ！

俺はここで、周りに誰もいないかを確認して、【作】を使い、全の筋を強化し、思いっきり駆け出して、彼がっていった扉の鍵を掛けるために全力疾走で駆け出していった。

「ガチャン」

俺は黒髪ツインテール純白のパンツのの幽閉に功した。

ヘッヘッへへ、これでひと段落ついたぜ。

後は30分したら、何食わぬ顔で鍵を開けて、助けてやればこれでこいつはおれのものだ。ヘッヘッへへ。

俺は一仕事終えたかのように額の汗を拭いとり、アリバイ作りのために春先生の元へと向かっていった。

6歳なら何しても良いよね！　可いからさ！